日本HP、先進のセンサーシステムを搭載したVRヘッドセット+開発環境のソリューション「HP Omnicept Solution」を発表

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日本HPは、インテリジェントなVRヘッドセット「HP Reverb G2 Omnicept Edition」(エイチピー リバーブジーツー オムニセプト エディション」と、開発者向けのソフトウェア開発キット(SDK)を統合したソリューション「HP Omnicept Solution」を発表した。

このソリューションにより、VRソフトウェアの開発者は、企業向けに最適化された新しいVR体験を創出するためのエコシステムを提供できるようなる。

「HP Reverb G2 Omnicept Edition」は、筋肉の動き、視線、瞳孔の大きさ、脈拍を測定する最先端のセンサーシステムを搭載した、インテリジェントなVRヘッドセットで、ユーザーの動きに合わせたVR体験を創出する機能を開発者に提供する。このヘッドセットの主な特徴は以下の通り。

  • Reverb G2のDNA:「HP Reverb G2 Omnicept Edition」は、高い解像度を持つVRヘッドセットである「HP Reverb G2」をベースとしており、最先端の光学技術、インサイドアウトトラッキング、空間3Dオーディオ、自然なジェスチャーによる改良型コントローラーを搭載する
  • 目の動きと視線:ユーザーが目の焦点の先にあるコンテンツにどのように反応しているかを把握できる
  • 表情:自然な表現力があるアバターの制作を実現し、より自然で興味を引く会話を可能にする3Dデザインとのコラボレーションを図ることで、横断的な開発プロセスでも迅速かつ効率的な成果を得られる
  • 心拍数:心拍数に基づいて、ユーザーが体験やトレーニングにどのように反応しているかを把握できる
  • フォービエイテッドレンダリング:内蔵している視線追跡機能によってユーザーの視線の方向を把握し、リアルタイムに視点の中心の画質を向上させ、それ以外の周辺の画質を落とすことで、VRのリアリズムを強化しながらGPUへの負荷を低減できる

また、「HP Omnicept SDK」は、ヘッドセットからのデータを機械学習モデルを活用して解析し、ユーザーがVR体験でどれほど知力を働かせているかといった認知的負荷など、リアルタイムのユーザーの生理反応データなどを提供する。

「HP Reverb G2 Omnicept Edition」は、2021年末に提供開始予定。「HP Omnicept SDK」は、2021年12月現在、国内においては「Core」ライセンスのみの提供で、その他のライセンスについては順次提供を開始予定だ。

●関連リンク
「HP Reverb G2 Omnicept Edition」製品情報