Holotech Studiosは12日、同社の提供するアバター稼働ソフト「Animaze」にて、pixivの提供する「VRoid Studio」などで使用されている3Dモデルファイル形式「.vrm」への対応を含むアップデートを実施したと発表した。「Animaze」は、「Facerig」の後継ソフトとして知られ、Steamにて無料ダウンロードができる。
FaceRigは、PCやスマホのカメラでユーザーの表情を取得してアバターに反映してくれるツール。日本では「Live2Dモジュール」を組み込んでLive2Dと連携させる手法が2015年頃から注目を集め、主に2DのVTuberを動作させるために使われている(関連記事)。昨年11月に、後継ソフト「Animaze」がSteamにてリリースされた。
今回、同社はpixivのチームとタッグを組むことで、「.vrm」モデルがVRoidの表情とパーフェクトシンクのブレンドシェイプの両方をサポートするようになった。VRM形式のモデルを「VRoid Studio」経由でエクスポートし、「Animaze Editor」へインポート。そして、「.avatar」形式へ変換をすることで、「Animaze」にて使用できる。詳しい操作方法は、以下の動画にて確認できる。
そのほか、アバター、背景、音声効果に関する設定をプリセットとして保存し切り替えられる「クイックシーン」機能や、UYVYカメラ形式のサポート、ウォーターマークが有料課金後に自動的に非表示になるなどのアップデートおよび、バグの修正を行った。アップデートの詳細は、こちらのSteam内ページより確認してほしい。
(TEXT by アシュトン)
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