カメラ+Macでフォトグラメトリー 次期macOSの「Object Capture」でXR制作がはかどる

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Appleは、6月8日の2:00〜4:00(日本時間)に開催した開発者イベントWWDCで次期macOS「Monterey」をプレビューし、新機能の1つとしてフォトグラメトリー用API「Object Capture」を発表した。

Object Captureは開発者向けの機能で、複数の写真から3Dモデルを生成するフォトグラメトリーを実現するAPI。iPhoneなどのカメラで被写体を多方向から撮影した画像から、XRコンテンツで使える3Dオブジェクトを簡単に作成できる。

Object Captureで作成した3Dオブジェクトは、iPhone/iPadのAR機能を用いて、現実の風景に重ねて表示できる。Appleは以前から、自社製品の3Dオブジェクトをユーザーの室内などの写真に重ねて、設置イメージを確認できるサービスを提供している。それと同様のサービスやアプリを、Object Captureを利用して開発できるようになる。

macOS Montereyは本日より開発者向けのプレビュー版がリリースされた。7月よりパブリックベータ版が、今秋には製品版がリリース予定だ。

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