SIE、WWSの統括責任者にハーマン・ハルスト氏が就任 吉田修平氏はインディーデベロッパー向けイニシアチブに

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ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は7日、ワールドワイド・スタジオ(WWS)の統括責任者(Head of WWS)として、同社子会社であるオランダGuerrilla Gamesの共同設立者で、マネージングディレクターを務めたハーマン・ハルスト氏が就任したと発表した。現WWSプレジデントの吉田修平氏は今後、外部のインディークリエイターの発掘や育成を支援するイニシアチブのヘッドを務める。

Guerrillaの代表作は、2004年にPlayStation 2向けにリリースした「KILLZONE」シリーズ、2017年のPlayStation 4向け「Horizon Zero Dawn」など。2013年より開発しているゲームエンジン「Decima」は、コジマプロダクションの「DEATH STRANDING」などのゲームに採用されている。ソニー・コンピュータエンタテインメント(当時)に買収されたのは、2005年。ハルスト氏のコメントは以下の通り。

「私は2001年以来、SIEやWWSと密接に仕事をしてまいりましたが、米国、欧州、日本の各スタジオにおけるクリエイティブな才能を持った人たちと、その意欲的なアイディアには常に大きな感銘を受けてきました。今、その素晴らしい才能を持つチームを率いて、『プレイステーション』のユーザーの皆様に最高のゲームをお届けするという重要なミッションを拝命し、大変光栄に思っています。」

現WWSプレジデントである吉田修平は職責を離れ、インディーデベロッパー向けにツールや技術ノウハウ、各種サービスを提供するイニシアチブのヘッドに就任する。吉田氏は、立ち上げからPlayStation VRを牽引してきた人物だ。SIE社長 兼 CEO ジム・ライアン氏のコメントは以下の通り。

「新しいイニシアチブのヘッドを吉田に任せることができ、とても嬉しく思います。皆様もご存じの通り、吉田はインディーゲームに並々ならぬ情熱を持っています。インディーゲームはゲーム業界の生命力の源であり、同時にSIEのコンテンツポートフォリオをユーザーの皆様にとって特別なものにしています。こうしたクリエイティビティ溢れる体験の創出に、吉田が専念することは大変重要だと思っています。吉田は今後、SIEが横断的にインディーデベロッパーの皆様をサポートし応援することで、一層『プレイステーション』プラットフォームをご支援いただけるよう、よりよい関係を構築してまいります」

 
 
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