ホロメン70人以上が登場! 仮事務所で異変を探す「8番ライク」ゲーム「holo8」が発売!

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謎の異変が次々と起きるホロライブ仮事務所からの脱出を目指す「holo8 -ホロハチ-」

VTuber事務所「ホロライブプロダクション」の所属メンバー「ホロメン」を起用した⼆次創作ゲームのブランド「holo Indie」から、ゲームクリエイターfrog blend制作の新作ゲーム「holo8 -ホロハチ-」2月13日(木)にリリース。

ホロライブの仮事務所に起きる「異変」を発見しながら脱出を目指す「8番ライク」なウォーキングシミュレーターで、70人以上のホロメンや、ホロライブのリスナー「ホロリス」なら分かる小ネタの数々が登場する。今回、先行プレーの機会が得られたので、ホロライブ仮事務所を数時間歩き回った感想などをレポートしていく。
なお、記事の内容も掲載したスクリーンショットも、すべて正式リリース前のバージョンに準じている。


ホロライブ仮事務所からの脱出を目指す!

プレイヤーは、ホロライブのスタッフ。仮事務所の8階で仕事を終え、帰宅しようとエレベーターに乗るが、1階まで降りたはずのエレベーターが停止したのは8階。何度繰り返しても同じ結果で、なぜか8階から抜け出せなくなってしまったのだ。しかし、エレベーターの中の壁には、仮事務所を脱出するためのヒントが書かれていた。フロアで発生する様々な「異変」の有無を見極めて、正しいエレベーターに乗れたら一つ下の階に降りることができる。そして、1階まで連続正解することで、ようやく怪しいホロライブ仮事務所から退社できるのだ。

ゲーム開始直後のローディング画面はランダム。ロード時間は少し長いが、その後の動作は軽快

以上が本作のストーリーになる。

ホロライブ仮事務所の8階からゲームはスタート。仮事務所には2基のエレベーターがあり、最初は、どちらのエレベーターも扉が黒色になっている。黒いエレベーターが現れている時の事務所には、異変が発生しないノーマルな状態。まずは、フロアを歩き回って、正常な状態をよく覚えておく必要がある。

フロアには、ガラス越しに室内の様子を確認できる部屋もあるが、スタッフは誰もいない

フロアには、ホロライブ0期生の星街すいせいさん、2期生の百鬼あやめさん、3期生の宝鐘マリンさんもいるが、3人は無反応。星街さんは、エレベーター前の椅子に座って、推しとの2ショットが映ったスマホを眺め、百鬼さんはエレベーターの前で何かを考えているようなポーズで棒立ち。宝鐘さんは、フロア奥の部屋であやしいおどりを続けている。

フロアの奥の部屋では、宝鐘さんがダンスレッスン中? 壁には2期生の画像が飾られている

フロアの観察を終えて、エレベーターに乗ると、エレベーターが停まったのは、やはり8階。しかし、エレベーターの扉が赤色と青色に変わっている。フロアを歩き周り、何かの異変を発見した時は赤色のエレベーターへ、何も異変が起きてないと思った時は青色のエレベーターに乗る。それが正解の場合は、一つ下のフロアに降りることができるのだが、不正解だと8階に逆戻り。仮事務所から退社するためには、7回連続で正解する必要があるのだ。

異変の有無を確認したら、二つのエレベーターのどちらかを選んで乗る


二つのモードで異変発見を楽しめる

仮事務所で起きる異変は、バラエティーに富んでおり、フロアにいた3人以外のホロメンがさまざまなシチュエーションで登場するタイプの異変の場合は、一目瞭然なのだが、発見が難しい間違い探しタイプの異変も多数。某ファミレスの間違い探しは得意なので、それなりに自信もあったのだが、本当に細かい変化も多く、青色のエレベーターに乗ったら、8階に逆戻りという失敗を何回も繰り返してしまった。

ホロライブENのフワモコこと、フワワ・アビスガードさんと、モココ・アビスガードさんが登場する異変も

また、今作には、「異変」「日常」、二つのモードがありゲーム開始時に選択可能。ホロメン探しと間違い探しの両方を楽める「異変モード」では、ホラー演出とゲームオーバーも存在し、振り向いたら異変が発生していたり、異変に追いかけられたりして、背筋がヒヤッとする瞬間もあった。

ドアの隙間からこちらを覗く角巻わためさんも気づいた時は、少し怖かった

一方、「日常モード」で起きる異変は、ホロメンの登場だけ。ホラー演出とゲームオーバーもなく、ホロメン探しを平和に楽しみながら、1階を目指すモードになっている。それぞれのモードごとに発生する異変は異なり、タイトル画面から見られる「異変一覧」をコンプリートするためには、両方のモードでプレーを繰り返すことが必要だ。

暗い部屋の隅でマヨネーズを吸う博衣こよりさん。少し怖いが「日常モード」の異変

どちらのモードでも発生する異変はランダムだが、未発生の異変から優先的に発生するようで、数時間プレーする中、同じ異変が発生したのは、2、3回のみ。先行プレイ時点で「異変一覧」から確認できるだけでも、両モード合わせて150以上の異変が実装されており、プレーする度に新たな発見を楽しめた。ちなみに複数回、発生したのは、どれもゲームオーバーに繋がる異変。そのタイプの異変に気づいたら、すぐに引き返して赤いエレベーターへ乗るしかない。

筆者が最も多く遭遇した異変は、迫り来る一条莉々華さん

本作で特に魅力的だったのは、登場するホロメンの幅広さ。ホロライブJPのメンバーだけではなく、ID、EN、DEV_ISのメンバーも登場しており、昨年11月にデビューしたばかりの「FLOW GLOW」のメンバーに関する異変も実装されていたことには驚いた。卒業生の姿が見られるのも嬉しい。

窓の外には、紫咲シオンさんと、昨年8月にホロライブを卒業した湊あくあさんが飛んでいる

異変のネタに関しては、事前にアイデア募集もしていたそうで、各ホロメンたちの細かいネタも散りばめられている(異変案は、現在も募集中)

設定から「異変感知モード」をオンにすると、右上の星の色で異変の有無を教えてくれる。赤は異変あり。

さまざまなメンバーのネタに詳しいホロライブ箱推し勢は、作り込まれた作品世界をより深く、隅々まで楽しむことができそう。さらに、何度もプレーして、すべての異変を見つけていくことで、仮事務所に隠された真実も解明されていくらしく、ルールと操作は非常に簡単ながら、お値段以上にやり込み要素が多そうなゲームだ。


●作品情報
・タイトル:holo8
・ジャンル:ウォーキングシミュレーター
・配信日:2025年2月13日
・価格:470円
・Steamストアページ:https://store.steampowered.com/app/3373960/holo8/
・対応プラットフォーム:Steam(WindowsPC)
・対応言語:日本語/英語
・開発元:frog blend(https://x.com/frog_blend_game

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(Text by Daisuke Marumoto

●関連リンク
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