NEXCO中日本、VRコンテンツ「VIRSE」を開発 業務訓練や安全意識向上に活用

LINEで送る
Pocket

NEXCO中日本と、グループ会社である中日本ハイウェイ・パトロール名古屋は23日、VRコンテンツ「バースVIRSE」の開発を発表した。交通管理隊員のスキルの育成、安全意識の向上などに活用される。

交通管理隊員は高速道路上の事故や故障車の発生場所にて安全を確保し、交通規制や事故処理などを行う。通常行われる高速道路外での想定訓練ではこうした業務における現場の危険性、緊張感などを実感しづらい状況があったという。

今回開発されたVRコンテンツ「VIRSE」危険性やスピード感などを視覚から体感することできるとのこと。また、「VIRSE」には交通管理隊員の業務を想定した訓練のほか、高速道路などで発生する各種交通トラブルの疑似体験機能も付属する。

あおり運転車両や逆走車両と遭遇した場合、ながら運転を行った場合などを360度の立体的な空間で擬似体験できる。また、トラブル遭遇時の対応能力を育成するロールプレイング機能も搭載している。

NEXCO中日本 ではVRコンテンツ「VIRSE」を自社グループ内での社員研修などに活用するほか、交通トラブルの疑似体験を安全運転講習などの機会に活用し、運転者の安全意識向上に努めていくとのことだ。

(TEXT by MASAHIRO MINAMI)

●関連リンク
NEXCO 中日本公式サイト「ドライバーズサイト」
NEXCO中日本 SNS公式アカウント一覧