「私は、みんなの生活の養分にして欲しい」イラストレーターでVTuberのしぐれういがリアルライブ開催

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今年の5月にVTuber活動5周年を迎え、2冊目の画集の発表、2度目の個展開催、2枚目のアルバムリリースと、さまざまな5周年企画を行ってきたイラストレーター&VTuberのしぐれういさん。10月2日(水)には、「しぐれうい 5th Anniversary Project」の最後を飾る初めてのソロライブ「SHIGURE UI 5th Anniversary Live “masterpiece”」が、パシフィコ横浜の国立大ホールで開催された。

現地会場のチケットは、前売り完売のプラチナチケットとなったが、SPWNでのオンライン配信も実施(日本以外はStagecrowdで配信)。YouTubeのしぐれうい公式チャンネルでは、冒頭無料配信も行われた。

この記事は、オンライン配信による視聴レポートだが、掲載されている画像は、オンライン配信のスクリーンショット現地で撮影されたオフィシャル写真。今からでもアーカイブが視聴可能(視聴期間2024年10月16日(水) 23:59まで)なオンライン配信で感じられる魅力と、現地の写真ならではの空気感の両方を味わって欲しい。


イラストの中からしぐれういが登場

最大収容人数5000人を越えるパシフィコ横浜の国立大ホール。カメラに映る範囲は、当然、一切の空席がない。ライブ恒例の開演直前の会場アナウンスを担当したのは、しぐれさんがビジュアルを担当した二人目のVTuberである「ぶいすぽっ!」の女子高生(?)担当、千燈ゆうひさん。ライブ中の諸注意を伝えた後は、千燈さんのリードで「うい麦畑でつかまえて」のコーレス練習が行われた。

千燈さんの温かみのあるアナウンスでほっこりした空気になった直後、おそらく会場のどこかに展示された9枚のイラストがモニターに映る。そのすべてがしぐれさんの作品で、中央に飾られているのは、勢いよく突き出された右腕と楽しそうな笑顔が印象的なしぐれさんの姿。個展「雨を手繰る」では特大フィギュアも展示され注目を集めたライブキービジュアルのイラストで、5周年プロジェクトで描き下ろされたイラストの中でも特に印象強い作品の一つだ。イラストの下のプレートには、「masterpiece」というタイトルが書いてある。

そのイラストの中からにょっきっと手を伸ばし、絵の外へと出てきたしぐれさんは、キョロキョロと周囲を確認。場所を確認した後、「よし!」とばかりに握り拳は握ったものの、あまり気負いも無さそうに、両手をパタパタとさせながら5000人が待つステージへと歩いて行く。

ライブ2日前の夜には、額縁に入った状態で「絵の中からこんばんはと題した配信を行っていたしぐれさん。ライブ初心者に向けて「ライブ参戦の心得」を伝えるというライブ直前にぴったりな配信内容だったため、絵の中から配信していることに意味があるとは思っていなかったのだが、イラストの内容も含めて、このライブのオープニングに繋がっていた。まるで散歩にでも行くように気負いなくステージに向かう後ろ姿は、とても「VTuberしぐれうい」らしく、解釈一致だ。

1曲目は、9月11日にリリースされた2ndアルバム『fiction』の収録曲『ハッピーヒプノシズム』。2日前の配信では、ライブの準備期間の関係で「あんまり『fiction』からは、やらないかもしれない(笑)」と話していたのだが、開幕から貴重なカードを切ってきた。「楽しいね。これから錯覚しようよ」と呼びかける冒頭の歌詞は、演者とファンが世界観を共有していることが大前提なVTuberのライブで、最初に歌うフレーズとして相応しすぎる。

「みんなー来てくれて、ありがとう。今日は、一緒に楽しもう!」

ステージの左右を大きく使い、可愛い歌声とダンスやステップを披露するしぐれさん。「まるでアイドルみたいだ」と感動していると、最初のMCは、「いえ~い。はあ、疲れたなあ」という、ちょっとはしゃいだ後のおじさんのような一言から始まり、一瞬で目を覚まさせてくれる。

2022年5月に開催された初のリアルイベント『うい・おん・すてーじ -雨上がりの文化祭-』でもライブパートはあったが、まだコロナ禍だったため観客の声出しはNG。このライブが、しぐれさんにとってもファンにとっても、初めての声出し可能なライブだ。「オタクは普段、声を出さないと思うので、声出しの練習の時間を取ってあげますよ」と、いつもの配信のようにファンを軽く煽りながらも、しぐれさん自身がとても楽しそうに「オタク」とのコールアンドレスポンスを繰り返していた。


新曲『うい麦畑でつかまえて』をライブ初披露

「次のブロックは、けっこう声が出せそうな感じの曲なので」と大きなコールをリクエストした後の2曲目では、アニメ『うる星やつら』のED『トウキョウ・シャンディ・ランデヴ』をカバー。EDM調の曲に合わせて、会場には無数のレーザー光線が走る。そんなド派手なステージでしぐれさんは、歌唱前の「体力温存していきます」という言葉は何だったのかと思うほど、全身で踊り歌い続けた。

3曲目は、ライブ前にコーレス練習動画も公開されていた2ndアルバム収録曲『うい麦畑でつかまえて』。5月末にYouTubeで公開されたMVが、すでに2126万回も再生されている超人気曲だ。「いくぞ、お前ら、パシフィコ揺らせー!」と力強く叫んだ後、一度聴くだけでフレーズが耳に残る楽しい楽曲に乗せて、まったく疲れも見せず、元気なパフォーマンスを見せるしぐれさん。しぐれさんとファンが一緒に築いてきた関係性だからこそエンタメとして成立する煽りまくりの歌詞は、ライブで聴くとますます楽しい。

MCを挟んで、ゲーム『NEEDY GIRL OVERDOSE』のテーマソング『INTERNET OVERDOSE』のカバー。闇があり病みがちな地雷系女子を育成するゲームの楽曲で、個人的に「絶対に病むことはないだろう」という謎の信頼感がある「VTuberしぐれうい」とは、少しミスマッチな印象もある選曲だった。しかし、ヒロインの不安定な情緒のように大きく変化する曲調に合わせて、しぐれさんの歌声も大きく変化。天使のような可愛さも、病みモードの妖しさも魅力的だ。しぐれさんの活動を追いかけていると誰もが思うことで、今さらライブレポートに書くことでもないのだが、「本業はイラストレーターなんだよな……」という思いが頭に浮かぶ。

4年前、別媒体でインタビューした際には、「小さい頃から歌に苦手意識があったので、歌声を配信でさらすなんて本当に1mmも思ってなかったです」と語っていたのだが、もしかして、嘘だったのかなと疑いたくなるほど表現力のある歌声。その上、安定感も素晴らしい。ダンスの上達ぶりと共に、ファンに見えない部分での努力を感じさせる。

曲の終盤、可愛くパラパラダンスを踊っていると、VTuberにとってのステージであるスクリーンにノイズが走り始める。そして、曲の終わりと共にスクリーンが真っ暗になり、後光のような光が差す中、浮かんできたシルエットは、おさげでランドセルを背負った、あの小さな女の子の姿。しぐれうい(9さい)の登場に、観客の歓喜の声は、配信でもはっきり分かるほど、本日の最高のボリュームになっていた。


しぐれうい(9さい)の 『粛聖!! ロリ神レクイエム☆』

ういちゃんの後ろには、いつの間にか武骨な鉄格子で囲まれた独房が見えている。9歳の女の子を崇める「おにいちゃん、おねえちゃん」が待ちに待った、刑務所ファンミーティングの開幕だ。もちろん、歌う曲は、YouTubeの視聴回数が1.1億回を越える最強電波ソング『粛聖!! ロリ神レクイエム☆』。会場の歓声は、ますます熱狂的になり、鮮やかに光るペンライトの動きも、さらに激しさを増していく。

間奏のセリフパート、「はぁーい、獄中にいるみなしゃァーん」と、ういちゃんが元気に呼びかけると、「みーんな 晒しageますよ」とばかりに、鉄格子の向こうにペンライトを振る観客たちが映っていた。クリエイターのアイデアと技術の進歩によって、VTuberライブのステージ演出は、日々、進化を遂げているが、まさかの方向性での技術の活かされ方とアイデアに感心してしまう。開演前、千燈ゆうひさんのアナウンスでも、観客に対して「映像に映り込む可能性があります」という注意喚起はされていたが、まさか、自分が鉄格子の中に入るとは、誰も想像もしていなかっただろう。

『粛聖!! ロリ神レクイエム☆』のクライマックス、ういちゃんの「ういビーム」に撃たれて、歓喜の声を上げながら揺れまくる観客たち。会場は、ますます怪しい集会のようになっていたのだが、このときすでに鉄格子の中の客席映像は消えていた。元からの演出プランだと思うが、もしかしたら、さすがに晒せないほどの惨状だったのだろうか。

「ほんっとーに、きもちわるい」

最後のセリフに客席が大喜びしている中、スクリーンは真っ暗に。荘厳な鐘の音と共に明るくなると、見えてきたのは、王様のような豪奢な椅子に座って俯いているういちゃんの姿。流れて来たのは、大ヒットボカロ曲『神っぽいな』。信者たちに崇められる『ロリ神』な姿を観た直後だからか、人生に達観したような歌詞の楽曲でありながら、しぐれうい(9さい)が可愛く歌って違和感を感じない。逆に、宮殿のような背景も含めて、カバー曲のステージだとは思えないほど世界観が完成していた。

椅子から降りたういちゃんが、「みんな~ありがと~。このライブは、私が乗っ取ったよ~」と宣言し、「オタクー」と可愛くコーレスをしていると、ステージ左から「おいおい、お前、何やってるの」と、しぐれさんが乱入。ういちゃんをステージから追いだしてしまった。


企画コーナーでは、会場のファンに突っ込み

惜しまれつつ終了した神降臨ブロックの後は、企画コーナー「ファンサうちわ装飾コンテスト」。事前に募集したファンサうちわ(通称・指示厨うちわ)の中から優秀(?)なものをスクリーンで紹介し、その一つ一つにしぐれさんが鋭く突っ込んでいく。10点のうちわを紹介後、紹介されたうちわを作った人が会場にいるかを尋ねると、何人かがうちわを上げて振り始めた。すると、しぐれさんは、スタッフにうちわを振っている人のところへ向かって欲しいとリクエスト。「どういうつもりか聞くから(笑)」とマイクも渡して、5000人収容の会場で客いじりを始めた。可愛いイラストも描かれた「ドヤ顔して」うちわを作ったファンは、以前、配信でういさんが書いた後光のエフェクトがパスタのようだったというネタをいじっており、後光に本物のパスタを使用。「(パスタが)もったいない」「ちゃんと茹でて、食べてくださいね」と突っ込みながらも、しぐれさんは、「作ってくれて、ありがとう」と感謝し、リクエストに応えて可愛いドヤ顔も見せてくれた。

企画コーナー明けの7曲目は、1stアルバム『まだ雨はやまない』収録曲の『rainy lady』。雨というモチーフを愛する「イラストレーターしぐれうい」の世界観をそのまま表現したような楽曲は、美しくもどこか切なさを感じさせる。雨の中、真っ赤な傘を持って歌い踊る姿も、一瞬一瞬が1つの作品のように美しい。雨上がりの青空で、空に掲げた傘が消えていくラストは、VTuberのライブだからこその演出だ。

静かで心地良い余韻が消える間もなく、「ギラギラの太陽ガール」とハイテンションに歌い始めるしぐれさん。全身で元気にリズムを取りながら歌うのは、ホロライブ2期生大空スバルさんの1stオリジナルソング『太陽少女』だ。「イラストレーターしぐれうい」の最初の「娘(VTuber)」で、「VTuberしぐれうい」が生まれたきっかけでもあるスバルさん。自身のソロライブで楽曲をカバーするだけでも愛娘への愛情は伝わってくるのだが、間奏では、観客に向かって「この後、私が曲の中で『せーの』って言うので、そうしたら、『スバル大好きー』って一緒に叫んでくれますかー」と、親バカ過ぎて微笑ましいリクエスト。いつの間にか、スバルさんのイメージカラーの黄色に染まっていたパシフィコ横浜に、スバルさんへの愛が響き渡った。

9曲目は、2曲前の『rainy lady』と同じく1stアルバム収録曲の『Pris-Magic!』。雨上がりの虹のような明るくハッピーな曲だ。親子のオリジナル曲だけで、雨が降り、太陽が照らし、虹がかかるという美しい流れを作っている構成が素晴らしい。

MCでも、スバルさんへの愛とリスペクトを語ったしぐれさんは、「次が最後のブロックになります」と宣言。会場の「えー」という残念そうな声を聴きながら、「いやー、気持ち良いー」と嬉しそうな笑顔を見せる。おそらく、この観客のリアクションも、ライブ好きなしぐれさんがステージで体験したかったことなのだろう。


本編ラストは、新曲『勝手に生きましょ』

最後のブロックは、すりぃさんの『限りなく灰色へ』のカバーで始まる。薄曇りの空の下、雨降るビル街というステージが作る空気感は、この曲の歌詞やメロディとしぐれさんとの親和性をさらに高めていた。

11曲目は、いよわさんの楽曲『1000年生きてる』のカバー。2023年には、歌ってみた動画も公開している曲で、しぐれさんにとって、おそらく特別な思い入れのある曲。原曲のMVでは、額縁の中で生きているお姫様を描いているが、しぐれさんの歌ってみた動画では、イーゼルに立てかけられたキャンバスの中、しぐれさんがいるという形にアレンジ。キャンバスの中から出てきたしぐれさんが、イーゼルに腰掛ける姿なども描かれていた。そして、このステージでも中央にイーゼルとキャンバスが置かれ、動画と同じく腰かけながら歌っていく。自分が楽しみ、他の誰かも楽しませたいという一環したスタンスが、配信活動や言動から常に伝わってくるしぐれさん。イーゼルに立てかけられたキャンパスに腰掛けながら歌う姿は、VTuberの自分もイラストと同じく「しぐれうい」の作品の一つであることを象徴しているのだろうか。

ライブ本編のラストを飾る12曲目は、2ndアルバム収録曲『勝手に生きましょ』。『1000年生きてる』と同じ、いよわさんが作詞作曲を担当しており、しぐれさんいわく「5周年プロジェクトの根幹となる曲」。MVでは、黒髪制服のお絵かき少女と、VTuberのしぐれさんが順番に登場。曲の後半では、2人で一本の傘を掴んだまま、楽しいことも、驚きドキドキすることも一緒に経験していく。まるで、「イラストレーターしぐれうい」と「VTuberしぐれうい」の関係を表現したような映像になっていた。

ライブでは全編、VTuberの姿だが、1番でステージ上手から下手に歩き、一度、舞台袖に消えた後、2番では上手に向かう演出は、MVとも重なる。大サビでは、スクリーンを挟んで背中合わせになった2人のしぐれさんが登場。ラストへと向かう「かがみあわせで一回転」のフレーズ以降は、ステージ上に2人のしぐれさんが並び立ち、綺麗なハーモニーを響かせる。

そして、ラスサビは、1人になったしぐれさんがステージ中央で熱唱。指揮者のようなポーズで可愛く締めて、「ありがとう!」と言うと、跳ねるようにステージから去っていった。


「これが私のmasterpieceです」

スクリーンにライブのロゴが映った瞬間、客席から起こるアンコール。ロゴが消えて、客席が静まると、暗闇の中、スポットライトに照らされたしぐれさんが登場。ゲーム『初音ミク –Project DIVA- f』のオープニングテーマ『ODDS&ENDS』を透明感ある声で歌い上げる。

そして、ラスサビの途中、きらめく光の粒子に包まれて、衣装と髪型が変化。赤と白を基調に、より華やかになった新衣装をサプライズ披露した。

ファンの歓喜の声が響く中、アンコールの2曲目、『花ざかりWeekend✿』のイントロが流れ出す。『ODDS&ENDS』からは、ガラッと雰囲気が変わり、懐かしさも感じさせながら会場全体を盛り上げる楽曲。

ライブ本編は、全体の曲と曲の繋がりを大事にしたテーマ性の濃いセットリストになっていたが、アンコールに入ってからは、少し方向性の変化を感じた。観客の心をグッと引き込む曲の後、会場と一緒に盛り上がれて最高に楽しい曲という緩急の変化の大きな2曲で、真のラストスパートであるアンコールをさらに盛り上げていく。

2曲歌った後のMCは、そのまま新衣装の紹介タイムへ移行。客席に向けて、「おい! 回れって言え!」と上からリクエストする姿も可愛い。告知コーナーでは、グッズの事後通販このライブの映像商品化も発表されたが、最大のサプライズは、バーチャルシンガー化決定の発表。音声創作ソフト『VoiSona』で、しぐれさんの歌声を元にしたバーチャルシンガー「雨衣」が2025年に発売予定と発表されたのだ。しぐれさんにそっくりだが、全体的に色素が薄目でシックな装いの雨衣ちゃん(14歳)。筆者は、音楽的センスは皆無だが、雨衣ちゃんとは仲良くしてみたい。

最後のMCでは、「しぐれうい5周年プロジェクト、どうでした? 楽しんでいただけましたか?」と客席に問いかけ、返ってきた歓喜の声に「やって良かった」と笑顔を見せたしぐれさん。そして、トークは、しぐれさんの活動の核心へと迫る。

「私は、みんなから応援して欲しいっていうよりは、みんなの生活の養分にして欲しいんだよね。そういうことを今回の5周年プロジェクトを通じて、伝えられたら良いなと思っていたんですけど、伝わりましたか?」

「これからも、私のことはとっても楽しく観ていただけると、私が一番嬉しいなと思っています。私自身が楽しいこと好きだからさ、みんなが何も言わなくても、勝手に1人で楽しいことしているので、気が向いたら、それに乗って来てくれると嬉しいよ」

このスタンスで健康的にマイペースな活動をしてくれているからこそ、「VTuberしぐれうい」は、安心して推せるのだ。

そして、ついに訪れた5周年プロジェクトのフィナーレは、まさかの『愛言葉Ⅳ』。可愛く盛り上がる上に、「ありがとう」の思いが込められ、多幸感にもあふれており、ラストとして最高の選曲だ。

本日の15曲目を歌い終え、「これが私のmasterpieceです」と語ったしぐれさん。クリエイターがファンの前で宣言する「masterpiece」という言葉の重みを感じて、グッと胸が熱くなる。「私、定時退社がモットーだから」と言いつつも、最後の最後までステージ上を元気に動き回り、客席のファンに手を振っていた。

配信の映像が切り替わり、オープニングで映っていた9枚のイラストが飾られた場所へと戻るしぐれさん。そして、中央のイラストは、サプライズ披露された新衣装姿のしぐれさんに変わっていた。

終演後、会場に展示されていたイラスト。開演前の時点では、中央の額の中にいるしぐれさんは不在だった

VTuberデビューした5年前どころか、2、3年前でも想像できなかったスケールで活動の幅を広げ、イラストレーターとしては、かつてない形での5周年プロジェクトも大成功させたしぐれさん。すでに突入している6年目以降の活動では、どのように楽しませてもらえるのか? きっと、次の「masterpiece」(最高傑作)が生まれるまでの期間も、また驚かせ続けてもらえるに違いない。

●セットリスト
1.ハッピーヒプノシズム
2.トウキョウ・シャンディ・ランデヴ
3.うい麦畑でつかまえて
4.INTERNET OVERDOSE
5.粛聖!! ロリ神レクイエム☆
6.神っぽいな
7.rainy lady
8.太陽少女
9.Pris-Magic!
10.限りなく灰色へ
11.1000年生きてる
12.勝手に生きましょ
13.ODDS&ENDS
14.花ざかりWeekend✿
15.愛言葉Ⅳ


 (TEXT by Daisuke Marumoto


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