9月25日（木）～28日（日）に千葉の幕張メッセで「東京ゲームショウ2025」(以下、TGS2025）が開催。今年は、47の国と地域から1136もの企業と団体が出展しており、どちらも、過去最大規模だった昨年を上回っている。実際に、会場内は開場直後から大賑わい。初日の25日（木）には、ビジネスデイにも関わらず52,352人もの来場者が訪れた。
会場内には、個人勢VTuber結城さくなさんをモチーフにした謎解き企画など、人気VTuberが関わる企画や展示も多数。会場を歩き回って特に気になったものをピックアップしてレポートする。
さくたんファンなら見逃せない二つのブース
今年の「TGS2025」で、最も目立っていたVTuberは、開幕前日、突然、新ビジュアルを発表し、多くのファンを歓喜させた個人勢VTuber結城さくなさん。ホール7（07-N12）の「ハピネット」ブースでは、結城さんを探す謎解き企画を実施。
ステージ横の受付で配布されている謎解きキットを受け取って、ストーリーを読んだら、ハピネットブース内で目印の付いたポスターを探して、4つの謎を解き、結城さんに会いに行こう。謎解きが大の苦手な筆者は、「他にもたくさん取材しなきゃ行けないんです……」と後ろめたい気持ちで言い訳しながら受付に助けを求めたが、謎解きが苦手な人へのヒントは、しっかりと用意されていた。自分で解くことが一番楽しいのは当然だが、謎解きに不慣れな人は、受付に頼ってヒントも活用し、ぜひ結城さんに会いに行って欲しい。
ハピネットブースのあるホール7とは別棟で、一旦、外に出て移動することになるのだが、ホール9の「Pixio」ブース（09-E40）では、結城さんのゲーミングルームを完全再現。
イラストレーター・フカヒレさんのイラストで描かれた結城さんの「かわいい」が詰まった部屋を、間近で見ることができる。ブースのスタッフに取材したところ、ヘッドホンの横に飾られているぬいぐるみは、なんと結城さんご本人から借りているものらしい。
前日に発表されたばかりの憂姫はぐれさん&吉田音さんによる新ビジュアルを使った等身大パネルと記念撮影もできる。さくなだふぁみりあ（結城さんのファンネーム）ならば、この両ブースは見逃せないだろう。
ホロライブ、ぶいすぽっ！関連の展示も充実！
ハピネットブース（07-N12）では、ホロライブ所属の猫又おかゆさんが、主演＆プロデュースを務める「おかゆにゅ～～む！R」の制作も発表。
今年の2月27日（木）に発売された純愛ノベルゲーム「おかゆにゅ～～む！」の完全新作タイトルで、ティザーサイトは公開されたが、詳細はまだ不明。10月23日（木）に公式サイトが公開予定だ。ハピネットブースの外には、ティザーサイトにも使われている新規ビジュアルが大きく掲示。ブースの中では、おかゆさんに向けた直筆メッセージも募集していた。
ホール5の「ジェムドロップ」ブース（05-N05）では、大好評発売中の花札で遊ぶアドベンチャーゲーム「ホロの花札」の試遊が可能。オープニング映像で使用されたフェルト人形の現物なども展示されていた。
ホール6のハイパフォーマンスPC「ガレリア」のブース（06-C09）では、「ぶいすぽっ！」とのコラボレーションアイテム「VSPO! GEAR」を展示。JPメンバー23人全員のコラボゲーミングマウスや、小雀ととさん、八雲べにさん、猫汰つなさんに関しては、コラボキーボードも展示されていた。ゲーミングマウスは、試遊も可能らしい。
別棟にあるホール9の「ふもっふのおみせ」ブース（09-E29）では、夏コミでも大人気だったイラストレーター兼VTuberのしぐれういさんとのコラボアイテムなど、数多くのVTuberとのコラボ商品が展示。パネルも数多く飾られていた。
1日取材しただけでは、会場内のVTuber関連展示すべてを見つけられていないのは確実。週末、「TGS2025」の会場へ向かうVTuberファンは、万全の体調で広い会場を歩き回って（筆者は22,000歩も歩いた！）、素敵な出会いや発見を体験して欲しい。
（TEXT by Daisuke Marumoto）