VRアイドル「えのぐ」メンバー・夏目ハル、今年12月31日に引退を発表 「『やり残したことないな』って笑顔で引退したい」

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4人組のVRアイドル「えのぐ」は10日、メンバーの「夏目ハル」さんが12月31日に引退することを発表した。理由は「家庭の事情」とのこと。

引退後は、鈴木あんずさん、白藤環さん、日向奈央さんの3人体制で活動していく。またハルさんは、所属する岩本町芸能社で非常勤スタッフとして働きながら、Twitterアカウントやブログでえのぐの広報活動を担当していく予定だ。

同日、YouTubeにて生配信を実施し、ハルさん自身が引退の背景を直接解説した。

引退の理由については、

「私だけではなく、家族のプライベートに関わることなので詳しくお伝えすることができませんが、家族や自分の将来、状況的にアイドル活動を続けることが難しく、この数ヵ月、事務所の方やメンバーと一緒に解決する方法を考えてきたのですが、なかなか難しくて、それで年内精一杯アイドルとして活動して、今年限りで引退するという決断をしました」

とコメント。活動休止ではなく、引退という選択をしたことについては、

「病気とかそういう理由ではないです、時間が経てば色々解決できるかもしれないので、一時休止という選択肢もあったんですけども、『えのぐ』はこれからもたくさんのライブに出演して、チャンスを掴み取って大きく羽ばたいていくグループです。そんなときに一人休止中のグループと見られる続けることは、『えのぐ』にとってよくないし、絶対に戻ってこれる保証もないのに『待っていてほしい』って、そういうのはメンバーにも、応援してくれるみなさんにも言えないです。なので、休止ではなく、引退という決断をしました」

と語った。加えて年内の活動について

「でも私は、私の活動中に世界一のVRアイドルになるという夢を諦めたわけではありません。なので2022年の、ライブ、イベント、楽曲、配信などはもちろんすべて参加します。できることはすべてやって、応援してくださるみなさんに少しでも恩返しをして、それで目標を達成して、『ああ、もうやり残したことないな』って笑顔で引退したいと思っています」

と前向きな言葉を口にした。



えのぐは、2018年に5人組として結成。VRゴーグルを使ったライブなど、アイドル業界では珍しい新しい技術を絡めた施策を打ってきた。また、リアルアイドルのイベントTOKYO IDOL FESTIVALに先行して出演するなど、バーチャルアイドルの中でもライブの「現場」にこだわった活動を続けている。

夏目ハルさんは2019年2〜9月まで一時休養していた時期がある。引退としては2020年2月の栗原桜子さんに続く2人目となる。

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