9月26〜29日、幕張メッセにて開催している日本最大級のゲーム展示会「東京ゲームショウ2024」(TGS2024)。PANORAの専門であるXRやVTuberに関連した展示やステージも多数見られたが、その中からKAMITSUBAKI STUDIOコーナーを紹介していこう。
KAMITSUBAKI STUDIOといえば、花譜をはじめとするバーチャルシンガーが所属し、オリジナル曲のリリースやライブなど音楽を中心に活動しているイメージが強いものの、古くは謎解きゲームやNFT、最近でいえば演劇、トレーディングカードゲーム、TVアニメなど、メディアミックス的にキャラクターを展開している動きもある。
そうした音楽以外の可能性の一つがゲームで、実は昨年もTGSに自社で出展して開発中のタイトルを展示していた。そこから1年が経ち、今年はホール6にある「ハピネットゲームフェス!in TGS2024」ブースの一角に5つのゲームを出展していた。
・「project canvas ~ヰ世界情緒育成計画~」(4月1日発売済、Steam)
・「ムーンレスムーン」(8月8日発売済、Steam/Nintendo Switch)
・「神椿市協奏中。」(8月29日発売済、Steam/iOS/Android/Nintendo Switch/PlayStation 5)
・「神椿市建設中。REGENERATE」(2025年2月20日発売予定、Steam/Nintendo Switch)
・「神椿市建設中。VIRTUAL REALITY」(発売日未定、対応機種未定)
ジャンルとしては、「神椿市協奏中。」のみリズムゲームで、他がアドベンチャー。ステータスとしては、3タイトルが発売済み、2タイトルが未発売となっている。
●ムーンレスムーン、project canvas ~ヰ世界情緒育成計画~
●神椿市協奏中。
●神椿市建設中。REGENERATE
●神椿市建設中。VIRTUAL REALITY
試遊で力を入れていると感じたのは、やはり来年2月20日発売の「神椿市建設中。REGENERATE」と、開発中の「神椿市建設中。VIRTUAL REALITY」(VR)だ。会場ではREGENERATEのほうは20分、VRは15分ほどの体験時間を想定しており、じっくりとゲームに向き合って体験できるのが嬉しいところ。
どちらもタイトルに「神椿市建設中。」とあるように、舞台背景は共通している。現実とは異なる歴史を辿った世界線に存在する街「神椿市」。プレイヤーである「観測者」はある理由で滅びに瀕しつつあるその街に召喚され、出逢った少女「化歩」(かふ)と共に、世界を救う冒険の旅に出る──というストーリーだ。
具体的に今年の展示では、REGENERATEではこれまで未公開だった、ヰ世界情緒演じる「夜河世界」、存流・明透が担当した「亜留」・「阿栖」の登場シーンを遊べるようになった。またVRでは、花譜演じる「森先化歩」を間近に感じながら、怪物・テセラクターとのバトルシーンなどを体験できる。神椿ファンとしてはぜひとも発売前に試遊したいという人も多いだろう。
一方で、回転率が下がって体験人数が限られるわけで、長蛇の列を避けるために28、29日の一般デーはこの2タイトルのみ先着で整理券を配布する。TGSを訪れる神椿ファンは入場後、最初にゲットしにいくといいだろう。
整理券といえば、28日14時よりステージで行われる生配信「都市開発通信 in TGS2024」のブース内観覧チケットも、先着で配布となる。チケットを持っていなくてもブース外から見られるものの、近くで見たいという方はこちらもチェックしておこう。
さらに! 配布物としては、ショッパーやリーフレットのほか、ピールオフ広告を展開している。
詳細についてはこちらのお知らせでチェック。細かい案内はハピネットのXアカウントより発信予定だ。
(TEXT by Minoru Hirota)
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