holo Indle新作「ホロポップ」先行プレイ さくらみこ、白上フブキ、大空スバルが選べる配信モチーフのブロック崩し

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8月にリリースされた「ホロライブ お宝マウンテン」が、ファンだけではなく、ホロライブのメンバーたちからも大人気。次々と話題作が生まれているホロライブプロダクションの二次創作ゲームブランド「holo Indle」から、早くも新たな作品がリリース。「HappyHoppyHappy」制作のピンボールゲームホロポップが、9月5日(木)Steamで発売予定となっている。今回、先行プレイの機会を得られたので、感想をレポートしていく。


アクションをリスナーに当てて共感させる!

ゲーム初起動後に表示される「遊び方」画面で、「ホロライブタレントの配信を通じて、リスナーと一緒にチャンネルを盛り上げていくゲーム」と説明されている「ホロポップ」。プレイヤーが使用できるタレントは、さくらみこさん白上フブキさん大空スバルさんの3人。「チャンネル選択」画面には、「Miko Ch. さくらみこ」「フブキCh。白上フブキ」「Subaru Ch. 大空スバル」の3チャンネルが並んでおり、初期状態では、チャンネルを選ぶことで、プレイするタレントとステージを同時に選ぶことになる。ちなみに、チャンネル名は、3人の公式YouTubeチャンネルの名前と同じだ。

「タレント設定」画面から「配信開始」を押すと、再び「遊び方」画面が表示。「配信には、リスナーが配置されています。配信内のリスナーにアクションをヒットさせることで共感させることができます」という説明を読み、最初は困惑したのだが、試しにプレイしてみると、1回でゲーム内容を理解できた。

「リスナー」とは、画面に配置された丸や棒の形をしたブロックのことで、「アクション」は、画面上部の中央から発射する玉のこと。アクションが当たったリスナーは、「共感」して画面から消える。発射されたアクションは、リスナーや周囲の壁などに反射し、画面下に落ちたらロストで、次のアクションを発射。最終的に25回のアクション(25個の玉)で画面にあるすべての「リスナー」を共感させることができればステージクリアだ。プレイ内容によって増加する「同時接続数」「高評価数」「コメント数」などの合算で、「新規チャンネル登録者数」という名のステージスコアが決まる。

Steamの製品ページでは、「ピンボールゲーム」と紹介されているが、プレイ感覚は、往年の名作「ブロック崩し」も思い出す。シンプルな反射型ゲームに、ホロライブ愛に満ちたデザインやギミック、タレント本人のボイスなどを加えることで、ホロライブのタレントとリスナーが一緒に作り上げる配信の世界観をゲーム化しているのだ。


タレントとファンが一緒に配信を盛り上げる

例えば、「Miko Ch. さくらみこ」での配信中は、1プレイごとに「いいぞ、いいぞー」「キター!」など、さくらさんのハイテンションなボイスが再生され、合間には「挑戦をするのに全ロスを恐れていたら、何もできないんでございますわ」などの名ゼリフ(?)も聞こえてくる。また、クリア直前になると、画面にテンション全開の35P(さくらみこさんのファンネーム)も登場。配信のクライマックスを盛り上げてくれる。

画面の下を左右に移動している「ファンのツボ」にアクションが入ると、アクション数が1回増加。難易度が上がる後半の配信を成功させるためには、「ファンのツボ」も上手く使うことが必要になるのだが、実際の配信と同じく、タレントの言動(アクション)がファンのツボに入ることで、配信が成功に近付く仕組みになっていることが面白い。連続でリスナーを共感させたアクションが上手くファンのツボに入ったときの快感は癖になる。

各タレントは、固有の必殺技「タレントスキル」を持っていて、リスナーが共感することで増える「アクションゲージ」が上限まで貯まると使用可能。さくらさんのタレントスキルは、「みこちゃん砲」。「どデカいリアクションで場を沸かす。デカいので重い」という説明の通り、発射するアクションが何倍も大きくなり、重い球ならではの挙動を見せる。大きくバズる配信を何度も生み出してきたさくらさんらしい必殺技だ。


配信を元ネタにしたこだわりのステージ

「タレント設定」画面では、配信を行うタレントに加えて、さまざまな能力を持った「アシストタレント」を設定可能。初期設定の「友人A」は、プレイに対するアドバイスで配信をサポートしてくれるのだが、最初の配信クリアで加入する「ときのそら」を使うと、アクションの軌道予測表示が長くなり、「同時接続数」と「コメント数」にバフがかかって増えやすくなる。配信をクリアするごとに増えていくアシストタレントは、13種類(12人+1)。ハイスコアを狙いたいとき、難しいステージをクリアしたいときなど、その狙いによって使い分けていくのが良いだろう。

各チャンネルには、8つずつの「配信(ステージ)」が用意されており、背景のイラストやリスナーの配置などは、配信ごとにまったく異なっている。それぞれに配信タイトルも付いており、「Miko Ch. さくらみこ」の最初の配信は、「トロッコ問題ゲーム」風にリスナーが配置された「どっちを選ぶんだ?」。2番目の配信は、背景にルーレットが描かれた「夢に賭けさせてもらいましょう」。その他のステージも含めて、各タレントの実際の人気配信が元ネタになっているようだ。開発スタッフが公開しているnoteによると、おそらく、熱心な35P、すこん部(白上フブキさんのファンネーム)、スバ友(大空スバルさんのファンネーム)にしか分からないような小ネタも隠されているらしい。

また、一部のボイスは、このゲームのために新規収録されるなど、細部までホロライブ愛にあふれた「ホロポップ」。遊び方は非常にシンプルなゲームで、価格は490円。steamのゲームで遊べる環境があるホロライブファンには、自信を持ってオススメできるゲームだ。残りのアクション数が、残りリスナー数と同数以上になって配信成功が確定したときの気持ち良い「ドヤ感」をぜひ味わってほしい。

●作品情報
タイトル:ホロポップ(英名:Holo Pop)
ジャンル:カジュアルピンボールゲーム
配信日:2024年9月5日予定
価格:490円 / 3.99USD
Steamストアページ:https://store.steampowered.com/app/3155810/_/
対応プラットフォーム:WindowsPC
対応言語:日本語
開発元 :HappyHoppyHappy

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(TEXT by Daisuke Marumoto

 
 
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