ユニ・デバイセズは、モーションキャプチャーシステム「Uni-motion」を価格改定し、従来の税込3万9600円から同4万9500円へ値上げすると発表した。約1万円の値上げとなる。
価格改定の理由は「半導体価格の高騰のため」としている。新価格は次回予約分より適用される。また、追加センサーの価格は1個あたり8470円を予価としている。
Uni-motionは、VRヘッドセットとの組み合わせでフルボディートラッキングを実現するモーションキャプチャーシステム。ベースステーションなどの外部センサーが不要で、トラッカーに内蔵された加速度・角加速度・地磁気を計測するセンサーを用いることで、安価かつ省スペースなフルボディートラッキングを可能にしている。
昨今、世界的に半導体価格が上昇している影響から、デジタル機器の値上げに踏み切る会社が現れ始めた（関連記事）。Uni-motionはコストパフォーマンスの良さが魅力の製品だけに、25％の値上げは厳しいところだが、苦渋の決断と思われる。半導体の供給状況が改善しない限り、今後もデジタル機器の価格上昇傾向は続きそうだ。
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