未来大阪プロジェクト
2025年開催の大阪・関西万博に先がけ、大阪の魅力を国内外に発信し、新たな文化創出やコミュニティ形成を目的とした都市連動型メタバース「バーチャル大阪」。2022年2月28日の公開以来、多くのお客様にご来場いただき様々なイベントを実施してきました。
この度「未来大阪プロジェクト」は、バーチャル大阪のさらなる発展と、大阪の様々な地域の魅力発信を目指し、現在提供中の「新市街」「今昔街」に加えて、2024年3月15日に、本格オープンから2周年を記念し、新たに2つのエリアを公開しました。
本エリアは、下記2つを盛り込み、産学官連携で実現した取り組みになります。
① 2023年10月〜12月にかけて大阪の児童・生徒を対象に実施したコンテスト「#大阪を創ろう ~Go to EXPO 2025~」の入賞作品のアイデア
② エリアデザインは関西・大阪出身クリエイターであるれみーとさん、Galupenoさん、わんぱくさんにご協力いただき、新たな大阪の魅力をイメージした空間デザイン
是非、バーチャル大阪の新しいマチにお越しください!
※制作クリエイターは、Cluster Creatorjobsに所属しているクリエイター
- 新エリア①「紅ノ渓谷(くれないのけいこく)」美しい紅葉と迫力満点の滝。巨大ダルマがお迎えする自然豊かなマチ。
1つ目の新エリアは、美しい自然とお寺が融合し、独特の雰囲気が漂う「紅ノ渓谷」です。訪れた人をまず迎えてくれるのは、壁一面に鎮座するたくさんのダルマ達。「勝ちダルマ」で有名な箕面市の「勝尾寺」をモチーフに、メタバースならではの表現で空間を演出しています。そして前方に堂々と流れるのは「箕面“超”滝」。毎年多くの観光客が訪れ、特に紅葉シーズンで賑わいを見せる「箕面大滝」を、より巨大にしてマチのシンボルにしました。
勝尾寺の「勝ちダルマ」をモチーフにした「ビッグダルマ」。箕面超滝の上にも鎮座している。
明治の森箕面国定公園の「箕面大滝」を、更に巨大にした迫力満点の「箕面超滝」。
左)天候を自在に操り、大阪産(もん)の野菜や果物を育てる特殊な畑。児童・生徒のアイデアを採用した。
右)こちらもアイデアコンテストの入賞作品から。球体の空飛ぶ食品工場。畑で採れた大阪産(もん)の野菜を加工中!?
- 新エリア②「大祭ノ塔(たいさいのとう)」地車、たこ焼き、観覧車。大阪の楽しさが詰まった、賑やかなお祭りのマチ。
2つ目の新エリアは、全国的にも有名なだんじり祭りをモチーフに、大阪の様々な名産/名物を集めた賑やかなマチ「大祭ノ塔」。地車の特徴的な屋根や様々なオブジェクトで構成されたアスレチックが、空間上部へ連なっており、登りながら大阪の文化に触れることができます。最上部でお出迎えするのは、「#大阪を創ろう」コンテストで入賞したアイデアの「巨大漫才師ホログラム」。メタバースならではの回遊性のあるマチに、是非訪れてみてください。
アスレチックをクリアし最上部に到達すると、巨大漫才師のホログラムがお出迎え。
左)児童・生徒のアイデアを取り入れた、かわいいタコやたこ焼きのジャンプ台で、上へ登っていく。
右)未来を思わせるメカニックな地車。募集したアイデアを組み合わせ、メタバースらしい自由な空間に。
- エリア制作クリエイター
クリエイター①「れみーと」
VRの技術に一目惚れし、3DCG制作を開始。元々何かを作ることが好きだったため、自分の世界を余すことなく表現できるメタバース空間制作に没入。現在はイベントのサポートや空間制作の助力、Vtuber様の配信3D背景制作などの独自サービスも展開している。
<本案件担当しての一言コメント>
入場した際に見える要素をなるべく多くするようにして、美しい風景を楽しんでいただけるようにいたしました!また各エリア毎に静と動を意識して、異なった雰囲気を楽しんでいただけるように心がけました!
クリエイター②「Galupeno」
3DCGやデジタルイラスト・マンガなどのメディアを通じて、自分の頭の中の世界を表現することを子供の頃から続けている。メタバース世界に入ってからは主に対戦ゲームを多く制作、スマホでの軽快なアクセシビリティに注力し、低負荷かつ高品質な作品が好評。
<本案件担当しての一言コメント>
アイデア募集した元絵のイメージを尊重しつつ、オブジェクト情報の追加・省略など最適化を行いました。複数配置される際は、ローポリゴン化や省マテリアル化を図り、様々なデバイスで快適に体験できるよう注力しました。推しはジャンプ台タコのねじり鉢巻きです。
クリエイター③「わんぱく」
「その時楽しそうと思ったことをできる限り実現する。」を信条に活動しており、メンダコがトレードマーク。コミュニティ「Deep」も運営。販売・配布アバター展示場「Avatar Shopping mall Deep」の企画立案から参加クリエイター募集、展示ブースのテンプレート作成、ワールド作成等も担当。現在第三弾までclusterにて公開中。
<本案件担当しての一言コメント>
今回、大阪産の野菜、空飛ぶ食品工場、漫才師のホログラム、法被ロボアバターの作成を担当させていただきました。推しpointとしては、栗の実のデータをいかに軽くし、いかにそれっぽく見えるかを考えて制作したので、そこを見ていただけると嬉しいです。
- 新エリアにアイデアを取り入れた「#大阪を創ろう ~Go to EXPO 2025~」の入賞作品を、バーチャル大阪エントランスで展示中!
新エリア「紅ノ渓谷」「大祭ノ塔」にアイデアを取り入れた入賞作品を、只今、バーチャル大阪の「エントランス」で展示しています。2つの新エリアに入る前に、是非入賞作品をチェックし、「紅ノ渓谷」「大祭ノ塔」の中で探してみてください!
#大阪を創ろう ~Go to EXPO 2025~ について
募集テーマ:あなたが思い描く「新しい大阪のマチ」のアイデア
応募資格:大阪府内の小学校・中学校等・及び特別支援学校の児童及び生徒
応募期間:2023年10月下旬〜12月8日(金)
審査基準:バーチャル大阪をより楽しくする、独創性・新規性に溢れたアイデアを総合的に選定。
※合計529点もの作品が集まりました。ご応募、ありがとうございました!
主催:未来大阪プロジェクト 協力:大阪府・大阪市万博推進局
- Sakura Virtual Fes 2024 について
「Sakura Virtual Fes 2024」では、”Beyond Metaverse”をテーマに、満開の桜に彩られたメタバースを、「αU」、「STYLY」、「REALITY」、「XR CLOUD」、「cluster」それぞれのプラットフォームの垣根を超えてつなぎます。そして、日本を代表するロックバンドや新人K-POPアーティストによるライブ・トークライブや、芸人によるトークライブ、人気アニメから出演声優によるトークライブ、VTuberフェスとの特別コラボイベント、映画祭受賞作品にもなった映像コンテンツ、など、様々なエンタメコンテンツをお楽しみいただけます。
https://open-metaverse.net/sakuravirtualfes2024/
(参考)
■「バーチャル大阪」概要
「バーチャル大阪」は2025年開催の大阪・関西万博に先がけ、大阪の都市の魅力を国内外に発信しています。“City of Emergence”(創発する都市)をテーマに、さまざまな人が集まり、一人ひとりの新たな体験や表現を通じ、大阪の新たな文化の創出・コミュニティの形成にも寄与することを目指しています。
■「未来大阪プロジェクト」概要
「未来大阪プロジェクト」は、民間企業19社で組成され、大阪府・大阪市サポートのもと「バーチャル大阪」を起点に大阪の新たな魅力を創出、国内外に発信していくことを目指すプロジェクトです。今回その活動の一環として本イベントを実施、2025大阪・関西万博に向けバーチャル大阪を通じた大阪の盛り上げを図ります。今後も観光など様々な分野においてXR技術など先端テクノロジーを活用した新たな体験を提供し、大阪の発展に貢献していきます。
◆本件に関するお問い合わせ先
未来大阪プロジェクト 問い合わせフォーム