ピクシブは26日、3Dキャラクター制作ソフト「VRoid Studio」において、フルスクラッチモデルの着せ替え機能を開発していることを明らかにした。現在、β版のトライアルを実施中で、こちらのフォームから申し込める。
現状、VRChatなどのソーシャルVRでは、アバターを好きにカスタマイズ(改変)し、アップロードしてユーザーのバーチャルの体として利用可能だが、改変にはUnityを使う必要があるなど、初心者にはハードルが高い部分もあった。
また、同じピクシブが展開する創作物のオンラインストア「BOOTH」でVRChat向けのアバターや衣装が販売されている一方で、VRoid Studioは「.vroid」形式以外のモデルデータを読み込めないという状況もあった。
今回の新機能では、UnityのEditor拡張を利用することで、VRChat向けのアバターや衣装をVRoid Studioで扱える独自フォーマットに変換。フィッティング機能を使ってアバターの体型に衣装を合わせて、VRChat向けのデータかVRMファイルとして書き出せるようになった。フィッティング時は、以下の機能を用意する。
・ワンクリックでモデルの体型に衣装をフィットさせる「自動フィット」
・ボーン単位での移動・拡大縮小・回転
・素体のメッシュを可逆的に消去
・編集画面から遷移せずにアニメーションを再生
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