「自分の人生を10年かける意味がある歌声」 プロデューサー・PIEDPIPER氏に聞く花譜の魅力とVTuberの今

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バーチャルシンガー花譜(KAF)は23日、「花譜 1st ONE-MAN LIVE『不可解(再)』」を開催した(関連記事)。新型コロナウィルスの影響により無観客ライブとしてネット配信することになったライブで、2019年8月に開催してネット上で話題となった初のワンマンライブ「不可解」をベースに映像などをアップデートした内容になる。

「不可解」は何を大切にして、何を実現しようとしたのか。PANORAでは、花譜のプロデューサーであるPIEDPIPER氏をインタビューして、「不可解(再)」のライブパンフレットに寄稿した。ライブをより深く楽しめる文章で、追加生産分は3月31日まで期間限定販売しているので、彼女のファンである「観測者」はぜひ入手して読んでほしい(BOOTHの販売ページ)。

そのインタビューに収まらなかった、ライブ制作やVTuber運営、音楽への想いと苦労、花譜の魅力と未来について熱く語っていただいた部分をウェブ掲載分としてまとめた。8000字ほどの長文となるが花譜の背景がよくわかる内容なので、こちらもチェックしてほしい。


クラウドファンディングのおかげで実現できた「不可解」

 
──今回「不可解」を再演することになったきっかけは?

PIEDPIPER氏(以下、敬称略) 元々は花譜の2ndワンマンライブを計画していたのですが、そこで目指していたことの総合的なハードルが高くて、もうワンクッション入れないと恐らく実現できないな、という気持ちがありました。初演で技術的に納得してない部分も多々あった。そこで基本的な流れは一緒だけれど、一部新規の要素も取り入れつつ、元々作った映像のアレンジや細部まで細かくアップデートしたものを「不可解(再)」としてもう一度開催するというだいぶ変則的な話になりました。

 
──元々の「不可解」で一番実現したかったことは?

PIEDPIPER とにかくファンのみなさんがそこに参加したくなるような「物語」を作ることを最優先にしてます。その中で、ストーリー展開やポエトリーリーディング、変身シーンなど、普通の音楽ライブでやらない要素をなるべく取り入れています。アンコールがすごく長いとか、時間軸のデザインでも変なことをやりました。

 
──確かに「アンコールからが本番」ぐらいに長く、しかも濃くて衝撃を受けた構成でした。

PIEDPIPER VTuberだからこそできる「ルール違反」みたいなことを意識的にやっています。「アンコールは2曲」とか、みんな勝手に思い込んでいる音楽ライブのルールがあるじゃないですか。そういう同調圧力みたいなことを全部無視したいという取っ掛かりでやったので、そういう意味ではライブとしては異様なものができててよかったです。

 
──そもそも花譜ちゃんのプロジェクトを立ち上げたときからライブをやろうと考えていたのでしょうか? 今だとVRライブという選択肢もあります。

PIEDPIPER そうですね。バーチャルライブは例えば2018年夏の当時、輝夜月さんの公演が話題になって「すごくいいな!」とは思ったのですが、僕が求めるワンマンライブとしての必要な尺よりもだいぶ短かくなってしまうなと気が付いて。要は20曲とか30曲とかやりたいわけですが、バーチャルライブの場合あまり長尺のものはできないという結論が出て。

 
──長時間、VRゴーグルを装着するのに慣れていない人もいるという側面もあると思います。

PIEDPIPER それもあって、40分ぐらいで終わりにしないと体感的には厳しいみたいなことがわかってきた。2018年当時、自分がイメージしているライブ像と、現状のバーチャルライブでできる尺が一致していないから、いったん本格的なバーチャルライブはペンディングにして、将来、色々な環境が整ってきたらやろうと判断しました。

2020年の今は「INSPIX LIVE」や「SHOWSTAGE」など、VRゴーグルを使わなくてもスマートフォンで参加できるバーチャルライブのサービスが出てきて、だいぶ状況も変わってきていると感じています。この辺の動向は実施するかはともかく、ずっと気になっていますね。

 
──一方で、リアルのライブでも現実空間にVTuberを出現させるのも投影装置や映像制作などで制作コストがおそらく高いですが、そうした中でも実現したかった?

PIEDPIPER そうですね。歌の活動の延長でアルバムを出したり、ライブをしたりっていうのはやはり必然かなとは思っていました。なのでフィジカルのライブにはこだわりがあったかもしれません。ちょっと脱線しますが、僕らの現状では、花譜が東京に来られるのはせいぜい月に1回ぐらいなんです。レコーディングだけで精一杯で、彼女も観光すらせずストイックに2日間収録して終電で帰っていくみたいな。そんな状況なので、そもそも何かをつくること自体に制約があります。

ほかのVTuberさんは、配信やトーク動画などいろいろあった上で歌もやっていると思いますが、僕らはやれることが非常に絞られていて、取捨選択しなきゃいけなかったときに歌しかできなかったんです。もちろん、それが結果的にいい部分につながったんだと思います。

 
──しかし「観測者」のみんなは花譜ちゃんのライブに期待を寄せて、クラウドファンディングに4000万円という大金が集まった。

PIEDPIPER それ自体はとてもありがたいことで、その瞬間のインパクトやファンの方の熱狂感が伝わってきて、その熱意にすごく救われた想いがあります。そもそも「不可解」はクラウドファンディングなしでは成立しなかったライブです。チケットは5000円で売りましたが、会場のキャパが関係者を抜かして650人ぐらいなので、売上を計算すると325万円。

 
──その金額では、あのステージは絶対につくれないです。

PIEDPIPER ライブビューイングもやりましたが、全額がうちの収入になるわけではなく、あるとしたら物販で、それが予想以上に売れてくれたからなんとかなりましたね。

 
──しかし、ライブ当時の物販の売り上げは京都アニメーションに全額寄付しましたよね?

PIEDPIPER 結果として910万も寄付することができました。ビジネスは置いておいて、あの行動は僕らにとっても大事な意味があったと今も確信しています。そしてあの寄付があった上でも、クラウドファンディングと事後物販のおかげで大きな損失が無い程度には結果的に収支を持っていけました。協力してくれた方々にはとても感謝しています。


面倒臭いことをやるから生まれるライブの熱量

 
──「不可解(再)」は「不可解」と比べるとどれくらい追加作業が入っていて、そもそもどれくらいのクリエイターが関わっているのでしょうか?

PIEDPIPER 初演のものの比率だけ変えてそのまま使っているシーンもあるので、前回ほど人数は多くないです。ただ、ライブ制作全体の関係者でいったら恐らく100名以上いて、映像単体に関していえば30人ぐらい? きちんと数えていないですがタイポグラファーや背景の方、MVから歌詞を取り出すような作業も含めると、結局50〜60人になってしまうのかな。「不可解(再)」のために作り直した曲もあります。

 
──クリエイターの人数が増えるとディレクションだけでも大変そうです。

PIEDPIPER 実はディレクションは僕がやっていて。

 
──ええっ、プロデューサー自ら!?

PIEDPIPER 普段はそこまではやらないんですけど、花譜のライブだけはなんとか頑張ろうと僕が総合演出を担当しているんです。ことバーチャルアーティストのライブに関しては、自分がプレイヤーとして関わらないと熱量が出せないんじゃないかと感じていて、クリエイター達と向き合って作りました。その中でも花譜の映像をメインで手掛けてくれている川サキ監督にはかなりのサポートをしてもらっています。

でも頻繁にライブをやるより、それぐらいひとつのライブに注力して「爪痕」を残すものをつくったほうがいいと思うんですよね。

 
──熱量というキーワード、いいですね。花譜ちゃん自体は静かなキャラですが、クリエイティブに触れると熱をもらえる。心に何かが残るのを感じます。

PIEDPIPER クリエイティブに関しては、そういう面倒くさいこととか、ばかばかしいことをやらないと感動って生まれない気がしていて。ライブなどの現場ではどこかに狂気がないと感動が生まれない。全部、効率重視でやったらいいものにならないから、わざと人を増やして、面倒臭くして、予算も足りないみたいな、ある種本当にばかばかしいことをやってるんです。

一方で、プロジェクト全体を成り立たせるために、物販などの利益率を上げることも挑戦しています。やはりどこかで事業の継続性を考えないと、結果的に辞めることになって、ファンを悲しませてしまう。そうならないようにできるところでマネタイズは意識しています。

 
──面白さとマネタイズはVTuber業界全体の難しい課題だと思います。いいものをつくれるだけでも、お金を集められるだけでもダメという。

PIEDPIPER 僕もクリエイティブの方が得意だしそんなに数字が好きな訳ではないですが、普通のクリエイターより数字がわかるはずです。VTuberは、普通の新人アーティストよりも5倍ぐらいはコストがかかる。同じ予算なら事業を継続できるかどうか5倍の速度で判断しなきゃいけないわけです。最適化した人数のチームで、すごい速度で判断していかない限り、成功するのがかなり困難になってしまう。判断スピードが命なんです。

 
──KAMITSUBAKI STUDIOだからこそできるスピード感だという。

PIEDPIPER そうですね。速攻で決めて、前に進んでいきます。PDCAで言うと、僕らはPlanからではなく、いきなりDoから始めます。実行して検証していくっていうスタイルです。

そんな風にやらないと、バーチャルアーティストはとてもじゃないけど上手くいく訳がない。もちろん普通のアーティスト運営と同じで人気が出てくればきちんとマネタイズできますが、最小限かつ最速の打ち手でやらなければいけない。同時にアーティストの育成やきちんとした運営が求められる。

 
──マネタイズというと、VTuberではタイアップなどネット広告の手段もあります。

PIEDPIPER 僕はVTuberは広告でのマネタイズは厳しいと思っていて、正直あってもなくてもいいと思っているぐらいです。

 
──確かに、昨年、ZIZAIが「ENTUM」を終了したように、現時点では複数のVTuberと提携して広告を取ってくるMCN(マルチチャンネルネットワーク)がうまく定着してない印象です。それにしてもPIEDPIPERさんの発想はユニークで、ひょっとしてネットや音楽の業界出身ではない?

PIEDPIPER そうです……とも別に言い切れませんが。過去私は制作受託や広告などクリエイティブの制作を中心にやってきて、その仕事の中でレコード会社との関わりもありました。それ以外のことも幅広くやってきて、アーティストの開発やプロデュースをいくつか経験してきた結果、今はなるべく自分たちだけでやったほうがいいかなという結論です。もちろんメジャーレーベルでリリースするからできることもあって、壁を破るために必要なところもあるのは充分理解しています。


「花譜のストーリーには終わりを決めている」

──しかし音楽業界出身ではないのに、そこまでして音楽にかける想いというのは何か背景があるのでしょうか?

PIEDPIPER 単純に楽しいからです。音楽業界はCDの売り上げなどで見ると斜陽産業ですが、世界的にはサブスクリプションやライブなどで盛り上がっている側面もあります。「モノ消費」から「コト消費」に移っていると言われる今、ライブ体験もより進化していっている。エンターテイメントとしてもビジネスとしても両方の側面で面白いなと思います。もちろん単純に音楽が好きという理由もあります。

そしてVTuberシーンに挑戦したかったのは、音楽がよりテクノロジーと融合できて面白そうな事が出来そうだと確信があったからです。

 
──1、2年前ならVTuberは目新しくて、追い風がありましたよね。

PIEDPIPER 逆に言うと今、正直言うとVTuberは停滞してきている。でもお客さん自体はちゃんとしっかりいて、昨年開催した「FAVRIC」などはとても面白かったじゃないですか。可能性はすごくあると思うんですよね。

一方で、分散してるVアーティストたちを集めて成功できるほどシーンの層がまだ厚くないというか、フェスの形態はまだ厳しくて、ワンマンライブの方が盛り上がる時期なのかなとも感じます。

 
──わかります。グループなら、業界を横断するより「にじさんじ」や「ホロライブ」のような「箱」でイベントを開催したほうが注目されやすいです。

PIEDPIPER だからKAMITSUBAKI STUDIOをある意味で「箱」化している部分もあります。ただ僕が花譜やKAMITSUBAKI STUDIOでやりたいのは、VTuber業界の外の人にも知ってもらえるアーティストを育てることで、そのために今あらゆることを考えています。「こんなアーティストのあり方も許されるんだ」ってV業界外の人たちに届けば、世の中の仕組みがちょっと変わるような気がしていて。

 
──なんとなく初音ミクを始めとするボーカロイドと、ネットの動画サイトがこの10年ほどで変えてきた動きに近い印象を受けました。ボーカロイドは初期はカバーが中心だったのに、業界のしがらみを外れた尖ったオリジナル曲がどんどん出てきて動画サイトで熱が高まり、学生が校内放送で流したり、「千本桜」がカラオケで歌われた曲のトップになったり、ハチさんが米津玄師さんとして活躍するようになるなど、当たり前に表舞台に出てきた。10年のスパンで見ると、花譜ちゃんやKAMITSUBAKI STUDIOのメンバーもそんな存在になっているのかもしれません。

PIEDPIPER だから、つまずかないようにやりたいです。今、彼女は16歳だから、10年経っても26歳。とはいえ普通のアーティストよりもVの活動はドッグイヤーというか濃密なので、本人のモチベーションが10年間続くかどうかは僕にはまだわかりませんが。

 
──アーティストは多忙だったり色々言われたりで、モチベーションを保つのが大変ですよね。

PIEDPIPER そうですね。少なくとも本人が望むなら当面は継続出来るプランは全然ありますし、10年やってもらえるなら10年一緒にやりたい。彼女の声には10年ぐらい自分の人生かける意味を感じます。

音楽業界にビジネスとして面白い部分もまだまだあると思っているし、単純に音楽が好きなこともありますが、僕は花譜の声とカンザキくんの曲の組み合わせが単純にものすごく好きなんです。結局根っこにあるのはそれがすべてで、その進化をなるべく近くで見ていたい。じゃあなるべく長く続けるためには、ある側面では商売の最適化をせざるを得ないという。それだけなんです。

 
──業界外にもっと訴えるというと、例えば、テレビ番組やCMのタイアップを仕掛けたりというのは今後あるのでしょうか?

PIEDPIPER 僕らとしてはやっていきたい意向はあります(編集註:インタビュー後、「不可解(再)」にてドコモとのコラボを発表した)。

 
──楽しみです! 花譜ちゃんだけでなく、KAMITSUBAKI STUDIOの動向も気になります。

PIEDPIPER バーチャルシンガーとボカロP、シンガーソングライターたちでは戦略はまったく違いますが、今年はVSinger達をどこまでスケールできるかは重要だと思っています。そして来年以降、うちのシンガーソングライターたちも大きく伸びてくると思います。そこは本当に可能性があると思っていて、Vの子達と同じくらい力を入れていきたいです。

 
──偏見かもしれませんが、男性アーティストについてくれる女性ファンの方がリアルイベントに足繁く通ってくれたりと強く支えてくれる傾向があると思います。

PIEDPIPER そうなんですよね。KAMITSUBAKI全体でイベントみたいなのもいつかやれたらいいなとも考えています。まだ決まってる訳ではないのですが。

 
──花譜ちゃんは今は高校1年生でしたっけ?

PIEDPIPER ですね。4月から2年生です。不可解以外ももちろん色々面白いものは考えていますが、前述のように今は本人の制約もあります。高校卒業後に東京に来てもらえたら、もう少し活動ペースを上げられるかと思うのですが。

 
──VTuberの体裁なのに、きちんと年を取るのが面白いです。アーティストが年を重ねて表現が変わっていくように、花譜ちゃんが少女から10年、20年を経てどう変化していくのかが見てみたい。

PIEDPIPER ちょっと20年後は僕自身も何をやってるのか分からないので保証できません(笑)。でも、なるべく長く頑張りたいなと。一方で物語は終わりを決めるから面白くなると思っていて、どこかで「花譜」としての節目はつくる必要はあるのかなとも思います。VTuber運営は終わりをイメージ出来てないから事故が起こりやすい側面があるんじゃないかと僕は常々感じていて。

 
──わかります。例えばアニメも1クールで終わるからそこに向けて全力で走って、運悪くヒットしなかったらじゃあ次がんばろうみたいな。終われないというのは辛い。

PIEDPIPER だから花譜としてのストーリーにはある程度終わりを決めていて、そこに向かってどういう風に進めていくかはなんとなくは見えています。もちろん物語が一度完結した後、彼女自身が何をやっても全然OKで、変わらず応援するつもりです。もしかしたら本人として外に出てもいいかもと思うフェーズが彼女の中でいつか来るかもしれない。それでも僕は全然いいと思う。本当にいい歌声だから。

とはいえ花譜はまだ全然始まったばかりなのでご安心ください(笑)

 
──ボカロPでいえば、ハチさんが米津さんとして活躍していても、別に過去はなかったことになっていないですしね。

PIEDPIPER そうです。でも米津さんも最初はあまり表に出るタイプじゃなくて、時間をかけて整えてきたからライブとかをできるようになったんじゃないかな。花譜も一緒で、いつかは出ていけるくらいに自信が持てたなら、全然外に出てもいいと思うんです。ただ高校生の間はそういうことはさせたくない。

 
──学業との両立は大変ですよね。

PIEDPIPER それは絶対邪魔できないです。高校生活というのは今しか味わえない大事なものなので。そういったものをもし犠牲にしてしまうならアーティスト活動は止めた方がいいと思います。

 
──いやー。すごく未来が楽しみです。でも花譜ちゃんのような才能をよく見つけてきましたね。

PIEDPIPER いいなって思う子は、実は何人もいるんですが、花譜の声質と歌がたぶん自分は特別大好きで、不思議と全然飽きないんです。どんどん好きになるというか。

 
──わかります。不思議と心に残る魅力があります。

PIEDPIPER 「この子の声は本当に気になる」というのは最初からそうでした。ただ、当時はプロではなく音楽業界ともまったく関わりのない本当の素人だったんです。歌も下手だったし。その頃と比べると、歌唱力も随分と上がっています。

 
──そうなんですか!? ゼロからの才能をバーチャルというパッケージに収めて、ここまで多くのファンが熱狂するところまで持ってこれたというのが、何か奇跡の連続と感じます。

PIEDPIPER 奇跡の連続もありますが、やはり彼女の才能が大きいです。あの子の声がなかったらカンザキくんも川サキさんもPALOWさんも参加してもらえなかったわけです。僕がいくら座組の話をしても、コアに「宝石」がなければ机上の空論で終わってしまう。

それに比べたら、僕は大したことをやっていません。もちろん素晴らしい才能のかけらを最大化するビジネス的アプローチはやっていて、僕自身の創りたい欲望もありますが、僕のプランだけでは多分みんなはついてきてくれなくて、やっぱり花譜本人の魅力だと思うんです。それがすべてで、自分自身もそれがなかったらここまでやっていない。

だから彼女の歌の可能性を最大化したいですね。そこにはきっと何かがある気がしています。そんな花譜の今が見られる一つの手段がライブなので、今後開催する際はぜひ色々な人に見て欲しいです。

(TEXT by Minoru Hirota

 
 
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