VARK、「Cinderella switch ~ふたりでみるホロライブ~」vol.3徹底レポ 2nd Season開催も決定!

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アイドルVTuber事務所「ホロライブ」と、VRライブプラットフォーム「VARK」(バーク)が9月から月に1回ペースで開催してきたVRライブ「Cinderella switch ~ふたりでみるホロライブ~」の第3弾が11月28日に開催された。

ホロライブの人気メンバーが二人一組となり、2部構成でそれぞれのソロライブを行うこの企画。最大の特徴は、ソロライブの公演中、演者ではないもう一人のメンバーは、ユーザーの隣でライブを一緒に楽しんでくれること。つまり、ホロライブメンバーのライブを楽しむだけでなく、ホロライブメンバーとのライブデート感覚も同時に体験できるのだ。

一部と二部では演者が入れ替わり、一部でステージに立っていたアイドルが隣席に。そして、一部では一緒にライブを見ていた女の子がステージでアイドルとしてのパフォーマンスを見せてくれる。さらに、一部と二部の通しチケット購入者のみが参加できるアフタートークも開催。9月の第1弾10月の第2弾ともVRライブはもちろん、アフタートークでもオマケにしては濃すぎるくらいの体験ができた。

今回、レポートする第3弾の出演者は、ホロライブ4期生の角巻わためさんと、3期生の不知火フレアさん。1期生の白上フブキさんを含めた3人で「バカタレ共」と名乗り、コラボ配信も数多く行っている仲良し先輩後輩コンビで、ともに歌唱力の高さには定評がある。

このライブへの参加方法は、VRゴーグル(Oculus Quest、Oculus Quest2、PlayStation VRのみ対応)、VARKのスマホアプリ、ニコニコ生放送の3種類。筆者は、第1弾、第2弾と同じく今回もVRゴーグルで参加。スクリーンショットもVR版のものだ。


No.1の決めポーズとともに、わためさんがステージに登場

一部の主演である、わためさんの登場を待っていると、左隣にフレアさんが登場。開演時間を少し過ぎてしまったせいか、「お待たせして、すみません」と周囲に謝りながら現れたのだが、こちらを見ると「よく見たら、君じゃん。なんだよー。楽しみだね」と突然フランクな雰囲気に。その距離感の変化にドキっとしていると、ステージのスクリーンでカウントダウンがスタート。フレアさんも「ドキドキするね」と言いながら、大きな声でカウントし始める。

カウントがゼロになり、一度、真っ暗になったステージに光が戻ると、ステージには、右手の人差し指を天に突き上げて「No.1」の決めポーズを取ったわためさんが登場。「ねえ、早く歌って欲しい?」とファンを焦らし、フレアさんに「はよ歌え~」とツッコまれた後、ふわふわもこもこな羊で歌声も柔らかいわためさんにピッタリな童謡テイストのボカロ曲「ドレミファロンド」を歌った。「雨上がりの空 虹を描いて」という歌詞に合わせて、スポットライトの光が虹色になるなど、今回もVARKのステージ演出が冴えている。

普段から、「わためのうた」「わためぇ Night Fever!!」などの歌系配信も多いわためさんが「VARKでしかできない選曲をしてきた」と語った後の2曲目は、ポルノグラフィティの「Sheep~Song of teenage love soldier~」。ポルノグラフィティの大ファンで、歌配信でもポルノの曲は毎回のように歌っているが、シングルのカップリング曲であるこの曲は初披露だった。

十代の恋を歌ったポップスを爽やかに歌うわためさん。間奏では、片足を上げて、サイドにぴょんぴょんとスライドしていく独特のステップを披露。その動きが気に入ったフレアさんは、「その謎ダンスは何?」と笑いながらもノリノリでコールを入れていく。


「Rising Hope」「ファンサ」「コネクト」と超人気曲3連発

3曲目は、アニソンシンガーLiSAさんの代表曲の一つで、アニメ「魔法科高校の劣等生」の主題歌でもある「Rising Hope」。力強い曲に合わせて、わためさんの歌声もガラリと変化。これまでの2曲とはまったく別の魅力を披露していく。

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わためさんの熱いパフォーマンスに引っ張られ、ますますノリノリのフレアさんは、ハイテンポなラップパートでも完璧なコール。曲が終わった後には、「声がデカかかったかな? ごめんね。恥ずかしい……」と少し照れ気味だったが、こちらとしては、可愛い同伴者のおかげで、楽しそうな人が一緒だと自分もさらに楽しくなるというリアルライブでよくある感覚をVRライブでも体感できて大歓迎だ。

「きっと、わためいと(ファンの総称)のみんながずっと、ステージで歌っているところを観たかった曲なんじゃないかな」という曲振りからの4曲目は、新人アイドルのファンへの思いを歌った「ファンサ」。大サビでは、ステージから客席に降りて来たわためさんが目の前に。ガチ恋距離に立ち、耳に手を当てて、「合言葉はとびっきりのL・O・V・E」と愛のこもった声援を求めてアピールする仕草も可愛い。

「ふーたん(フレアさんの愛称)と話して決めた」最後の曲は、アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の主題歌「コネクト」。わためさんの透明感ある歌声にピッタリな上、サビに向かってドラマチックに盛り上がる構成もラストに相応しい選曲だ。ふと隣を見ると、これまで大きな声でエールを送っていたフレアさんも後輩の歌声に静かに聴き入っていた。ところが、間奏になると、我に返ったようにコールをはじめ、こちらの肩を軽く叩くようにしながら、「ほら、君も声出して」と声をかけてくる。その行動や仕草の友達的距離感も心地良い。

ラストも天を指差す「No.1」のポーズで決めたわためさんは、初めてのライブが楽しかったからか、「終わりたくない~」と可愛い駄々をこねながらも、二部でステージに上がるフレアさんを紹介。フレアさんが「こんなエモい曲を2連続で聴いた後、歌えるかって」と少し弱気な雰囲気を見せると「いけるいける。先輩でしょ」と仲良しならではのツッコミも入れていた。

わためさんがステージを去った後、フレアさんは「私も全力で歌ってくるから、一緒に声を出してくれたら嬉しい。絶対に帰らないでね! 1曲だけでも聴いてね!」と念を押しながら、客席を後にした。


イケボで熱血バトルアニメ「スクライド」の主題歌も熱唱

1時間のインターバルを挟んで、フレアさんがステージに立つ二部の開演時間。まずは、左隣にわためさんがやってきて、小柄な身体でこちらを見上げながら「なんだか、初めて会った気がしませんね」「これも何かの縁なので、お隣失礼します」などと話しかけてくれる。

ステージに登場したフレアさんが、「わためが最後に歌ってくれた『コネクト』に繋がる曲を歌わせていただこうかと思います」という予告に続いて、「1曲目は『ルミナス』」と、「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語」の主題歌のタイトルを告げたところで、機材トラブルが発生。VR視聴で参加した筆者の視界は真っ暗なまま復旧を待つことになったが、隣にいるわためさんが高いテンションのまま、ずっと話しかけてくれたため退屈することもなく、のんびりと再開を待っていた。

数分後にステージに明かりが戻り、ようやく「ルミナス」を歌ったフレアさん。MCでは、「企画上一緒に歌うことはできないけれど、間接的にでも(一緒に)アンサーソングみたいな曲を歌いたかった。それに私がわために『コネクト』を歌って欲しかったんだよ」と、わためさんとの「まどマギ」主題歌リレーの理由を語った。

ちなみに、隣のわためさんは、イントロの時点ですでに「綺麗だよ~ふ~たん!」と絶叫。間奏では「最高だー。輝いてるよー」と感極まり、歌い終えると「美しすぎるでぇ……。美声過ぎるんじゃあ……」と放心したかのように呟いた。

「イケボ曲だよ」という予告の後、「衝撃のファースト・ブリット!」という必殺技名の絶叫から始まった2曲目は、アニメ「スクライド」の主題歌「Reckless fire」。拳を振り上げながら、多くのホロライブメンバーを魅了してきた低音ボイスで、バトルアニメの主題歌を熱唱していく。その熱いパフォーマンスに、わためさんは「むちゃくちゃかっこいいなあ。あのパンチなら喰らいたいよ」と謎の感情が湧いたようだった。


フレアさんのステージのラストは、サンホラの壮大な曲

MCを挟んだ3曲目では一転して可愛い曲、堀江由衣さんの「この指とまれ」をカバー。2曲目とは別人のようなハイトーンボイスを響かせていく。隣のわためさんも元気にコールを入れていくが、曲が終わった直後に「最後の『ハイハイ』、一個多く言っちゃったよ……。ちょっと恥ずかしかったな」と可愛く呟いていた。

実は電波ソングも大好きなフレアさんが4曲目に選んだのは、MOSAIC.WAVの「ガチャガチャへるつ・ふぃぎゅ@ラジオ」。冒頭からテンション高く楽しそうに歌うフレアさんが可愛い。ところが、2番の後の間奏では、客席に降りてきたフレアさんに「ちゃんと合いの手、入れてくれてる?」「は? 恥ずかしい? うるせえ、お前もやるんだよ!」とガチ恋距離から発破をかけられてしまった。

リハーサルの時にわためさんが「めちゃくちゃ褒めてくれた」というラストの曲は、フレアさんが大好きな「サンホラ」ことSound Horizonの「schwarzweiβ ~霧の向こうに繋がる世界~」。ここまでの4曲でも、次々と異なる魅力の歌声を披露してきたが最後の5曲目でも、また新たな魅力を披露。壮大な楽曲に合わせて、綺麗な高音を響かせていく。曲が終わった後の「ふーたん、最高だー! いいもん聴かせてもらったで」というわためさんの感想は、まさにファン代表らしいものだった。

「終わった後に、『終わっちゃったんだ』って思ってもらえるようなライブがしたかった」と語ったフレアさんは、観てくれたファンへの感謝を述べた後、退場。わためさんも、「最高にいい汗をかいて、最高にいい時間を一緒に過ごせて幸せでした。でも、これで終わりじゃないから、アフタートークで待ってるからね。来てね」と言い残して去っていった。


アフタートークでは、2nd Seasonの開催決定も発表

30分のインターバルの後は、一部と二部の通しチケットを購入した人だけが参加できるアフタートーク。フレアさんと、わためさんは、「こんぬい〜」「こんばんドドド」といつもの挨拶とともにステージに登場すると、ライブ本編で燃え尽きてしまっていることを告白。二人とも「満足感がすごい」と声を揃える。

その後は、それぞれのライブで、特に好きだった曲などを観客に尋ねたり、感想を語り合ったりする二人。フレアさんのセトリの中で、わためさんが1番好きだったのは「schwarzweiβ ~霧の向こうに繋がる世界~」。フレアさんがわためさんのセトリの中で一番好きだったのは「ファンサ」だったそうだ。

「みんなもご褒美が欲しいだろうし、私たちもご褒美が欲しいから、みんなのところへ行っちゃおう」とフレアさん。わためさんが「ガチ恋距離にレッツゴー!」と掛け声をかけると、二人は言葉通りのガチ恋距離に登場。こちらに手を伸ばし、「わしゃわしゃ」と頭を撫で撫でしてくれる。自分の頭に手が迫り実際に撫でられそうな距離感を感じられるのは、VR視聴だからこその体験だろう。

その後は攻守交代。わためさん、フレアさんの頭を撫でていく。「これは、なんだか恥ずかしいね」と照れていたフレアさんだが、さらにハグもしてくれるという大サービス。わためさんは、左手が動かせない状況になったため、右手だけでハグをしてくれようとしたのだが、最終的には肩を組むような体勢になったのも楽しかった。

サービスタイムの終了後は、告知のコーナー。最初の企画発表時、第3弾までの開催を予告していた「Cinderella switch ~ふたりでみるホロライブ~」。つまり、この日がラストだった可能性もあったのだが、スクリーンには「2nd Season開催決定!!!」の文字が。日程や出演者などは明かされなかったが、2021年の春から、この神企画が再び開催されるとのことだ。そんな嬉しい新情報を発表した後、「ばいばーい」と笑顔で手を振りながら二人は退場。楽しいアフタートークもあっと言う間に終了した。

本格的な冬が始まったばかりで、まだまだ来年の春は遠く感じる。しかし、「Cinderella switch ~ふたりでみるホロライブ~ 2nd Season」という楽しみも生まれたことで、意外とすぐに春は訪れるのかもしれない。先輩後輩の垣根もなく、みんなが仲良しなホロライブだけに、この企画で観たい組み合わせは無限。まずは、「2nd Season」の詳細発表を楽しみに待ちたい。

 

(TEXT by Daisuke Marumoto

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