パチスロメーカー・山佐に所属する虹河ラキさんは19日、自身のYouTubeチャンネルにて最後の動画となる卒業配信を行った。2018年2月というVTuberブームの初期のころから活動を続けていた虹河ラキさん。
VTuber面接試験など運営からの無茶ぶりに応える様々な企画動画や、歌ってみたなどの音楽活動、ファンクラブである虹ぴょこ会など幅広い活動で山佐のプロモーターを務めてきた。約3時間に及ぶ卒業配信の中では、後半虹河ラキさんのキャラクターボイスをつとめる、いわゆる「中の人」が登場する場面もあり、多くのVTuberファンを驚かせた。
配信の冒頭は、ファンから多く寄せられていたスーパーチャットのお礼で始まった。その後、第一回投稿の自己紹介動画や、はじめてのスロット動画など今までの活動をファンとともに振り返る。そして、同じパチスロ系VTuberの上乗恋さんを始め、同じ公式VTuberとしてTwitterなどで交流のあったいるはーとさんや、かしこまりさん、響木アオさんなど総勢9名からの卒業祝いメッセージを紹介した。
最後には、運営からのメッセージを紹介し、その中で「今後はこちらの世界でも山佐さんのお手伝いや活動をすることもあるでしょうから、最後に先輩の皆さんにもご挨拶しておいてくださいね」と伝えられた。虹河ラキさんも心配そうに「びっくりしない?大丈夫?どんな私でも受け入れられる準備ある?」と念押ししつつ「先輩がきっと私を受け入れてくれると信じて」と覚悟を決めたように「転移!虹河レインボーゲート!」と呪文を唱えた。
「中の人」を担当していたのは、プロダクション・エース所属の新人声優・八木侑紀さん。配信中に、「中の人」があいさつに登場するというのはおそらくVTuber初となるだろう。視聴者の多くも驚きを隠せない様子だったが、温かく受け入れられ、中の人・VTuber・そのファンとの新しい関係性を提示した出来事だったように思う。
今回のサプライズは、最後の配信となるということで裏側まですべて話したいという思いで、運営と話し合った結果のことだったという。とはいえ、今回の配信は非常に勇気のいることで、八木さんもこうした流れが決まって以降当日まで不穏な空気になってしまうのではないかと何度も夢に見たと話した。
一方で、「これでラキちゃんが先駆者になったというか前例を作ったので、今後こういう放送も増えていったりするかな」とも話し、VTuberの歴史を変える出来事だったのではないかと思いを伝えた。
これからは、自身の声優としての活動も続けていく中、虹河ラキさんの担当声優としても山佐の準契約社員サポーターというかたちでマスコットとしての活動も続けていくことを伝えた。
最後には、虹河ラキさんの姿に戻り、「これからもラキぴょこと八木ぴょこを応援します!」などあたたかいメッセージに見送られ、ファンからのお祝いコメントを読み上げ配信を閉じた。
配信終了後には、虹河ラキさんのキャラクターデザインを担当されたイラストレータの藤真拓哉さんのエンドカードイラストも披露された。また、声優の八木侑紀さんはTwitterにて、虹河ラキさんと相互フォローになれたことを報告し、「夢の相互フォロー」と喜びを伝えた。
(TEXT by Shuto Uchimura)
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