まりなす(仮)、VRライブ「1stワンマン(V)」限界レポート ファンに聞く彼女たちを推す理由

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avexがプロデュースし、奏天まひろさん/燈舞りんさん/音葉なほさん/鈴鳴すばるさんの4人からなるバーチャルアーティストユニット「まりなす(仮)」は11月9日、スマートフォンを使ってVR視聴できる「INSPIX」にてVRライブ「まりなす1stワンマン(V)」を開催した。

当日はリハーサル配信、本番での怒涛のオリジナル曲披露、アフターMTGと大ボリュームの企画だったが、実際に参加したファンはどう感じたのだろうか? ファンの一人であるTさんにインタビューしたところ、「限界」で詰まった想いを語っていただけた。


──まりなす(仮)を知ったきっかけは?

Tさん まりなす(仮)というより、ソロで活動していた時期の奏天まひろさんと昨年の11月、秋葉原エンタスで開催された「バーチャルエンタス」で出会って知りました。エンタスは聖地です。今、その壁にまりなす(仮)4名のサインがあります。入ってすぐのところに。あれからもう1年……あっ泣きそう。泣く。

 
──どこが魅力で推していますか?

Tさん まひろさんがソロで活動していた時期から今までで共通しているのは、

・目が覚めるような圧倒的ノリノリな音楽
・キレッキレの日本刀の如きそのダンス

の2点です。これまでリリースしてきたオリジナル曲は一貫してユーロビートテイストでバチクソにノリノリな曲調ですが、これはダイレクトにマッハで脳にキまります。そこに載るポジティブな歌詞。体を動かさずには聞けない。This is ダンスミュージック。まずそこが素晴らしい。

そして目を見張るようなダンス。「まりなすたーず」(同グループのファンネーム)なので自信をもって宣言しますが、まりなす(仮)のダンスパフォーマンスはVTuber界ナンバーワンです。しかもそれは日に日に進化している。なので常にナンバーワンです。

注目していただきたいのが、まりなす(仮)メンバー4名のダンス力を最大限に引き出している「ダンスの振り付け」。ただダンスが上手いだけでは記憶に残りません。だがまりなす(仮)は違う。

「一目見たら忘れない振り付け」

曲との相性がバチバチにマッチングした素晴らしい振り付けなのです。

通勤中は「WONDERLAND」「JUST IN MY HEART」をループで聞いているのですが、脳内では彼女たちが踊っています。それはぼんやりとした情景ではなく「ここの歌詞で、このタイミングでこの動き」が明確に脳裏に焼き付いている。メリハリのきいた、特徴的でありながらも悪目立ちしていない、あくまで音楽と彼女たちに合って、その魅力を十二分に引き出すダンスです。

まずはMVを見て、物足りなくなったらライブで。ライブを見たらまた次のライブが待ち遠しくなり夜も眠れなくなります。一緒にそんな夜を明かしましょう。

そしてなんといっても忘れてはいけないのが(忘れられる訳がないのだが)、4人の魅力的なキャラクターと、そんな彼女たちが織りなす超銀河的てぇてぇコミュニケーション。まりなすダイアリーや公開練習生放送、まりなすLIVEを見てください。そこに答えはあります。

 
──4人の魅力的なキャラクターというのをもう少し深く聞きたいです。

Tさん まず奏天まひろさんは、「まっすぐ/純粋/天真爛漫/清楚/頑張り屋」。そんな言葉たちの化身の如き「まっひー」に何度心が洗われたことか。目の輝きは伊達じゃない。それは偽りの輝きではなく、シューズを10足ローテでそれを短期間で履きつぶすほどのハードトレーニングに裏付けられたダンスのキレが、まさに夜空にきらめく一番星なのです。昨年の11月にエンタスで出会ってからずっと眩しくて、今も輝いている。

WONDERLANDは最初はまひろちゃんひとりでした。素晴らしかった。「こんなVTuberがいるんだ。すごいな。まっすぐだな。楽しんでるんだな」。そして「楽しいな」と思わせてくれたのがまひろちゃんです。

「NIGHT OF FIRE」のパラパラを踊ってくれたり、様々なコラボで見せる天真爛漫さで笑顔にさせてくれたり。そんな彼女が、りんちゃん、なほちゃん、すばる様と一緒に「まりなす(仮)」となった嬉しさ。WONDERLANDのMVでは4人で輝いているのが本当に嬉しい。

燈舞りんさんは「一見」真面目だけど、天然(?)な一面も見せて、いじられることも多い愛されキャラです。もちろん全員愛すべき存在なのですが、茶目っ気たっぷり、でもまとめるときはしっかりまとめてくれるりんちゃんに「良い子~」されたい。僕はりんちゃんに「良い子~」されるために生きている。

ツンな感じもボケな感じもすこなんですがそこにピリリとスパイスになるのがですね、「デレ」。りんちゃんの「デレ」の破壊力たるや。なんて表現しましょうかね。わからない。あの心にズギュンとくる感じ。男らしくいたいけどドキドキときめいて何も言えない。心のふるえはおさえられない。りんりんりりん……。

音葉なほさんは、「ん~っと~ え~っと~」ギャップですね。圧倒的ギャップ。ギャップ萌え。ほんわか、おっとり、不思議系お姉さん。そして秒でボケる。4人で集まればボケるし、振られたら無意識に体が動いてなんでもやっちゃう。予測不可能で不思議な行動と言動。

それでいて、母性。ほんわか包み込んでくれるような、あのオーラ。形容し難いですが、癒しでもあり、笑いの源でもあってとにかく、目が離せなくなる。でもダンスはすごい。当然、まりなす(仮)ですから。おっとり、ないなったというギャップ。

東京秋葉原にある唐揚げ屋「あげばか」には行きましたか?今「あげばか」にはなほちゃんののぼりが立っているのですが、僕はその前で20分は立ち尽くして泣きながら唐揚げを食べていました。脳内で。あーんですよあーん。12月3日にエンタスで誕生日イベントがあるそうです。行くしかない。

鈴鳴すばるさん(様)は「ワン!!!」。どういう意味かというと、そのままで、すばる様の前ではワンコになってしまう。こればっかりはどうしようもないだってワンコなんだから。

声、口調、歌姫と呼ぶにふさわしい歌唱力に支配され、見つめられたら動けなくなり、ウィンクでハートが撃ちぬかれます。WONDERLANDのコール、ジャンプした後のキメポーズ。あれに何度撃ちぬかれたことか。心臓の替えが足りない。そんなクールビューティーなすばる様が時折見せる可愛い一面。ワンコになるしかないでしょう。言葉では表現できないワン。

 
──スゴい(笑)。今回のVRライブの見所は?

Tさん 今まで挙げてきた、圧倒的ダンス、音楽、てぇてぇコミュニケーションは当然素晴らしいので「すべて」と答えたくなるところですが、今回という点であげるとしたら、「彼女たちの魅力をさらに引き出すINSPIXのライブ演出」です。

楽曲ごとに目まぐるしく変わるバーチャル空間の演出には度肝を抜かれました。モノクロだったり、逆に華々く変わったりと、リアルライブとはまた違った魅力が一杯で、バーチャルならではの満足感と感動がありました。

スマホだと手元でサイリウムの色を替えられたのですが、これをね、メンバーのカラーに変えるのがもう楽しくて楽しくて。僕はライブを見ながら音ゲーをやっている気分でした。

発表されるリアルライブの告知。いやもう。もう。なんていえばいいんでしょうね。生きててよかったなって。

ステージ衣装に身を包んだ4人の背中。

「黙って、ついてこい。」

背中から感じるメッセージ。伝わりました。

そしてお見送り。「これなんだ?」とずっと思っていたのですが、「あっ(なるほど無理)」となるのにコンマ1秒も経たなかったです。名前をね、呼んでくれたんですよ……あまりの出来事に1枚スクショするのがやっとでその後スマホを落としました。

まりなす(仮)、生きる活力をありがとう。12月14日に東京・池袋HUMAXシネマズと名古屋・伏見ミリオン座で同時開催する「まりなす1stワンマンライブ(R)」にぜひきて、その魅力を体感してください(チケット販売ページ)。何なら僕があなたの分も払いたいぐらいです。

●セットリスト
M1 JUST IN MY HEART
M2 WONDERLAND
M3 ポラリティ
M4 SPARK×SPARK
M5 亜空の先へ

(TEXT by Minoru Hirota

●関連リンク
まりなす(仮)公式サイト
まりなす(仮) YouTubeチャンネル
まりなす(仮)Twitter