テレビ朝日のバラエティ番組「金曜日のメタバース」収録レポ これは「僕たちが知ってるメタバース」を地上波で届ける番組だ!

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「これ、僕が知ってるメタバースだ!」を紹介してくれる、地上波番組はまだまだ少ない。そんな中で、メタバースのカルチャーを深くリサーチし、等身大で届ける番組が登場したかもしれない。

2023年10月6日(金)深夜0:45より放送が開始する、テレビ朝日のメタバースバラエティ「金曜日のメタバース」(以下、金メタ)。この番組では、メタバースを中心とした、さまざまなコミュニティやその沼にハマる人、界隈のニュースを発信! MCである芝大輔さん(モグライダー)、ハシヤスメ・アツコさん(元BiSH)のおふたりが、さまざまなリポーターが紹介する生の体験を通して、メタバースの今に迫ります。

収録は、毎回、メタバースプラットフォーム「cluster」で公開収録として実施。約90分の全編を先着順でスタジオにかけつけたリスナーは、メタバースの空間で収録の様子を余すことなく楽しめるほか、コメント機能を介して、出演者とコミュニケーションをとることも可能です。

これまでになかったスタイルで、バーチャルの世界をキリトル、注目の本番組。その初収録の現場(現実のスタジオ)に密着する機会をいただき、番組の全貌を確認しました!


「金メタ」バーチャルスタジオで全編収録!

スタジオに入り、まず驚かされたのは「金メタ」の収録環境&スタジオについて。「金メタ」ではバーチャルスタジオを設け、現実世界の出演陣は、全面グリーンバックの空間から、クロマキー技術を駆使してメタバース空間へとダイブ! 全編をメタバース上で収録するだけでなく、時には「cluster」の同スタジオに集まったリスナーとリアルタイムに交流をしながら収録・配信を行います。まさに、メタバース完全密着!

実際に映像を見てみると、現実世界でMCのおふたりを撮影しているカメラの動きと、バーチャルスタジオを映し出すカメラの位置情報をリンクさせている……? なんというか、映像が“合成っぽくなくて”すごい。じっくり見ても、どこまでが現実空間で、どこからがバーチャル空間なのかわからないうえ、映し出される人の“そこに居る感”がとてつもないです。

「どんなセットなんだろう……」と気になり、収録スタジオを拝見させていただくと、そこにはMC用に設置された机と椅子があるのみ! これだけのセットで、あれだけ重厚で存在感のある空間を生み出せるものなのかと驚きました! 映像技術を日々研究し、実践するテレビ局の“力”を感じる、本気のバーチャルスタジオは必見です。


MCによる化学反応トークが面白い!

本編開始の45分前になると、「cluster」内のスタジオが解放され、先着500名でリスナーさんが続々と入場。それとほぼ同時に、テレ朝公式メタバースアイドル・桜葉ハグさんが「cluster」内のスタジオに登場し、明るく軽快なトークでリスナーの皆さんを楽しませます。

そのまま、開始予定時刻の9時になると、本編の収録が開始! 「cluster」の中では、巨大なスクリーンでその映像を楽しむことができます。

なお、地上波放送時には約30分の放送枠である「金メタ」。収録時にはもちろん、内容がカットされていないので、もっともっとボリューミー。予定されていた公開収録時間だけでも90分と3倍のボリュームでしたが、今回は初回放送ということもあってか、トークもヒートアップして予定時間を軽々オーバーしていました。その盛り上がりに、筆者は思わず「これ、30分にカットできるんですか……?」と担当者の方に聞いてしまったほど。全編を楽しめるのは、公開収録に参加した皆さんだけの特権ですね。

そんな中、第1回は、MCの芝さん、アツコさんが“Fly Meta Hotel”のフロント係として、リスナーさんをメタバースの世界を案内していくという挨拶でオープニング。

芝さんは、メタバースの世界に触れるのはこの番組がほぼ初の経験。自身の事を「遅れているタイプの人間で、だいぶアナログ」と自己紹介し、「メタバースを知らない視聴者さんに寄り添って、一緒に番組を楽しんでいきたい」と意気込みを語ります。

一方のアツコさんは、お仕事などで既にこの世界をちょびっとだけ体験しているメタバースの先輩。ただし、MCは初の経験ということで、芝さんから「初のMCがこの番組ってかなり特殊だね!?」と笑いを生む一幕もありました。ふたりのコンビネーションが生む微笑ましいトークは、これから番組を盛り上げることを予感させます。

なお、第1回の収録には、初MCのアツコさんを応援するために、かつて“BiSH”で共に活動したリンリンこと、MISATO ANDOさんも駆け付ける。……というテイで、登場したMISATOさんが「なんで私が呼ばれたんだろうと思っている」と本音をポロリする場面も。思わず芝さんが「ふたりは仲いいんでしょ⁉」と追及するも、アツコさんと顔を見合わせて「……?」といった反応で顔を見合わせちゃう、ある意味で息ピッタリなおふたり。“BiSH”時代には無口担当でもあったMISATOさんは、助っ人でありながら、マイペースなトークスタイルでふたりを翻弄し、笑いを生んでいました。


「僕たちが知ってるメタバース」を伝えてくれる番組

そんなMC陣とともに『金曜日のメタバース』を盛り上げるのは、ホテルの常連として登場するゲストレポーターたち。番組は、レポーターのみなさんがメタバースの世界で体験したVTRや体験談をまじえて進行します。

第1回のレポーターは、芝さんの相方でもある、モグライダー・ともしげさん。TikTokerの本望あやかさん。お笑い芸人・エルフのおふたり。そして、前説で大活躍だった桜葉ハグさんの計5名。それぞれ別々のお部屋(メタバース空間)からビデオ通話風で番組に参加して、ご自身の体験を紹介していきます。

トップバッターのともしげさんは“メタバース初心者のともしげがVRSNS『VRChat』デビューをするリポート映像”と題して、初めてVRヘッドセットを手に取るところからスタート!

スタッフに導かれるまま、「VRChat」の日本人交流ワールド「FUJIYAMA」に、ラーメンをモチーフにしたMy・アバターでログインするともしげさん。その光景は、普段から「VRChat」に慣れ親しんでいるみなさんは、地元がテレビに映った時のテンション感でニマニマしてしまうはず。

そして、慣れない操作に苦戦しながら右往左往するともしげさんを救うのは、「VRChat」のユーザーとして案内人に抜擢された、メタバースメディア「メタカル最前線」の副編集長・東雲りんさん。コントローラーで手を振ってみたり、ドラゴンに乗ってみたり、現実世界でも体験したことがないタバコを吸ってみたりと、りんさんの案内でともしげさんは初のVR体験を満喫します。

続く、エルフのおふたりは、VRメイドカフェ「どりーむぷらねっと」や、古宮寝子さん&み~やさんのVR結婚式mokzさんやTokkyさんといった音楽活動者によるメタバースライブ。本望あやかさんは、メタバース上のテーマパーク「アフマ大陸 AFMA CONTINENT」など、「VRChat」内でユーザーが製作や公開しているコンテンツを、さまざまな角度から紹介。

取材時間の都合上、その内容を確認することはできませんでしたが、もともとがメタバースの住人である桜葉ハグさんは、現実世界に逆進出⁉ 国立競技場のイベントへ、ロボットの体を借りて参加したというので、オンエアが楽しみです。

そんなVTR群だけでもボリューム満点な「金メタ」。前述の通り、収録中にはMCやレポーターのみなさんで、公開収録に集まった視聴者と一緒に「cluster」のバーチャルスタジオを駆け巡る一幕も。

その際、MCやレポーターは、番組オリジナルの3Dアバターを着用。中でも、MCのおふたりが着るアバターのデザインはハシヤスメさんが担当している特注品(?)で、ノートの隅っこに書いてありそうなゆる~いデザインでみんなを沸かせていました。

芝さんとハシヤスメさんによる軽快なトークはもちろん、レポーター陣が体を張って体験する、メタバースユーザーの目線に立ったレポートがまさに“等身大のメタバース”を伝えてくれる「金メタ」。毎週金曜の深夜0:45~1:15に関東地区で放送され、今回レポートでもお伝えした第1回は10月6日(金)にスタートです! まだ未確定の情報ですが、今後、TVer(ティーバー)放送後、TELASAで見逃し配信されるとのことなので、関東地区以外の方も期待しましょう!

さらに、定期的に番組の公開収録が行われるほか、メタバース空間でのイベント、2.5次元イベントなどなど、さまざまな企画も用意しているとのこと。最新情報を番組公式ホームページで確認!

 
 
(TEXT by 翡翠ミヅキ

 
●関連リンク
金曜日のメタバース
テレビ朝日