XRコンソーシアム(XRC)は15日、会員企業向けにVR/AR/MRデバイス・スマートグラスのシェアリングサービスを開始したと発表した。XRCの会員はVR/AR/MR開発に関わる最新のハードウェアを30日間借りて体験できる。初回のシェアリング対象機材は「Magic Leap 1」、「NrealLight」および対応スマートフォン、「HP Reverb G2 VR Headset」の三端末となる。
XRCはVR業界内の連携構築を目的とし、企業間のマッチング、イベントの開催などを行う企業。1月17日から自社の行う様々な活動への参加が可能となる法人会員を募集してきた。一般の法人会員は入会費20万円(非課税、以下同)年会費20万円であるが、非上場で従業員数30名以下の企業のみであるスタートアップ会員入会金2万円、年会費無料となる。2月1日現在、会員企業数は53社(関連記事)。
今回のサービスは、XRCが開始したシェアリングサービスでは、XRCがNTTドコモ、KDDI、日本HPなどのハードウェア企業から機材を預かり、希望する会員が利用できる仕組みだ。
従来、機材の貸し出しはこれまでXRの開発企業とハードウェア企業が直接行ってきたが、最新の機材を試す機会の少なさ、企業間の連絡調整の手間、コロナ禍による体験会の減少などさまざまな課題があったという。XRCは会員企業がより気軽に機材を試せる機会を提供し、またハードウェア企業へは多くの開発者が機材に触れる機会を提供する。
XRCでは今後もシェアリングできる機材を増やしていくほか、XRに関わる企業の発展を目指し活動していくとのことだ。
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