モーキャプ機器なしで「それっぽく」アバターのギター演奏を実現 「Vフレット」正式版がリリース

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個人開発者のNakaji Kohki氏は13日、ギターや背景を選んでアバターの弾き語り風動画を収録できる「Vフレット」の正式版をリリースしたことを発表した(配布・販売ページ)。

対応OSはWindows 11とmacOS 13.0。ウォーターマークが入る個人利用向けの無料版と、ギターが6から51種類に、背景が4から5種類に増えた上、ウォーターマークの削除やパーフェクトシンクにも対応した商用・法人利用向けのPRO版(3000円・税込)を用意する。

2022年12月に配布を開始したベータ版を元に基本機能や画面構成をブラッシュアップした製品版になる。標準で用意された3人から選ぶか、手持ちのVRMファイルを読み込ませる、もしくはVRoid Hubと連携することで、アバターを設定。

さらに曲のテンポや演奏開始のタイミングを指定しておくことで、トラッキング機器を使わずに演奏中でもギターを弾いている様子を「それっぽく」再現してくれる。Windows版では仮想カメラ出力を、Mac版ではウィンドウキャプチャーなどをそれぞれ利用して、OBS Studioにデータを渡せるので生配信の演奏にも使える。自動でカメラアングルを切り替えてくれるため、変化のある映像を作成しやすい。

ウィンドウサイズを縦型にして、TikTokやYouTubeショート用の縦長映像を収録することも可能だ。

PRO版では、FaceIDに対応したiPhone/iPadに表情を取得できるアプリ「iFacialMocap」(900円)をインストールしてVフレットと連携させることで、リアルタイムでユーザーの表情を取得してアバターに反映させることも可能だ。

インターフェースは日本語、英語、韓国語、中国語に対応。

 
 
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