26日、昨年3Dモデル制作のクラウドファンディングを行ったVTuberの中野がそのお披露目を行った。また合わせて活動名を中野公(ハム)に改めた。
中野は個人で活動するVTuber。2020年10月に二人組でデビュー、同年12月より単独となり活動をリニューアルした。兎鞠まりとのコラボ動画が話題となりブレイク、就職活動やストーカーなど過去の体験を話す動画で注目され、女性ファンの人気も高い。
デビュー以来2Dモデルで活動していたが、2021年7月に3Dのために開始したクラウドファンディングが十数分で目標達成、最終的に2394人の支援者より1211万6989円を集め、VTuberの3D化を目的としたクラウドファンディングでは過去最高規模となった。予定を大幅に超えた額となったことから、「FAKE TYPE.」によるオリジナル楽曲、豪華イラストレーターのポスターブックの制作も行っている。
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今回のお披露目は中野のYouTubeチャンネルで配信された。クラウドファンディング時の動画によれば、活動の幅を広げる3D化は中野の以前からの目標だったという。今回お披露目した3Dモデルは中野自身による2Dモデルのデザインを踏襲しつつクオリティーを上げており、モデラーと緊密に話し合ってこだわりを詰め込んだことを過去の配信で話している。3Dモデル制作は橋本ルウ。
今回のお披露目は今後も同じ環境でクオリティーを維持して実施するために、外部スタジオを借りずにすべて自宅から一人で行い、カメラアングルなどもスマホから自身で操作している。技術サポートとしてVTuberの大福らなが協力し、3D配信のためのハイスペックなPCをドスパラから提供されていることも話した。
また3D化合わせて、エゴサーチの難しさなどから今回活動名を変更し、「中野公(ハム)」と改名した。
3Dモデルと合わせて配信のための部屋と一般のストリーマーを意識した画面レイアウトも紹介している。まだ制作過程で作り込みを進めているとのこと。
また使用されている一部の3DアイテムをVTuberのさえきやひろが制作している。
中野公はこれらの準備や自身の事情によりこれまで活動を減らしていたが、今回の配信では4月以降に動画投稿を再開すると話した。今後は普段の配信も3Dを中心に使っていくとのこと。
また配信では今後のVTuberの界隈を盛り上げるため「なかなかVTuberでは見ないなってことをどんどん挑戦」し、これまでVTuberに苦手意識をもって見てなかった人たちからも「中野ちゃん見て好きになりました!って視聴者を増やすのがぼくの夢です!」と語った。3Dの新衣装と新髪型も制作中で、4月の再開に間に合うよう近日中のお披露目を予定している。
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