
今年もすべてのホロライブファンにとってのお祭りの時期がやってきました。そう、「hololive SUPER EXPO 2026 」です。2026年3月6日~8日にかけて行われる今年のEXPOは、「初の三日間開催」というホロライブ史上最大規模の現地イベントとなりました。その魅力を写真と共にお伝えしていきます。


エントランスゲートを抜けてすぐ目の前に現れるのは、巨大なモニュメントです。
今年のEXPOのテーマは「タイムワープ」。EXPO会場に入ったばかりの来場者たちをまず驚かせたのは、大画面のディスプレイでホロメンたちの初配信のアーカイブが流れているということです(一人につき10~20秒ほどのリレー形式で編集されていました。)
「VTuberの初配信」と言えば、ニヤリと来る方もいるかもしれません。実際、雪花ラミィさんの初配信が流れたとき、すぐ近くにいたファンたちが「初期ラミィだ!」と盛り上がっていた様子が印象的でした。
見逃せないのは、諸事情でアーカイブが非公開になってしまっているホロメンたちの初配信も放送されていたということです。メン限などでごくまれに「初配信同時視聴」などが行われるだけ……というホロメンもいますので、極めて貴重な映像が運営によって準備されていたと言えるでしょう。
等身大パネルや私物が見られた「MEMORY」エリア

こちらは「MEMORY」エリアです。「Memorial Stage」と題されたスペースでは、「推し」と一緒に写真を撮ることができる等身大パネルがずらりと並んでおり、「ホロライブ」という箱の大きさとその多様性を来場者たちに示していました。




中でも来場者たちの目を引いたのが、「hololive Time Capsule」のエリアでした。こちらは「もしホロライブでタイムカプセルを作るとしたら、あなたは何を入れますか?」をテーマに、ホロメンたちが私物や思い出の品を飾っていく……というコンセプトのエリアです。ホロメンたちの書き込みも見どころでした!






中には「普段からずっと愛用しています」、「これこそが私の原点」といったファン必見のアイテムも展示されていますので、大行列に並ぶ価値はあると言えます……!


タレントたちによるお馴染みの「サインウォール」も大盛況。まるで美術館の絵画を鑑賞するような眼差しでサインを見ていく来場者たちの姿が印象的でした。




ド迫力のホロカ展示が目を引いた「WORLD」エリア


続いて「WORLD」エリアです。すでに「MEMORY」エリアだけでも大ボリュームなのですが、こちらのエリアでも来場者の方々を楽しませる仕掛けが盛りだくさんでした。


こちらは「hololive University」です。なんと「大学の講義」がモチーフになっており、受講者となったホロリスたちがホロメンたちのお話を生でじっくり聴くことができるというコンセプトになっております。
さらに、モニタリングトークでもある本企画では、来場者たちの様子を見ながらホロメンが登壇するので、バーチャルな形での「対面」が実現する空間となっておりました。
しかも(幸運にも!)指名をされたホロリスは、マイクを介して直接ホロメンとお話することができるので、本当に夢に満ちた時間であったとも言えるでしょう。


さらに、筆者が特に関心を引かれたのは「hololive OFFICIAL CARD GAME」の展示エリアでした。一昨年あたりから「ホロカ」ブームが世間を賑わせていますが、今年は特に気合の入った展示がなされていました。


近くで見上げるとかなりの迫力です。まるで大図書館で背の高い本棚を見上げているような気持ちになります。
一枚一枚の絵柄やカード解説も非常にハイクオリティで、普段ホロカをやっていない人でも思わず見入ってしまうでしょう。中には、ファンの方ならピンとくる懐かしい“あのネタ”も……!?




中には、ホロライブプロダクションをすでにご卒業してしまっている方々もおられ、ファンの方々が当時の思い出を懐かしんでいる様子も印象的でした。




実際にホロカを遊んでルールを学ぶことのできる体験コーナーは今年も健在です。実際に遊んだ来場者の中には、「これから友達とホロカで遊ぶ!」と語る方もいました。「推しを使って勝利する」という快感を知ってしまったのでしょう。


そして、ホロカエリアのすぐ隣には「HOLOSTARS TV」が設営されていました。こちらは「タイムワープした世界にもしホロスターズのTV局があったら?」をテーマに作られたエリアであり、数多くのファンたちがブースを訪れていました。
女性ファンだけではなく、たくさんの男性ファンもこのエリアを訪れており、「ホロスターズ」を観る男性層も多いということが可視化されたブースでもありました。
ライブ鑑賞やごろごろダービーを体験できた「PARALLEL」エリア


「MEMORY」エリア、「WORLD」エリアときて、さらに「PARALLEL」エリアが続きます。こちらも遊び心にあふれた大変楽しい空間となっていました。


「PARALLEL THEATER」では、ホロメンイチ推しの3Dライブを大画面LEDでファンたちと一緒に鑑賞することができます。ド迫力の画面&音響に加え、画面の映像に合わせて床の照明も切り替わるという大変豪華な演出となっておりました。


「hololive ごろごろダービー by holo Indie」では、丸いボタンを連打して推しを一位にするというゲームが行われていました。ホロメンたちがまあるい姿でレースをする姿は、観る者の心をやんわりと和ませていました。
VRで推しと会える「ホロアース」


アリーナで行われていたのは、「ホロアース」、および「ホロドリ」に関する巨大展示です。ホロドリに関しては別の記事で詳しく紹介されていますので、本稿ではホロアースに着目します。


ホロアースとは、独自の世界観に没入することのできるカバーのメタバースプロジェクトです。今、VTuber業界は「AR」の方向性(現実世界にVTuberを顕現させる方針)と、「VR」の方向性(バーチャル空間でVTuberと会うことのできる方針)の二つにそれぞれ進化を遂げつつありますが、カバーは後者の未来を切り開き続けている企業です。




ホロライブでは、2025年から「降臨祭」(ホロライブタレントがホロアースを訪れるという企画)を積極的に行っており、激動の一年だった「2025年」の歩みが年表形式で紹介されています。


20社以上出展で大盛況な企業ブース
企業ブースは今年も大賑わいでした。初めてのEXPO開催となった2022年の時点で協賛企業は3社でしたが、今や20社を超える企業が協賛企業として名を連ねています。日本のエンタメ/コンテンツを語るうえで外すことのできない大企業も多数ブースを出展しており、歩いて回るだけでも大変楽しい&刺激的な空間となっております。


2023年からEXPOブース皆勤賞であるグッドスマイルカンパニーは、今年も力作揃いの魅力的な展示をされていました。










「ホロライブ×ガンダム」という驚きのコラボも会場を大いに盛り上げていました(詳細は別記事)。




先日告知された「ホロライブ(輪堂千速)×スズキ」コラボも大きな注目を集めていました。大のクルマ好きとして知られる千速さんは、自らの夢の一つを叶える形となりました。




株式会社マイニングベースが展開するPCブランド「ASTROMEDA(アストロメダ)」では、コラボPCグッズが多数展示されていました。




「ホロライブ×ABEMA」のコラボも大変耳目を引いていました。


ゲーム業界を牽引する大企業の一つカプコンは、去年のEXPOに引き続き二年連続のブース出展となりました。今や「STREET FIGHTER6」は配信文化における看板作品となっており、「モンスターハンター」は2004年から続く超人気シリーズです。こうしたIPを有するゲーム会社とカバーのコラボは、「ビデオゲーム文化×eスポーツ×ストリーマー文化」の中心軸の一つにVTuber文化があるということをはっきりと示しています。


株式会社デザインココによる等身大フィギュアは今年も大きな話題となりました。見る角度によって、フィギュアはそれぞれ全く違う「表情」を見せてくれます。フィギュアが「2次元を3次元にする技術」であるということを思い出させてくれました。










他にも、様々な企業が力の入ったブースを出展されていました。中には明利酒類(2022年からブース出展皆勤賞)やウエニ貿易(香水ブランド「Anideal」を展開)など、毎年見かける企業も名を連ねており、長年のホロライブファンにとっては見慣れた景色になりつつあると言えるでしょう。
今年のEXPOは、ホロライブ史上最大規模のイベントとなりました。来場者の中には海外から来たファンも多数おり、ホロライブのファンコミュニティが海外にも広がりつつあることを感じさせました。
筆者は昨年もEXPO現地レポートを執筆しましたが、あれだけクオリティの高かったEXPOがさらにハイクオリティになって装いを新たにしたことに驚きを隠せませんでした。また、イベントスタッフの方々もベテランばかりで、2022年から始まったEXPOの流れの中で、着実にイベント運営のノウハウが蓄積されている様子がうかがえました。
2026年とは、VTuber文化が産声を上げてから10年目を迎える年です。これまでホロリスの方々が、様々なタイミングでホロライブプロダクションという事務所を知っていったことでしょう。
まだまだ歴史の浅い文化であるとはいえ、それでも着実に「ホロライブプロダクションの歴史」は日々ページ数を増やし続けています。


2026年のEXPOは、過去と未来を見せてくれる素晴らしい時空の旅(タイムワープ)でした。
来年は、いったいどのようなEXPOの景色を私たちに見せてくれるのでしょうか? 今から楽しみでなりません。
●執筆者プロフィール
山野弘樹
「東京大学大学院博士課程。東京大学「共生のための国際哲学研究センター(UTCP)」リサーチアシスタント。元日本学術振興会特別研究員DC1。主著に、「独学の思考法」(2022年)、「VTuberの哲学」(2024年)、「VTuber学」(共編、2024年)など。
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