Adobeは日本時間4月29日、デスクトップとVRゴーグルに対応した3Dモデリングツール「Substance 3D Modeler」を発表。同ソフトのベータ版プログラムを無料で開始した。Creative Cloudへのサブスクリプション契約は不要だが、最新情報を掲載するプレリリースサイトへのアクセスにAdobe IDが必要となる。
同ソフトは、Adobeが2019年に買収した3Dモデリングソフトウェア「Medium」を出発点に開発された。同社が提供する3D創作向けツールのシリーズ「Substance 3D」の製品とスムーズに統合してエンドツーエンドの3Dワークフローを完成させたものだ。状況に合わせ、VRとデスクトップを切り替えて作業することができる点などが特徴となる。
対応のVRデバイスは、Oculus Rift S、Oculus Riftおよび、Oculus Linkを使用しPCに接続したOculus Quest、Oclus Quest 2となる。ドキュメントによると、公式サポートはしていないが、「Revive」を使用することで、Oculus以外のVRゴーグルでも使用できるとのことだ。また、対応するPCのOSはWindowsのみ、要求するPCスペックは以下の通りだ。ダウンロードは、こちらの製品ページよりベータ版に申し込み、プレリリースページにアクセスすると案内がある。
●最低要件
・OS : Windows 10 (64bit)
・メモリ : 8GB RAM
・グラフィック : GTX 1060 or AMD RX580 (4GB VRAM)
●推奨要件
・OS: Windows 10 (64bit)
・メモリ : 32GB RAM
・グラフィック : 10GB VRAM
プレリリースページには、ソフトに関する詳細なドキュメントや、チュートリアル動画などに関するリンクも共有されている。
(TEXT by アシュトン)