星街すいせい&宝鐘マリンのユニット「すいマリ」も登場!「hololive 7th fes.STAGE4」レポート

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3月6日(金)~8日(日)に、幕張メッセ国際展示場の1~3ホールで開催されたホロライブ7度目の全体フェス「hololive 7th fes. Ridin’ on Dreams」(以下、「7th fes」)。3日間で行われた「hololive STAGE 1」~「hololive STAGE 4」、全4公演をPANORAは現地取材。この記事では、最終公演となった8日(日)の「STAGE4」の模様をダイジェストで紹介する。

「STAGE4」の出演者は、ロボ子さん、星街すいせいさん、アキ・ローゼンタールさん、宝鐘マリンさん、常闇トワさん、ムーナ・ホシノヴァさん、アーニャ・メルフィッサさん、カエラ・コヴァルスキアさん、森カリオペさん、オーロ・クロニーさん、古石ビジュ―さん、ネリッサ・レイヴンクロフトさん、音乃瀬奏さん、一条莉々華さん、儒烏風亭らでんさん、轟はじめさんの16名。他の3公演と同じく最初と最後の全員曲以外に、ソロとユニットで1人1曲ずつ歌う形式の約2時間半、全24曲のライブだった。

【チラ見せ】hololive 7th fes. Ridin’ on Dreams STAGE4【#hololivefesEXPO26_DAY3】


最終公演のトップバッターはトワ様!

2つのステージと2つの4人乗りトロッコを使った全員曲のパフォーマンスでライブは開幕。まずは、ロボ子さん、すいせいさん、アキロゼさん、トワさん、ムーナさん、カリオペさん、クロニーさん、ネリッサさんの8名と、マリンさん、アーニャさん、カエラさん、ビジュ―さん、奏さん、莉々華さん、らでんさん、はじめさんの8名に分かれ、客席エリアから見て前後にあるステージに登場。両ステージとも上下の2段に4人ずつ並んでいる。

指揮者のような手振りと一緒に「hololive 6th fes. Color Rise Harmony」のテーマ曲「Color Rise Harmony」の冒頭を歌った後は、下段のロボ子さん、すいせいさん、アキロゼさん、ネリッサさんと、マリンさん、アーニャさん、カエラさん、ビジュ―さんがトロッコへと移動。満員の観客席エリアに作られたルートを通って、会場の中央へとゆっくり進んで行く。長方形のトロッコは、2列に並べる奥行きもあり、乗っているホロメンは左右に分かれて、目の前で見上げている観客にファンサ。トロッコが近付くと、周辺のファンは大いに盛り上がっていく。このトロッコ演出のおかげで、いわゆる「当たり席」の数が一気に増えたはずで、現地ファンの満足度は大いに上がったことだろう。

ホールの中央まで進んだトロッコは、2台並んで停止。ステージとトロッコのメンバーが入れ替わった後、「hololive 4th fes. Our Bright Parade」のテーマ曲「Our Bright Parade」を歌いながら、トロッコはステージ方向へと戻って行く。片方のトロッコには、昨年12月の「ReGLOSS 1st Live “Flashpoint”」で披露された新衣装を身に着けている奏さん、莉々華さん、らでんさん、はじめさんが一緒に乗っており、ReGLOSSのファンは特に歓喜したことだろう。

全員曲の後、3ホール側のステージに登場したソロのトップバッターは、ホロライブ4期生のトワさん

「『ホロライブ 7th fes』、幕張! 最後のステージだー!」

観客を煽ると、ハスキーだが強くて重さもある個性的な歌声で、テレビアニメ「勇者パーティを追い出された器用貧乏」の主題歌「シルベ」を熱唱した。


マリン船長はメドレーを披露!

熱いけどクールでもあるパフォーマンスで会場を熱狂させた「トワ様」に続いて同じステージに登場したネリッサさんは、オリジナル曲「お嫁♡HOLIC」を披露。ステージを左右に大きく使いながら、IOSYSが作詞作曲した濃い電波ソングを抜群の歌唱力で歌っていく。ヤンデレ気味な歌詞の内容もネリッサさんのボーカルも情緒の変化が激しく怖くて可愛い。

4番手のマリンさんが歌ったのは、「A Horny Money World ~伝説の夜~」「美少女無罪♡パイレーツ」のメドレー。マリンさんが登場した瞬間から会場中のファンが大歓声を上げ、歌い始めるとコールもしっかり揃っていることに、マリンさんの人気を改めて実感した。そして、「美少女無罪」に曲が切り替わりメドレーだと分かると、特大の歓喜の声が会場に響く。「美少女無罪」が大人気曲なのはもちろん、きっと筆者と同じく、「メドレーで2曲も聴けてラッキー」と思ったファンが多かったのだろう。

「“マリン”じゃなくて “マリン船長”だろぉん?」というガチギレボイスの後、マリンさんは笑顔で退場。次にステージに上がったReGLOSSの4人は、1st Liveのタイトル曲だった「Flashpoint」で綺麗なハーモニーを響かせた。4人ユニットで2人が眼鏡姿というバランスは珍しいが、そこも良い。

開幕からホロメンのオリジナル曲が続いた「STAGE4」。その後も10曲目、らでんさん「JAPANの美術史♪お·ぼ·え·ま·SHOW!」までは全部オリジナル曲で、ライブ全体でもカバー曲はごくわずか。最初のフェス「hololive 1st fes.『ノンストップ・ストーリー』」では、オリジナル曲を持っていてライブで歌えるホロメンの方が圧倒的に少数派だったことを思うと、隔世の感がある。

拍子木の音に続いて最初のフレーズを歌ったらでんさんは、軽やかに口上を披露。

「さあ、フェスも中盤戦ではございますが。ここでひとつ、美術史の授業を始めたいと思います」

教育テレビ(現・Eテレ)で流れていても違和感がないほど、聴きやすくて楽しく勉強にもなるらでんさんの「JAPANの美術史♪お·ぼ·え·ま·SHOW!」。背後に流れるMVの歌詞を観ながらジッと歌声に聴き入ってしまった。歌い終えて退場前に叫んだ言葉が、「ありがとー! 美術館に行こー!」なのもさすが。デビュー当初から活動内容にブレがない。


「すいマリ」がオリジナル曲を熱唱!

ライブが後半へ突入していく第4ブロック。18曲目でアキロゼさんが披露したのは、オリジナル曲「異薔薇」。オリエンタルでエキゾチックなサウンドに乗せた蠱惑的な歌声やダンスで、冒頭から会場の空気を一変させた。明るい緑の光に染まった客席と、赤や紫に染まったステージとの軽いミスマッチ感も独特の世界観をさらに強調する。現地でも、そのダンスに惹き込まれたが、配信で観直すと、指先などの繊細な動きまで意識されている滑らかなダンスに驚かされる。「関節以外も曲がっているのでは?」と思ってしまうくらいだ。実は開演前、少し久しぶりにアキロゼさんの「シャルイース」をまた現地で聴きたいなと思っていたのだが、そんな思いを塗り潰してしまうくらいに濃いパフォーマンスだった。

続く19曲目は、大人気VTuberグループホロライブを代表する人気者、すいせいさんマリンさんのユニット「すいマリ」がオリジナル曲「Chatter Chatter」をライブ初披露。配信などで絡んでいる時の2人のイメージとは少し違ったおしゃれ格好良い曲で、ボーカルとダンスもクール寄り。レアなコンビのレアなステージに、ファンはテンション高く、赤と青のペンライトを振り続けていた。

アーニャさんとクロニーさんによるMCを挟んだ後は、ホロライブを屈指のダンサーはじめさんのオリジナル曲「Countach」で、ラストスパートがスタート。一瞬、ブレイクした後の「Are you ready?」に反応したファンの大歓声は、フェス全体の中でも上位に入るくらいの大音量だった。

21曲目、カリオペさんがTVアニメ「ガチアクタ」第2クール主題歌「LET’S JUST CRASH」を熱唱。膝でスライディングしながらステージ端へと近づき、祈りを捧げるような体勢で跪いたままシャウトする姿に会場がさらに熱くなる。

そんな空気の会場にソロのトリとして登場したすいせいさんが歌ったのは、最新オリジナル曲「月に向かって撃て」。冒頭のロングトーン一発で広いホールを完全に自分のフィールドにしてしまったのは、さすがだ。


JP&ENの歌姫デュオが「7th fes」の大トリ

そして、2026年のフェスで実質的な大トリを務めたのは、トワさんカリオペさん。ホロライブが誇る2人の歌姫は、「ChewyChewy」「Gold Unbalance」というこのステージでしか聴けない豪華オリジナル曲メドレーを披露した。お互いの曲を歌詞割りして歌っているのだが、どちらの曲も不思議なくらいに2人にマッチしていた。この好相性ぶりは、声質が理由なのか、それとも2人の歌唱力が高さでお互いに歩み寄ったのか? 最後の決めポーズもハマり過ぎていた。

「7th フェス」最後のMCを担当したのは、らでんさんはじめさん。この3日間、ここまでのMCのほとんどはフリーダムな内容だったが、この21歳同期コンビによるMCは完成度が高く、ぶっちぎりでNo.1。何の情報も証拠もないが、らでんさんによる脚本だと確信している。

そして、本当の「7th fes」最後の曲は、出演者全員による「Ridin’ on Dreams」。このフェスのために作られた最新の全体曲で、3日間4公演に及ぶ、年に1度のホロメンによる歌の祭典が締めくくられた。

年々高まるホロライブ人気に合わせて、規模や演出がも拡大&進化し続けている「hololive 7th fes.」。今年は、トロッコという新演出も大きな話題となったが、やはりホロメン一人一人のパフォーマンスのクオリティと、それをしっかりとトラブル無くファンに届けたライブ運営の安定感をまず評価したい。今年の体験を経て、1年後にはさらに高まっているであろうファンの期待に今度はどのような形で応え、予想を超えてきてくれるのか。気は早すぎるが「8th フェス」でも新鮮な驚きに満ちたVTuber文化らしいお祭りを期待したい。

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(TEXT by Daisuke Marumoto


●関連リンク
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「hololive 7th fes. Ridin’ on Dreams」公式サイト