VTuberといえば、2017年末〜2018年頭に爆発的に伸びてから5年経った今でも、次々と新人がデビューしているアツいジャンルだ。一方で、多くのVTuberさんから新しい「推し」を探そうとすると時間がいくらあっても足りないはず。
そんなVTuber好きなアナタに、今チェックしてほしい才能をオススメするのが本連載の「VTuber見つけ隊」。ライターとして、はてな匿名ダイアリーの記事「個人/中小運営のVTuberをみたらみんなスキルが高かった」で慧眼を知らしめたむちむちぷにぷに氏を招聘し、毎週1本をお届けしていく。
・過去の連載記事はこちら → VTuber見つけ隊
VTuberは企業勢と個人勢という分けられ方をすることがある。前者が事務所によってマネジメントされており、後者は独立した個人事業主として活動するVTuberとするのが一般的だろう。
そんな個人のVTuberでも、マネージャーがついている人がいる。クリエイターや文化人が多忙になるとマネージャーを雇うようなイメージかもしれない。マネージャーを付けるほど多忙なVTuberは、配信にとどまらない様々な活動を繰り広げていることが目立つ。今回はそんなカテゴリーから、凪乃ましろさん、Mirea Sheltzsさんをご紹介したい。
商品コラボ、広告タイアップ、イベント出演と大忙し!
ファンの熱量も高い凪乃ましろさん
2022年9月にデビューした凪乃ましろさんは、「頭まっしろ 歌うぽんこつ」がキャッチフレーズのVTuberである。リスナーが浮気とおぼしき発言をしたときは髪が黒くなる「まくろん」モードで圧をかけたりと、リスナーとのコミュニケーションを大切にする配信活動が特徴的だ。
そんな凪乃さんはデビュー翌月には、VTuberと1:1のお話イベントが出来るWebサービス「ライドリ」のコラボ案件に参加していた。その後もバーチャル物産展やchocoZAP、コラボカフェ、バレンタインボイスくじなど、幅広いコラボ案件で活躍している。彼女のlit.linkからコラボの実績をを確認すれば、その多さに驚くはずだ。食レポの配信も得意なようで、コラボ食品の食レポは聞いていてお腹が空くこと間違いなしである。
ただでさえ個人で配信活動をするのは忙しくて大変なのに、これだけの仕事をこなしていると、当然忙しくなるのだろう。今年3月に「完全個人勢の卒業」を宣言をし、マネージャーについてもらったことを発表した。配信では、あくまでもマネージャーがいるだけで、企業所属になったわけではないことを丁寧に説明していた。
企業タイアップだけで無く、VTuber同志のコラボ企画にも積極的に参加しており、最近も #Vtuber歌リレー でその歌声を届けていた。
平日夕方の歌枠多め
英語曲も綺麗に歌い上げるMirea Sheltzsさん
白い髪と青い目が美しい、雪の妖精VTuberのMirea Sheltzsさん。ミレア・シェルツと読む。活動のメインは歌枠であり、夕方の16時半からの配信が多い。肩に乗っている白いふわふわは鳥のシマエナガだ。
やはり彼女の魅力は歌声にあり、英語の歌詞も綺麗に歌い上げるその実力は確かなものだ。YouTube shortsで歌ってみたを多く投稿しており、スタジオで収録したものもある。彼女のオリジナル曲「Step to Shine」は10万再生を超えており、配信で披露されるとコメント欄にお決まりのコールが沸き起こるほどリスナーにお馴染みの曲となっている。
3月に迎えた誕生日では複数のグッズが発売された。また、最近は原宿の和カフェ友竹庵とのコラボも発表され、配信活動を超えた活動も増えてきた。
こうした活動をサポートしているのがマネージャーのしゅるりさんだ。しゅるりさんのTwitterにはリスナーから贈られたプレゼントをMireaさんに手渡したことや、利用規約の改定など、丁寧な発信がなされている。Mireaさんの配信でもよくマネージャーとのコミュニケーションが語られており、活動の支えになっていることがうかがえる。
リスナーとしても、マネージャーがいるというのは、ありがたいことだろう。VTuberリスナーは、推している人が人気になればなるほど仕事が増えて配信頻度が減ったり、疲れを吐露したりする場面を何度も見て、何度も悲しい思いをしてきたはずだ。そうした心配が減るという意味で、マネージャーがいるVTuberは安心して推せるはずだ。
(Text by むちむちぷにぷに)