カバーは8日、同社が運営するVTuber事務所「ホロライブプロダクション」に所属するタレントに向けた迷惑行為・誹謗中傷への対応を発表した。
発表文によれば、以前よりインターネットで「犯罪を示唆するような脅迫行為やタレントのプライバシーを犯すような悪質な発言」が続いているとのこと。また、被害は日本にとどまらず世界規模に広がり、「生命・心身に甚大な危害を加えるものとなっており、所属タレントに対する節度を超えた誹謗中傷について断固として看過できないこと」から法的措置を準備してきた。
そうした経緯の末、9月7日に代理人弁護士を通じて匿名掲示板に対してIPアドレスの開示請求を行い、継続して法的措置を進めていく。同時に、公式サイト内に誹謗中傷専用の窓口も設けた。
具体的な対応については以下の5点を挙げている。
・警察に対する被害届の提出
・SNSや匿名掲示板などに対する通報
・SNSや匿名掲示板などに対するIPアドレス開示請求
・インターネットプロバイダなどに対する発信者情報開示請求
・誹謗中傷者に対する損害賠償請求
ホロライブプロダクションには現在、「ホロライブ」の女性VTuberが31名、「イノナカミュージック」の女性VTuberが1名、「ホロスターズ」の男性VTuberが10人所属している。さらにホロライブ中国で女性6人、ホロライブインドネシアで女性3人と海外タレントも抱えている。
今年に入り特に「ホロライブ」メンバーが海外から注目を集めて、動画や生放送で英語のコメントが急増。3Dの記念生配信を10万人が同時に見守ったり、デビュー配信の前にYouTubeのチャンネル登録者数が10万を超えるなど、事務所としての勢いを増していた。
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