VRChatで雪ミクに会える! 2/1から開催の「雪ミクin JRタワー」はバーチャル会場にも注目だ

LINEで送る
Pocket

バーチャル会場で1時間に1回、開催される雪ミクのクリスタルスノウショー

「北海道を応援するキャラクター」雪ミク(初音ミク)と一緒に、AR、MR、VRなどの最先端XR技術を使った特別な体験が楽しめる「雪ミク in JRタワー」2月1日(土)から開催。

昨年12月にリリースしたデスクトップマスコットプラットフォーム「DesktopMate」でも話題を集めたインフィニットループと、様々なバーチャルライブの企画制作などで知られるGugenkaが主催する新たなエンターテイメントで、リアルとバーチャル、二つの会場で同時開催される(終了日は異なる)。リアル会場は、札幌駅南口駅前広場と札幌の象徴JRタワーの展望室T38で、バーチャル会場は、ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」。ここでは、先日、実施されたバーチャル会場の内覧会をレポートする。


雪ミクのバーチャルライブを無料で観られる

「雪ミク(初音ミク)」が北海道を応援するフェスティバル「SNOW MIKU 2025」と連動している「雪ミク in JRタワー」。リアルとバーチャルのそれぞれで雪ミクに関する様々な企画が実施される。内覧会では、2月1日~14日まで開催されるバーチャル会場の全企画を体験し、取材することができた。

期間中は、「さつえき.world」が「雪ミク in JRタワー」仕様に変わる

最初に案内されたのは、昨年7月にVRChat内にオープンした「さつえき.world」。「雪ミク in JRタワー」のリアル会場にもなっている札幌駅南口駅前広場をベースに創られたワールドで、かつては札幌駅直結の商業施設パセオ(現在は閉店)の地下にあり、札幌市民の憩いの場で定番待ち合わせスポットだった「水の広場」が14年ぶりに復活している。残念ながら筆者は、リアルの「水の広場」を訪れたことはないが、現実では失われた風景をメタバース空間で復活させるというロマンあふれるプロジェクトだ。

2010年7月に閉鎖した「水の広場」をVRChat内で再現

「雪ミク in JRタワー」の期間中、「さつえき.world」には、ファッション特化型メタバースプラットフォーム「StyMore(スタイモア―)」のブースが出展。「StyMore」のファッションに身を包んだ雪ミクや、服や靴のサンプルを見ることができる。展示されているサンプルを触ると試着も可能だ。

宙に浮く雪ミクのマネキンも可愛い「StyMore」ブース

また、「さつえき.world」の特設ステージでは、毎時00分雪ミククリスタルスノウショーを開催。美しい演出と共に「SNOW MIKU 2025」のテーマソング「クリスタルスノウ / Aqu3ra feat. 初音ミク」を歌う雪ミクのバーチャルライブが鑑賞できる。

幻想的なステージで歌い踊る、2025年コスチュームの雪ミク

雪ミクは、「SNOW MIKU」の開催と共に毎年、新たなコスチュームで新たなテーマソングを発表しているため、このショウは、今年の雪ミクのライブを間近で観られる貴重なチャンス。「さつえき.world」の「雪ミク in JRタワー」関連コンテンツは、「VR Chat」を遊べる環境さえあれば誰でも無料で楽しめるので、2月1日(土)~14日(金)の開催期間中に「雪ミク in JRタワー」公式サイトから訪問してみよう。


雪ミクに会って写真も撮れるグリーティングが開催

「雪ミクin JRタワー」バーチャル会場のもう一つの注目イベントが「VRChat」初となる雪ミクの公式グリーティング2月1日(土)、2日(日)、8日(土)、9日(日)、10日(月)、11日(火・祝)の6日間だけ開催されるイベントなのだが、内覧会でも先行体験できた。

スタッフの案内で特設会場があるワールドに移動すると、可愛い雪ミクとマスコットのラビットユキネがお出迎え。内覧会には、インフルエンサーや他メディアの記者も参加していたため、待機列の壁に掲示された「グリーティングに関してのご案内」や「写真を撮ろう」などを読みながら順番を待つ。

グリーティングの待機列には、丁寧で分かりやすい案内が数多く掲示されている。

順番が来たら、指定されたポイントに自分のカメラを設置してアングルを決め、自分は雪ミクとラビットユキネの間に移動。コミュニケーションを取りながらポーズもリクエストして、スタッフの声に合わせてタイマーを押し、貴重な3ショットを3枚まで撮れる……のだが、恥ずかしながら筆者は「VRChat」のカメラの操作に不慣れな上に、操作ミスもして慌ててしまい3ショットの写真は微妙な出来に……。

3ショットでは、上手くポーズも取れず微妙な写真に

最後は、自撮りでの2ショット撮影をお願いして、なんとか堂々と記事に載せられる写真を撮影できた。

不慣れなタイマー撮影は諦めて、2ショット撮影には成功

筆者と同じく「VRChat」にあまり慣れていない人は、「雪ミクグリーティング」の会場へ行く前に、カメラの操作や設定を再確認しておこう。とはいえ、待機列には撮影方法の丁寧な説明も掲示されており、会場スタッフも雪ミクも親切に対応してくれるので、過剰に身構える必要はない。内覧会でも、他の参加者は全員、スムーズにグリーティングを楽しんでいた……。


「雪ミクグリーティング」に参加するためには、チケット(2500円・税込)の購入が必要。チケットは、日時指定制「雪ミクin JRタワー」公式サイトから購入できるのだが、すでに販売が終了している日もあるので、雪ミクとの特別な思い出を作りたい人は、早めのチェックをオススメする。筆者も購入してリベンジしたいくらいだ。

なお、札幌のリアル会場では、Gugenkaがリリースしているデジタルフィギュアビューワー「ホロモデル」を利用したARイルミネーションショーフォトスポットでの記念撮影MR体験などが楽しめるとのこと。筆者は、東京在住でリアル会場への参加は、難しそうなのだが、リアルとバーチャルどちらの会場にも参加できる人が少し羨ましい。


●開催概要
・開催期間
 バーチャル会場:2月1日(土)~14日(金)
 リアル会場:札幌駅南口駅前広場 2月7日(金)~9日(日)
       JRタワー展望室T38 2月1日(土)~11日(火・祝)
 ※イベント内容により期間は異なる
・会場
バーチャル会場:さつえき.world、VRChat
リアル会場:札幌駅南口駅前広場、JRタワー展望室T38
・主催 株式会社インフィニットループ、株式会社Gugenka
・協賛 札幌駅総合開発株式会社、株式会社アンドエスティ
・協力 クリプトン・フューチャー・メディア株式会社、VRChat

(Text by Daisuke Marumoto



●関連リンク
・「雪ミク in JRタワー」公式サイト
・「SNOW MIKU 2025」公式サイト