締めの「8センチ」熱唱が心にしみた かしこまり初の2日間リアイベ「Marinchu Beer Party 2019」レポ

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2019年8月11、12日、VTuberのかしこまりちゃん(ちゃんまり)と、彼女のマネージャーであるパンディがリアルイベント「Marinchu Beer Party 2019」を開催した。両名を目の前にビールなどのお酒を飲みながら、推しのVTuberや「まりんちゅ」(彼女のファンの愛称)同士でも交流できるというコンセプトになる。

ちゃんまりで思い浮かべるものいえば、恐らくほとんどのファンが「歌かお酒」と答えるだろう。定期的に行っている生配信「ヨルタマリ」は、出演者であるVTuberがお酒を飲みながら進行していく内容で、視聴者もお酒を楽しみながら視聴することが多い。ヨルタマリは、VTuberの酒飲み配信の先駆けと言っても過言ではなく、今回はその延長線のような、お酒を飲みながら実際に交流ができるヨルタマリのリアルイベントin summerという風に想像してもらえればわかりやすい。

大盛況の2日間

会場は恵比寿にある「カジュアルイタリアン×デザイナーズダイニング umineko ebisu」。外観写真を見てもわかるようにとんでもなくお洒落だ。あまりにもお洒落すぎて、思わず「本当にここだよね?」と何度か地図を確認してしまったのだが、会場の外にはすでに大量のまりんちゅが待機していたため、ここが会場であることに確信を持てた。

お店は階段を降りて正面に巨大モニター、奥の方にバーカウンターがあり、内装も用意されている料理もめちゃくちゃお洒落だった。雰囲気もめちゃくちゃよくて、お酒を交わしながらコミュニケーションを取るには最高の会場だ。

会場内では「かしこまり(夏ver.)ビアジョッキ」の先行販売や、「from M(限定) CD+特典LiveDVD+フォトブック」が購入できた。

18時にオープンすると、会場は一瞬で満員になり、会場の際には名札が配られて各々が名前を記入していた。SNSなどで絡みがある人を見つけては声をかけたりなど、会場と同時に交流が積極的に行われた。VTuberに限らずだが、ファン同士の交流はネット上では頻繁にあるものの、リアルで会って話す機会というのはなかなかない。共通の推しをきっかけにリアルで交流できる機会自体貴重な上に、「推し」が登場するオフィシャルのイベントなわけで、盛り上がらないわけがない。雰囲気は序盤から最高だった。

オープンして間もなく、乾杯の音頭がちゃんまりとパンディにより行われた。僕は2日目の参加だったが、「ここまで交流できるのか!」という勢いに序盤から驚いていた。定番の「どこから来たの?」という質問を投げかけたり、アロハシャツを着てきたまりんちゅを全員前に集めて話したりと、出演者も参加者も混ざって時間いっぱいとにかく交流していた。フレンドリーなファンとの距離感はかしこまり特有で、過去に交流があろうとなかろうと、初めてイベントに来た者でも、とにかくフレンドリーに絡んでくれる。アーティストとファンという関係性を一瞬忘れてしまうほどなのが素晴らしい。

さらにクイズ大会やじゃんけん大会も実施。パンディの「これだけ難しくしないとみんな正解しまくるから!」という発言通り、クイズの難易度がとんでもなく高かったにも関わらず、かなり激戦となったことに驚いた。それにしても「新宝島の4:00のちゃんまりの服の色は黒である○か×」という問題は鬼畜すぎる……。はたして、全問実力で正解したまりんちゅはいたのだろうか!?

パンディ主体で行われたじゃんけん大会で優勝者に贈られた直筆ポエム入りTシャツ。

一番感動したのは、イベント最後の歌で「from M(限定版)」に収録されている「8センチ」など、ここでしか聴けない生歌を披露してくれたコーナーだ。お酒を飲みつつ、たくさん喋ってみんなで笑ったあとに、しんみりと歌で締めるという流れはヨルタマリ恒例のもの。どんだけ飲んで大声で語っても、毎回、その圧倒的な歌唱力で集まったファンを魅了してくれるちゃんまりだが、やはりこの日も最高の歌声を響かせてくれた。お酒も入っていたこともあり、本当に心に染み入った。 歌が終了し、「Marinchu Beer Party 2019」は幕を閉じる。まりんちゅたちにとって、間違いなく最高の夏の思い出となるイベントだった。

最後に余談として、お店で食べた「ボロネーゼ」がめちゃくちゃ美味でした。僕はボロネーゼしか食べていないのですが、とにかくご飯は全部美味そうでした。普通にプライベートで通いたいレベルです。みなさんもぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

 
 
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