角川ドワンゴ学園は24日、学習アプリ「N予備校」において1000本以上の課外授業をVR学習教材を使用した学習ができるようになったことを発表した。これにあわせ、N高等学校およびS高等学校において2021年4月より始まる「普通科プレミアム」を選択した生徒に向けて、一体型VRゴーグル「Oculus Quest 2」の発送を開始した。
本教材では、VR空間の教室にて先生やクラスメイトと共に実際に授業を受けているかのような体験ができる。授業で扱う模型や図形などの3Dオブジェクトを手に取ることも可能だ。課外授業は英語、数学、国語、理科、社会などの科目を用意している。以下に、各科目の教材例を紹介する。
●英語
実際の風景の中で吹き出しを選んで会話を進め、英語で道案内をする練習ができる。
●数学
図形を目の前に出し、立体の構造を触って確認する。
●国語
源氏物語に出てくる住まいを再現し、物語に合わせ主人公が移動する。
360度見渡せる全天球の教材により、夏目漱石「こころ」の舞台の1つである東京大学の赤門を体感できる。
●理科
古代生物の模型を拡大したり、逆さにしたりして観察することや、炎色反応の実験を、自分で手を動かして体験することができる。
●社会
360度見渡せる全天球の教材により、川崎の工業地帯を体感できる。
また、25日発売の週刊ファミ通2021年4月8日号付録には、VR学習教材を使った学びを紹介する小冊子「新時代の学びのスタイル N高等学校・S高等学校 VRの学びガイドブック」が付属する。
VR学習にスポットを当てたインタビューや、声優の前島亜美さんによるVR学習体験リポート、記者が実際に授業を受けた体験レポートなどを掲載する。
（TEXT BY Ondoo）
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