NTTドコモと日本特殊光学樹脂は9日、ドコモが開発した超広視野角VRゴーグルに関するライセンス契約を締結。日本特殊光学樹脂がスマートフォン用超広視野角VRゴーグルレンズを11月16日より法人向けに販売開始すると発表した。受注生産となる。
NTTドコモによれば、今までスマホ向けの低価格帯VRゴーグルは視野角が狭く、穴から映像を覗いているように感じられたとのこと。低倍率の非球面レンズとその周りに高倍率のフレネルレンズを組み合わせた構造の本製品を利用することで、「視野の中心領域ではくっきりと、周辺部分はぼんやりと映像を見る」という人間の視野特性を活用して、より没入感の高いVR映像体験を可能にするという。
なお、本レンズを搭載したデモ展示を、11月11日から東京都立産業貿易センター浜松町館で開催する「光とレーザーの科学技術フェア2020 第7回紫外線フェア」の「日本特殊光学樹脂ブース」にて実施予定だ。