上級バーチャルリアリティー技術者でエンジニアのkarukaru氏は、業務用モーションキャプチャー機材を集め、その特徴などを交流しながら学ぶ「モーションキャプチャ交流会」を9月19、20日の2日間にわたって実施すると発表した。同イベントは、一般の人でもYouTubeライブを通して視聴・コメント参加が可能なほか、現在compassにて当日のモーションアクターも抽選募集している。なお、どちらの形式においても参加は無料だ(イベントページ)。
「モーションキャプチャー」とは、人の動きをカメラやセンサーで計測する技術で、スポーツや医療におけるデータ収集やエンタメ分野におけるモーション制作などに活用されている。昨今のVTuberブームでも大いに活躍している同技術だが、それぞれの機材についての情報や知見は個々人が黙々と貯めるだけでオープンにされることは少ないという。
そこで、様々なモーションキャプチャー機材・ソフトウェアを一堂に集め、それぞれどのような特徴があるのか、交流をしながら学ぼうと本イベントを企画したとのことだ。当日、運用が予定されている機材・ソフトウェアは以下の通りだ。
- MANUS グローブ(協力:スパイス、ゼロシーセブン)
- MotionBuilder(協力:バーチャルキャスト)
- OptiTrack(協力:スパイス)
- Perception Neuron Pro
- Perception Neuron Studio
- Perception Neuron Studio Glove
- Perception Neuron 3
- VICON(協力:クレッセント)
- Xsens MVN(協力:ゼロシーセブン)
モーションアクターとしての参加枠は、ダンス、あるいは身体を使ったパフォーマンスの経験がある人、もしくは光学式モーションキャプチャー(VICON、 OptiTrack等)や慣性式モーションキャプチャー(Xsens MVN、Perception Neuronなど)でのモーションアクター経験がある人を優先する。
今回のイベントには、クレッセント、スパイス、ゼロシーセブン、バーチャルキャスト、Haritora Projectが協力団体・企業として名を連ねている。なお、後日メディアによるイベントレポート等の発行も予定されているとのことだ。
(TEXT by アシュトン)
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・compassイベントページ
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