
様々な企画歌枠を中心にコンスタントに配信を続け、5月10日(土)にはデビュー2周年を迎えた「エアリープロダクション」3期生の赤魔アザトさん。パワフルな歌声や柔らかな口調のゆるふわな雑談などの魅力で、人間界の「配下」を着々と増やしている「邪神の王」だ。
様々なイベントや企画にも積極的に出演し、4月26日(土)に開催されたPANORA主催イベント「VTuberのあそびば × おしゃべりフェス in 超会議2025」の「神棚生放送」にも二人の後輩と共に出演。仲の良さが伝わってくるトークで多くの来場者や配信の視聴者を笑顔にさせると共に、景品ルーレットでPANORA特集記事掲載権を引き当てるという豪運も発揮した。
さらに、同日に開催された「VTuberストリートライブ」にも出演し、ニコニコ生放送ギフトランクで1位。PANORA特集記事掲載権などの特典を獲得した。赤魔さんの幸運と人気や歌唱力によって、2本立てとなったPANORAのインタビュー企画。この記事では、赤魔さんの活動全般や、所属事務所「エアプロ」に関する話題などを語って頂いた。
*本インタビューは、「VTuberのあそびば × おしゃべりフェス in 超会議2025」の神棚生放送のルーレット景品として贈られた記事です。
歌を通して、たくさんの方に応援してもらえる存在に
──最初に、いつもの自己紹介から、お願いします。
赤魔(敬称略・以下同) 君がいればノンフィクション。アナタと歩むLIVEのエース。偉大なる邪神の王様、赤魔アザトであるー。
──可愛い声の口上や普段の配信のアーカイブからは、邪神の「邪」な気配はあまり感じないのですが、赤魔さんはエアリープロダクション3期生「EvilGod」のリーダーで、「EvilGod」のメンバーは全員、クトゥルフ神話の邪神なんですよね。
赤魔 はい。私は、クトゥルフ神話のアザトースという存在として活動しているのですが、アザトースは、他の邪神をまとめる立場の邪神なんです。だから、そういう印象なのかもしれませんね(笑)
──管理職的なポジションなのですね。赤魔さんは、5月10日にデビュー二周年を迎えられましたが、デビュー当時は、どういった活動をしていきたいと考えられていましたか?
赤魔 あまり細かくは覚えていないのですが、たぶん、今とあまり変わっていなくて。メインとしては、歌の活動をやりたいと思っていました。あとは、歌を通して、たくさんの方に応援してもらえる存在になり、ライブに出演できるようになりたいということもデビュー当時から考えていたことです。今、最初に考えていたよりも、たくさんの方に見つけて頂けているので、とても嬉しく思っています。
──逆に2年間活動してきて、最初に思っていた方向性からは変わっていること、変えたことなどがあれば教えてください。
赤魔 先ほどのお話にもあったのですが、リスナーさんからも「邪じゃない」と言われることが多くて(笑)
──リスナーさんも私と同じ気持ちなのですね。
赤魔 私は、邪神の正義と人間の正義は違うと思っているので。私の邪神としての行いが、人間にとっては、「邪じゃない」と見えるのなら、それは感覚の違いだろうなって。自分としては、けっこう邪なところもあると思っているんですけどね(笑)。
──次は、赤魔さんが、この「PANORA特集記事」の掲載権を獲得した「VTuberのあそびば × おしゃべりフェス@ニコニコ超会議2025」の神棚生放送について伺っていきたいと思います。放送には、エアリープロダクションの後輩、九娥つばきさん、龍華ちなりさんと一緒に出演されていました。赤魔さんが「清楚でまじめ」と自己紹介した後、後輩から「先輩はショタが好きです」と密告されていましたね。
赤魔 はい……(笑)
──一部のリスナーも知っていた雰囲気でしたが、歌をメインに活動してきた中、どこから、この情報が漏洩したのですか?
赤魔 私、歌枠配信が多いんですけど、リスナーさんとお話しするのも大好きで。歌と歌の間に気づいたら3、40分くらい喋っていることも全然あるんです。好きなアニメの話とかもよくするので、昔、こんな作品が好きだったという話をした時にバレたというか……。アニメを好きになったきっかけが「鋼の錬金術師」で、(主人公の)エドワード・エルリックにガチ恋していたという話を配信でしたことがあります。後輩ちゃんたちとは、たまに裏で話すんですけど、普通に3、4時間くらい喋り続けちゃうこともあって。その時にも「このキャラが好きなんだよね」って話をしたことがあります。あんな公の場で言われるとは思わなかったですけど(笑)
みんなで楽しむための音頭を取っている
──神棚生放送の景品はルーレットで決定しましたが、赤魔さんは、ルーレットを回す前に欲しい景品はお酒だと仰っていましたね。普段からお酒は好きですか?
赤魔 けっこう好きだと思います。これは配信でも話しているのですが、人間界でいろいろなことを学んでいた時、お酒を提供する側で修行したことがあって。自分でカクテルを作って提供していました。
──お酒を飲みながら配信することもあるのですか?
赤魔 たまに、メンバーシップの配信とかでお酒を飲みながらお話しすることはあります。
──お酒を飲むとどうなるタイプですか? テンションが高くなったり、笑い上戸になったり?
赤魔 私、酔っ払った自分がすごく嫌なんですよね(笑)。たぶん、みなさんは「ふわふわってするのが気持ちいい」のだと思いますが、自制の効かなくなるあの感覚が嫌なんです。
──では、酔っ払ってテンション高くなりたいわけではないのですね。
赤魔 はい。お酒の味を楽しみたいから飲むタイプなので、ふわふわするのを抑えようとして、逆に冷静になっちゃいます(笑)。
──次は、約2年以上のVTuber活動の中で、特に楽しかったり、幸せだったりした時を教えてください。
赤魔 ありがたいことに、たくさんのライブイベントに出演する機会を頂いているのですが、その時にリスナーさんが誘い合って、ご飯を一緒に食べたとかの報告をしてくださったりするんです。あと、最近は、ライブイベントと合わせて、リスナーさんと1対1で顔を見ておしゃべりできる機会も作ってくださることが多いんですね。そういう機会に、みんなが肩を組んで「イエーイ」みたいに楽しそうにしている姿を見せてくださったりもして。そうやって、私を好きになってくださったみんなが、仲良く一緒に楽しんでいる瞬間を見せていただけることが一番、嬉しいなって思います。それと同時に、そこに混ざれなくて悔しいみたいな気持ちが混ざり合って、何とも言えない感情になります(笑)
──特に印象的な配信やイベントについても教えてください。
赤魔 たくさんあるので選ぶのは難しいですが、「ニコニコ超会議」は、昔から存じ上げていたイベントで、実際に2、3回くらい会場に行ったこともありました。そんなイベントに自分も出演できたことは、とても嬉しかったです。
──配信を行う時、特に大事にしていること、「こういう配信にできたら良いな」と意識していることなどがあれば教えてください。
赤魔 配信には、本当にいろいろな方が来てくださっていると思うんです。もし、その日、会社や学校で嫌だなと思うようなことがあったとしても、私の配信では少しでも楽しいと思える時間を一緒に過ごしてもらいたいということは、常々心がけてはいます。コメントでみなさんが楽しそうに盛り上がってくださっているのを見ると、私も本当に嬉しいです。
──赤魔さんとリスナーの両方が嬉しい配信になるのですね。では、赤魔さんにとって、リスナーはどのような存在ですか?
赤魔 ライブの舞台上に立ってる人たちって、もちろんアーティストではあるんですけれど、同時にお祭りの先導者、音頭を取る人みたいなイメージがあるんです。私自身も配信などでは、みんなで楽しむための音頭を取らせて頂いていて、リスナーさんはそれに付いてきて一緒に盛り上げてくださっている。邪神の王様が人間界でどんどん影響力を高めて大きくなることを支えてもらうという意味で、リスナーさんのことは「配下」と呼んでいるのですが、まさにそういう存在です。
──人間を次々と邪神の配下にしているわけですね。
赤魔 はい。私はいつも、この世界を邪神でいっぱいにしたいと言っているので、配下のみんなは、一緒にそれを手伝ってくださる存在ですね。
ライブ感を常に楽しんでもらえる存在でありたい
──赤魔さんの所属しているエアリープロダクションは、どのようなVTuber事務所なのか教えてください。
赤魔 色々な分野のエースを集めるというのが事務所の方針なんです。だから、みんな何かのエースを名乗っていて。それぞれのメンバーが自分のやりたいことを真っ直ぐに突き詰めて頑張っている事務所だと思います。
──自己紹介の中でも仰っていましたが、赤魔さんは「LIVEのエース」と名乗っています。「歌」ではなく「LIVE」である理由を教えてください。
赤魔 歌にはもちろんこだわっているのですが、歌だけに限らず、歌を通して感じるようなライブ感を常に楽しんでもらえる存在でありたいと思って、「LIVEのエース」を名乗っています。
──赤魔さんが思っている、エアリープロダクションの魅力を教えてください。
赤魔 私は、自分がやりたいことを気軽に相談できる事務所だと思っています。他の事務所さんのことを知っているわけではないですが、私も人間界を見てきてはいるので(笑)。会社として、できることできないことはあるし、「それは駄目」みたいに頭ごなしな対応になることもありそうな気はするんです。でも、エアプロは、スタッフさんと気軽に相談ができて、「こういうところが難しいね」「でも、こういうのは良いね」みたいなお話もできる。自分の意見だけではなく、スタッフさんの意見を聞けることも魅力的だと思います。
──同期の無印ヨグさんと、飛影ハスタさんがどのようなVTuberなのか紹介していただけますか?
赤魔 私たち(3期生の)「EvilGod」は、クトゥルフ神話の邪神なのですが、ヨグソトースがアザトースを支える副王なので、ヨグちゃんも私を支えてくれる存在だし、2人で一緒に歌枠リレー(「もっと伸びたい新人V歌枠リレー」)を主催したこともあります。ただ、普段のヨグちゃんは、けっこう自由奔放で、頼りがいはあるけれど、若干の幼女味を感じるんです(笑)。本人も普段から仰っているんですけれど、配信内でも話題がコロコロ変わったりして、リスナーのみなさんを振り回すような魔性も持っている存在ではあります。
──魔性の魅力を持った幼女……刺さるVTuberファンが多そうです。
赤魔 あはは(笑)。ファーストインプレッションでは、「すごくふわっとした可愛い子だな」「優しそうな子だな」って感じると思うんですけれど、配信を観ていくと、どんとんハマって離れられなくなるというか。スルメを噛んでいるように独特の味が出てくる雑談に、みんな魅了されていくんじゃないかなって私は思っています。
──飛影ハスタさんについても教えてください。
赤魔 ハスちゃんは、さっきご説明したエースの話で言えば、「ワンパクのエース」なんです。だから、けっこう自由奔放なところがあって。配信でも、いつも何かを食べているくらいに食いしん坊。すごく楽しくて、観ているだけでも元気が出るビタミン剤のような子だなって私は思っています。「わんぱくのエース」だから、これを言うと「営業妨害だ!」っていつも言われるんですけど、根はすごく真面目で、ヨグちゃんと同じく、とても頼りがいもあるんです。
──では、赤魔さんご自身は、エアリープロダクションの中で、どのような存在だと思っていますか? あるいは、どうありたいですか?
赤魔 いつの間にかエアリープロダクションの中では、中堅になってしまったんですけど。私自身、活動をしていく上では、たくさん露出をすること、いろいろな場所に出ることが絶対に大事だと思っていて。これまでも、ポップアップショップとか、いろいろな企画の募集を見つけては、自分から出させていただいてきました。だから、プロダクションの中では、けっこう道を切り開く、新しい可能性を広げていくことをやらせていただいてきたのかなと思っています。
──最後に、赤魔さんが目指している目標を教えてください。
赤魔 配信で配下のみなさんにも話していますが、一番大きな夢はワンマンライブの開催です。それに、自分主催の対バンライブや、3Dライブもやりたいことの一つ。ワンマンライブ実現に向けて、一つ一つの夢を叶えていきたいと思っています。
(TEXT by Daisuke Marumoto)
●関連リンク
・赤魔アザト(X)
・赤魔アザト(YouTube)
・エアリープロダクション

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