武蔵野美術大学は10月29〜31日に、オンライン芸術祭「電脳都市・武龍」を開催すると発表した。
同大学の芸術祭は、毎年テーマに沿ってその世界観を作り上げる、美術大学の中でも国内最大級のもの。新型コロナウイルス拡大の情勢を受け、今年度はすべてオンラインでの開催を決定。バーチャル空間上での展示企画、ECサイトを利用した作品販売、パフォーマンスのオンライン配信など、すべての企画・運営を学生が主体的に行っているという。
今年度のテーマは「MAU 九龍」。疫病によって外の世界に出られなくなった人々が、心の拠り所としてネット上に生み出した仮想都市「武龍」。来場者は、謎の人工知能「ニウロン」によって武龍に誘い込まれてしまうという設定だ。
<開催概要>
【イベント名】武蔵野美術大学芸術祭2021「電脳都市・武龍」
【日時】2021年10 月29 日(金)~31 日(日)
【会場】芸術祭公式Webサイト https://geisai.jp/
【入場料】無料
2021年度芸術祭では、下記の4つのコンテンツが中心となる。
【1】MAU LIVE
有志サークルや団体による映像作品の配信と生放送を、3日間にわたってYouTubeにてライブ配信する。各団体が創意工夫を凝らして制作した映像はここでしか見られない芸術祭用特別作品となっている。
・配信チャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCn98Ld_wynqbpEwilKUoOvQ
■オープニング・フィナーレショー
武龍の世界に入り込んでしまった男の子を描いた映像作品で芸術祭が幕を開ける。映像作品内での学長あいさつにも注目。また、個性豊かな3団体によるパフォーマンスライブが芸祭の始まりと終わりを彩る。
・オープニングショー「login」:10月29日 10:00〜10:10
・フィナーレショー「logout」:10月31日 17:10〜18:00
【2】バーチャル展示
バーチャルSNS「cluster」を用いて、VR 空間上に展示された作品を自由に鑑賞できる。VR空間は今年度芸祭のテーマである電脳都市をイメージして制作したもの。
・cluster 公式サイト:https://cluster.mu/
■公開講評会
VR空間に本学教授を招き、実際に大学の講義内で行われているような講評を行う。今回招いている教授は以下の通り。
・山中一宏 工芸工業デザイン学科教授
・中野豪雄 視覚伝達デザイン学科教授
・後藤映則 視覚伝達デザイン学科准教授
(スケジュール)
・1日目 13:00〜14:30 講評会
・2日目 16:20〜17:50 講評会
・3日目 16:40〜17:10 表彰式
【3】マーケット
より多くの方にムサビの学生の作品を知ってもらうため、国内最大のハンドメイドマーケット「minne」と、オリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」を使用した、オンラインによる作品販売を行う。また、TwitterやInstagramで学生が作品についての情報発信をしているので、ハッシュタグ「#minne武蔵野美術大学」「#SUZURI武蔵野美術大学」で検索されたい。
【4】MAU colors
ムサビのさまざまな学科の学生に「隣」という共通のテーマで作品を制作してもらい、作品を通して作家それぞれの個性、学科の特色や武蔵美について知ってもらうためのコンテンツ。制作過程の動画の配信と座談会ライブを行う。
・本編動画公開日 10月28日 19:00
・座談会ライブ配信1回目 10月30日 12:50〜13:50
・座談会ライブ配信2回目 10月30日 14:10〜14:50