建築VRを展開する株式会社ジオクリエイツ(本社:東京都港区 代表取締役:本田 司)は、2022年11月5日(土)に実施された、アクセラレータープログラム『SUSTAINABLE FOREST ACTION 2022(通称SFA)』のデモデイのアクセラレーター部門において、最優秀賞を受賞したことをお知らせいたします。
(SFA2022デモデイ参加者)
(受賞の様子:左から、デモデイ審査員のトーマツの鈴木秀明氏、メンターのADX代表取締役の安齋好太郎氏、チームメンバーのエスウッド代表取締役の長田剛和氏・ジオクリエイツ代表取締役の本田司・サニハユニハ代表の吉田美帆氏・日田中央木材市場取締役常務の十時義明氏)『SUSTAINABLE FOREST ACTION 2022』では、林業・森林分野のベンチャー、現場を知る林業・森林関係者、自らの経験・知見を林業に活かしたい異分野人材などを募集し、事務局でチームが編成されました。プログラム期間中の2ヶ月間、事業検証を進め、各種講義(事業開発に関する講義、森林・林業に関する講義)、林業合宿(鳥取県智頭町と東京都檜原村で開催)、週次伴走メンタリングを受け、仮説検証とヒアリングやプロトタイピング等を実施し、最終報告会であるデモデイが開催され、ジオクリエイツがアクセラレーター部門の最優秀賞を受賞、活動支援金100万円を獲得しました。
■過去最大100名超の応募者数から選ばれた27名7チーム:
『SUSTAINABLE FOREST ACTION 2022(第4期SFA)』では、2022年7月~8月の間で、「0→1で事業創出を行うインキュベーション部門」と、「1→10の事業加速およびコラボプロジェクトを支援するアクセラレーター部門」の2部門にて、参加者を募集しました。事前の問い合わせを含め100名を超える多数の応募があった中、アクセラレーター部門は15名4チーム、インキュベーション部門は12名3チームが採択されました。
■『SUSTAINABLE FOREST ACTION』の背景:
世界規模の脱炭素社会への動きやESG投資の加速により、森林資源や林業がかつてなく注目を浴びています。
しかし、現在、日本の林業は、都市への一極集中と少子高齢化が招いた「担い手不足」、グローバリゼーションや木材の代替材の流通による「国産材需要の低下」、加えて木材サプライチェーンの複雑化・不透明さに伴う「原木価格の下落」など、多くの課題を抱えており、伐採で得られる収益よりも、再造林にかかる費用が高い構造となるといった課題も起きています。国土の7割が森林を占める日本にとって、これらの課題は、CO2吸収や水源涵養、生物多様性保全など、環境保全の役割を持った森林そのものの維持の難しさにも繋がります。
SFAでは、そのような状況を打破し、持続可能な森林と林業に寄与する事業を支援します。森林・林業分野の産業構造を多角的に捉えながら、林業課題を解決し、同時に森林資源を再定義・高付加価値化する事業を創造・加速していきます。
<SFAの運営主体について>
SFAは、株式会社Speroが、林野庁の令和4年度 森林・林業・木材産業グリーン成長総合対策補助金等(林業イノベーション推進総合対策のうち林業への異分野の技術等の導入促進事業)の一環として、主催運営しています。
株式会社Speroは、主にソーシャル領域の新規事業開発を支援している会社です。各企業の新規事業のハンズオン支援やインキュベーション・アクセラレータープログラム提供を行なっています。
■ジオクリエイツの『SUSTAINABLE FOREST ACTION 2022』における実施内容 ・成果
鳥取県智頭町・東京都檜原村・埼玉県飯能市・大分県日田市・神奈川県相模原市等の、森林・林業・木材産業の担当者と対話して事業構想を進め、以下の3種の成果を得ました。
・木材に対応した感情推定AIの開発(特許出願中)
各地で様々な木材の画像撮影や脳波計測を行い、これらのデータを用いて、木質空間体験時における感情を推定するAIを開発しました。ジオクリエイツが企画・開発するVR⽤SaaS「ToPolog(トポログ)」の追加機能として展開を進めます。
・森林や製材所等のVR化
各地でVRツールのプロトタイプを開発しました。今後、生産者と消費者を双方向から繋ぐプラットフォームとしてのVRの展開を進めます。また、ジオクリエイツが企画・開発するVR⽤SaaS「ToPolog(トポログ)」の機能により、森林や製材所等のどこに関心が持たれているのか等の調査も進めます。
・ジオクリエイツ九州支店設立
SFA2022のチームから十時義明氏を支店長とし、ジオクリエイツ九州支店の設立準備を行いました。2022年12月1日より福岡のスタートアップ支援施設:Fukuoka Growth Nextに入居し、イベント参加や、福岡・九州のプロジェクトとの連携を深めます。
※ジオクリエイツは、2020年9月より開催されたオープンイノベーションプログラムOpen Network Lab FUKUOKA(以下:Onlab FUKUOKA)第2期に採択されています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000038089.html
(ジオクリエイツ九州支店入居予定のFukuoka Growth Next)■VR⽤SaaS「ToPolog(トポログ)」について
ToPologは、VRのソフトやデバイスを限定せず、VRやデジタルツインに関連付けて空間体験データをクラウドに保存することができるSaaS型ツールです。CAP・360・WEBの3種のモードを備えており、設計検討や現地調査や現地運用のVRから、視線や脳波を、実測やAI推定することで、空間体験価値を定量化し、デザインの効率や品質を向上させることができます。
■株式会社ジオクリエイツ会社概要
[会社名]株式会社ジオクリエイツ
[代表者]本⽥ 司
[設⽴]2012年6⽉15⽇
[資本⾦]1億4050万円(資本準備⾦含む)
[所在地]東京都港区西新橋1−7−5 BIRTH TORANOMON
[URL] https://geocreates.net/
[事業内容]VR⽤SaaS「ToPolog」開発・運営、VR/ARサービスの企画・開発
■本件・ToPolog(トポログ)に関するお問合せ
株式会社ジオクリエイツ
担当:本⽥、浅井
電話番号:03-6435-0743
メール:[email protected]