バンダイナムコグループは15日、オンラインにて発表会「ガンダムカンファレンス AUTUMN 2023」を実施し、2022年3月に構想を明らかにした「ガンダムメタバース」を日米で10月6〜17に期間限定オープンすることを発表した。本日より公式サイトにて事前登録を開始する。
同メタバースは、ガンダムを通じたファン同士の交流を促進する目的で展開する。ユーザーはアバターの姿でログインし、他のユーザーとチャットしたりエモートで感情を伝えることが可能だ。アニメやガンプラといったガンダムの世界観に単純に触れるだけでなく、自分のガンプラ作品を展示するというUGCの要素も含むのが特徴だ。
今回の期間限定オープン時は、パソコンのウェブブラウザーからアクセス可能。スマートフォンからはアバターで体験するのではなく、3D空間をのぞくような形でアクセスできる。
ファンがつくったガンプラの写真や3Dスキャンしたモデルを展示するほか、6種類のガンプラを販売するECショップも用意。ガンダムメタバース専用のAIキャラクター「メロウ」もメタバース内に登場し、日本語と英語でチュートリアルや各種機能の案内、ファンからの質問に答えるガンダム質問コーナーを担当する。ライブ空間も用意し、メタバースライブも実施予定だ。
●メイン空間
コロニーをモチーフにした空間で、立像などの展示物が飾られている。
●UGCミュージアム
ファンが作ったガンプラの写真や、ソニーグループの技術を用いた「ガンプラスキャン」で3Dスキャンして生成したモデル、カスタムスキルを紹介する動画などを展示。ガンプラスキャンについて、期間限定オープン時は、事前に準備したものを展示する。
●ECショップ
メタバースならではの商品ディスプレイで購入体験を提供。期間限定オープン時は、6種類のイベント限定ガンプラを販売予定(後日、イベントや直営店舗THE GUNDAM BASEなどで販売する場合あり)。スマートフォンからもアクセス可能。
●ライブ空間
ガンダム作品にゆかりのあるアーティストによるメタバースライブを実施。期間限定オープン時の出演者は、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」Season2のオープニングテーマを担当したyama、「ガンダムビルドメタバース」におけるオープニングテーマのBACK-ON、エンディングのLINKL PLANET。
ガンダムメタバースの次回のオープンは、2024年春を予定。個人間取引(CtoC)の実現に向けて、NFT(Non-Fungible Token)によるガンダムファンの活動記録やUGC活動の支援を目指す。XRなどの空間ディスプレイについても段階的に対応していく予定という。
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●関連リンク
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