シャープ、スマホ接続型のVR用HMDプロトタイプを発表 約175gの本体でMRやハンドトラッキングを実現

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シャープは6日、スマートフォン接続型のVR用ヘッドマウントディスプレイのプロトタイプを開発したと発表した。1月5〜8日、米国ラスベガスにて開催している電子機器の見本市「CES 2023」に合わせて参考出展している(関連ニュース)。

接続ケーブルを除く本体が約175gと軽量な点、片眼あたり2K、合計4Kの解像度で120Hz駆動を実現するVR用軽量ディスプレイなどが特徴になる。

同社独自のRGBカラーカメラを搭載し、周囲の様子を映像として取り込んでヘッドマウントディスプレイ内にカラー表示したり、VR空間の一部に現実世界の映像をウィンドウで出現させることが可能だ。

本カメラのピント合わせにはポリマーレンズの厚みを変化させる仕組みを採用。一般的なカメラよりピント合わせが早いほか、ピント位置が動いても画角が変わらないためVR酔いしにくいというメリットもあるという。

2つのモノクロカメラを搭載し、VRコントローラーを用いず手で操作するハンドトラッキングにも対応。シャープは「本開発を皮切りに、現実世界と仮想世界を融合した新しい体験の創出を加速してまいります」と解説している。

 
 
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