KDDI、スマートグラス「NrealLight」を約7万円で12/1発売銀座にて明日より先行展示

KDDIは10日、5Gの新たな体験価値の創出を目的とし、中国・Nrealと共同で開発したスマートグラス「NrealLight」（エンリアルライト）を12月1日から発売開始することを発表した。au Online Shop、KDDI直営店にての販売となり、価格は6万9799円（税込）だ。

「NrealLight」は、軽量かつコンパクトなデザインを特長とし、「Xperia 5 II」、「Galaxy Note20 Ultra 5G」など対応機種の5Gスマートフォンに接続するだけで、手軽に5GとXR技術を組み合わせた映像体験が可能となる。

また、今回の発売を記念して、「NrealLight」と対応スマートフォンを購入したユーザーを対象に、2020年12月1日から2021年3月31日まで1万Pontaポイントをプレゼントするキャンペーンを実施する。

KDDIとNrealは、2019年5月に戦略的パートナーシップを締結し、日本国内におけるXR技術を活用したスマートグラスの企画開発や受容性の検証など、さまざまな取り組みを行ってきた。

今回発売する「NrealLight」は、メガネのように折りたたむことが可能で、かけやすいコンパクトなデザインが特長となる。スマートフォン接続型とすることで、従来のコンピューティングユニットを別に用意するタイプや、一体型のスマートグラスと比較し、持ち運びが容易となる軽量・小型化を実現した。

「NrealLight」は、従来のAndroidアプリケーションをグラス内で起動し、プライベートなセカンドスクリーンとして利用できるミラーリングモードや、グラス内で空間上に映像を映し出すMR （Mixed Reality）モードを実装している。

これにより、目の前に100インチ規模のプライベートな仮想スクリーンを広げることも可能で、TV動画配信サービス「TELASA」「Paravi」「FODプレミアム」がセットになったテレビパックのコンテンツやsmash.をはじめとした動画視聴のほか、さまざまなゲームを自由な姿勢で楽しむことができ、没入感のある映像体験が実現できるという。また、AR （拡張現実）コンテンツのような、現実空間とデジタル情報を融合するXR技術をより自然に体験できる。

さらに、今後ARを用いた作業マニュアルの表示といった遠隔作業支援などのビジネスシーンで使えるデバイスとして、法人にも提案をしていくそうだ。

「NrealLight」は、KDDIコンセプトショップ「GINZA 456 Created by KDDI」にて2020年11月11日から先行展示し、他の全国21カ所のKDDI直営店および沖縄セルラー直営店では、12月1日から展示を開始する。

店舗では、プライベートな大画面のスクリーンを楽しめるアプリケーション「Nebula」によって、YouTube （TM）やGoogle Chromeによるウェブサイトの画面が、スマートグラスを通して見ることで空間上に広がる様子を見ることができる。また、ARゲーム「スペースチャンネル5 AR」などのコンテンツも楽しむことが可能だ。

●「NrealLight」スペック
重量：約106g
対応視野角：約52度
搭載カメラ：3基
接続：USB-C接続
機能
・SLAM (自己位置推定) 対応
・6DoF対応
・平面検知
・画像認識

●Pontaポイントプレゼントキャンペーン概要
「NrealLight」および対応スマートフォンを購入のうえキャンペーンサイトから応募した方全員に、au PAY残高へ1万Pontaポイントをプレゼント。

1. 実施期間
2020年12月1日から2021年3月31日

2. 適用条件
以下 (1) (2) の条件をすべて満たす方
(1)「NrealLight」および対応スマートフォン（「Xperia 5 II」もしくは「Galaxy Note20 Ultra 5G」）購入者
(2)スマートパスプレミアム加入者

3. 応募方法
購入機種（「Xperia 5 II」もしくは「Galaxy Note20 Ultra 5G」）からキャンペーンウェブサイトへアクセスして応募。
詳細はキャンペーンウェブサイトを確認。

（TEXT by Shuto Uchimura）