VTuberの緋赤エリオ(ひせきえりお)は10月3日に、自身初となるワンマンライブ「緋赤エリオ1stLIVE 〜PARODIA〜 Supported by BLS」をオンラインで開催した。このライブは、ニコニコ生放送のタイムシフト配信で10月17日の23時59分まで視聴できる。
●ライブURL(ニコニコ) https://live.nicovideo.jp/watch/lv333070915
緋赤エリオはイラストレーターのParyiが立ち上げた個人VTuberグループ「ちゅこらら」所属。主にYouTubeとbilibiliで活動しており、日本語をメインに中国語も織り交ぜながら配信している。2020年10月の生配信で一気に知名度が上がり、現在bilibiliで50万人近いフォロワー数を誇る人気VTuberだ。
今回のライブはもともと8月21日に開催する予定だったが、コロナ禍の影響により延期されていたもの。上海で予定していたリアル会場での開催は見送られ、bilibiliとニコニコでのオンラインで実施された。
ステージでは、アンコールの2曲を含め全15曲を披露。オリジナル6曲とカバー9曲を、キレのあるダンスとともに歌い上げた。「惑星ループ」「創聖のアクエリオン」「プライド革命」といった有名曲のカバーでは曲調に合わせて巧みに歌い方を変え、さまざまな表情でファンを魅了した。ちなみに、オリジナル曲のうち2曲はこのライブで初披露となる新曲で、そのうちの1曲「アイデンティティ」は緋赤エリオ自身が作詞を担当しているという。歌、ダンス、作詞と、彼女の多彩な才能を堪能できるライブとなった。
このライブでは「5つのサプライズ」が用意されており、その1つが新衣装のお披露目だった。しかもパフォーマンス中に衣装チェンジする演出は、数々の演出の中でも特にカッコいいシーンだった。サプライズの全貌は、ぜひとも自分の目で確かめてほしい。
相棒としてMCを担当したのは、VTuberの「オバママ」ことキョウカ(@OverideaHQ)。パフォーマンスの合間にステージに登場し、緋赤エリオと軽妙なトークを日本語で交わしながら、トーク内容を中国語訳する役割も果たした。キョウカと緋赤エリオの息の合った掛け合いも面白く、途中機材トラブルでトークの尺が延びながらも、ファンをまったく飽きさせないどころか、これが歌のライブであることを忘れて聞き入ってしまうほどのトーク力を発揮。また、視聴者参加型のミニゲームやクイズなどの企画も盛り込まれ、オンラインながらステージとオーディエンスの一体感が感じられた。緋赤エリオのライブはMCタイムも楽しいというのが定評になるかもしれない。
盛りだくさんの内容で、終わってみれば3時間を超える長時間ライブとなったが、テンポの良さとあふれるサービス精神で、大満足のライブだった。次回も必ず参加しようと思ったファンは多いはずだ。
出演者
緋赤エリオ
MC:キョウカ Overidea所属
なおライブの最後には、新曲「Wonderland」が近日リリース予定であることも発表された。こちらは中国語の歌詞となっているそうなので、緋赤エリオの中国語での歌唱にも注目したい。詳細は公式Twitterなどで発表されると思われる。
●関連リンク
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