レノボ・ジャパンは27日、ハイエンドVRデバイス「ThinkReality VRX」を8月1日に発売すると発表した。価格は20万9000円(税込)。
フロント面に2つのRGBカメラを搭載し、ステレオ(2眼)でフルカラーパススルーを実現するのが特徴だ。パススルーは、HMDをかぶりながら外部を見られる機能。カメラがモノラル(1眼)の場合奥行きが把握しにくかったり、モノクロではパッと見でのものが判断しにくかったりしてしまうところ、フルカラーパススルーを実現してARやMRにおける体験の質を向上させた。
SoCにはQualcomm Snapdragon XR2+ Gen1を採用。メモリーは12GB、ストレージは128GBを搭載する。ディスプレイは片眼あたり2280×2280ドットで、リフレッシュレートは90Hz、レンズはパンケーキレンズで、視野角は95度となっている。トラッキングはインサイドアウト方式を採用。後頭部にある6900mAhのバッテリーで駆動する。
6月28~30日に東京ビックサイトにて開催される「第3回XR総合展【夏】」にに出展し、本機とARグラス「ThinkReality A3」の体験展示を行う。
●主な仕様
・プロセッサ: Qualcomm Snapdragon XR2+ Gen 1
・OS:Android 12
・メモリー:12GB
・ストレージ:128GB
・カメラ:2つのカメラによるフルカラーパススルー、4つのカメラによるインサイドアウト6DoF空間トラッキング
・レンズ:パンケーキレンズ
・ディスプレー:片眼 2280×2280、視野角 95°、リフレッシュレート 90Hz
・オーディオ:内蔵ステレオスピーカー、デュアルマイク、3.5mm ヘッドフォン/マイク コンボジャック
・ワイヤレス接続:Wi-Fi 6E 802.11AX、Bluetooth/Bluetooth Low Emission 5.2
・バッテリー:6900mAh
・本体サイズ:114mm×203mm×280-330mm
・重量:0.8kg
・販売価格:20万9000円(税込)
・発売日:2023年8月1日予定