JWCO 日本福祉協議機構
JWCO 一般社団法人 日本福祉協議機構(以下、JWCO)が運営する就労継続支援B型事業所「UNIBO」は、bring up株式会社が開発する『居場所提供型メタバース』を活用した新メタバースサービス【Minna(みんな)】α版をリリースし、能登半島震災被災者へサービス無償提供に向け実証実験を開始いたします。
新メタバースサービス【Minna】で被災地支援とは
能登半島震災から1ヶ月。ニュースやSNSでは被災地の方々の様々な姿が流れ、その度に日本中が胸が締め付けられる思いでいたのではないかと思います。私たちも自分たちにできることはないかと団体災害支援チームを発足。私たちJWCOはかねてよりグループ会社bring up株式会社で開発する『居場所提供型メタバース』を活用し不登校や引きこもり支援を行っております。震災後に、学校へ行けなくなった子どもたち、受験生なのに勉強できなくなった学生、辛い経験をしたのに心のケアが足りていない人、集団避難で離れ離れになった児童など、災害により「居場所」が無くなってしまった被災地の児童や学生たちに届けられないかという想いで、新メタバースサービス【Minna(みんな)】の制作チームを発足。
今後石川県の学生と実証実験を開始し、細やかな配慮をしながら「今孤独とたたかっている人」を救えるサービスとなれるようα版をリリースいたします。
Minnaで可能な「居場所」支援
メタバース内では「アバター」という分身を作ることができる為、まず、着替えができない、お風呂に入れないなどQOLが低下している避難生活でも参加しやすいことが利点となります。
【ロビー】
自由なコミニティースペース。避難中で居場所が無くなってしまった方にとって、居場所の提供となり孤独の解消を行う。
【教室】
授業Liveや学習支援など遠隔での学習支援が可能となります。現在「名古屋つばめ塾」様(https://n-tubame.amebaownd.com/)の塾講師の方々(10〜20名)が支援に名乗り出てくださり今後連携し学習支援の構築を進めます。
【心の保健室】
心のケア専門家が、被災による心の疲れなどのメンタル面のサポートを行います。
現在 医療法人アライフサポート様(https://cocokara-heartclinic.com/)がご協力に名乗り出てくださり、今後の心のケアにおけるサポート体制づくりを進めます。
被災地外にいても遠隔でできる支援が増える未来を
私たちもそうだったように、大きな災害時、被災地外にいる人にとっても、心が落ち着かない日々となります。「何かできることはないか」と思いながらも、直接的な支援に移すのは様々な配慮の観点から言っても難しい。そんな時、メタバース内で、勉強を教えたり、悩みを聞いたり、必要なものはないかと直接被災者ニーズを確認できたり、離れた場所からも支援が可能な仕組みづくりが目的です。
JWCOが運営する、障がい者就労継続支援B型事業所である「UNIBO」にてメタバース空間での3Dモデリングなどの制作を行っています。
また、インターン生としてきてくれている『名古屋国際工科大学』『松本国際高等学校 名古屋校』の学生も制作に参加。支援の輪がどんどん広がっているのを感じています。
連携・協力 大募集中です!
現在、被災地へ無償サービスの提供を目指し、社内で開発と制作を行ないα版リリースでの実証実験をこれから石川県の学生とスタートさせていきます。一日でも早く、被災地で活用できるように協力いただける方を募集しています。
<開発・制作>
・サービスサイト制作
・3D(メタバース)制作 など
<メタバース内パートナー>
・教室での学習支援(大学生や塾講師の方など)
・心の保健室でのメンタルケア(精神科医、臨床心理士、公認心理士、看護師、保健師さんなど)
<被災地へのPCの寄付>
現在スマホ版での開発も進めておりますが、現地聞き取りではパソコンが壊れてしまった、持ち出せなかったなどの状況を確認しております。現地の学生へパソコンを寄付してくださる企業・団体様も募集しています。
被災地での生活、インフラ、経済的復興も今後迅速な支援が求められる中、ある日突然「居場所」を失ってした「孤独」。復興できるその日まで「孤独」を減らし、仮想空間が心の支えになってくれたらという想いです。
<サービスについてのお問い合わせ>
【運営サポート】JWCO 日本福祉協議機構 https://n-fukushi.jp/
【TEL】052-715-9666(担当)広報:石田
【お問い合わせ公式LINE】https://lin.ee/pkrxzW4