11人のタレントとファンが一緒に大接戦を展開!「ホロスターズ大運動会2025」レポート

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ホロライブプロダクションの男性VTuberグループ「ホロスターズ」が6周年を記念したリアルイベントを実施。9月23日(火・祝)に有明のTFTホールで「ホロスターズ大運動会2025」が開催された。

昼と夜の両公演共にホロスターズのタレント全員が参加予定だったが、運動会当日の朝、急な体調不良により岸堂天真さんの不参加が決定。ホロスターズタレント11人が紅組と白組に別れて、さまざまな競技で競い合い、総合優勝を争った。この記事では、17時半から開催された夜公演での熱戦をレポートする。なお、運動会の模様は、「Streaming+」で生配信(有料)。アーカイブも10月15日(水)まで視聴可能だ。


会場のファンも紅組と白組に分かれて運動会に参加

入場口から入って正面の「TFTホール300」では、ホロスターズメンバーが夏休みの宿題として制作した紙粘土工作と絵日記の現物が展示。間近で写真撮影も可能だったため、開演時間ギリギリまで、ファンの列が途絶えることはなかった。特に紙粘土工作は力作揃いだったが、食品サンプルのような「花咲みやびの1500円ランチ寿司」は印象的だった。

開始時間ギリギリに運動会会場の「TFTホール1000」に入ると、奇麗に並べられた座席は、見渡す限り満席。入場チケットは、紅組席と白組席に分かれており、ステージに向かって左側が紅組、右側が白組となっていた。

開演時間になり前方のステージにオープニング映像が流れた後、お洒落な揃いのTシャツとパンツを着たホロスターズの11人が登場。チーム分けは、紅組が花咲みやびさん(大将)アルランディスさん(副将)アステル・レダさん影山シエンさん羽継烏有さん水無世燐央さん。白組が、夜十神封魔さん(大将)夕刻ロベルさん(副将)奏手イヅルさん律可さん荒咬オウガさん。残念ながら不参加となった岸堂天真さんは、白組の一員だった。

自己紹介では、みやびさん、烏有さんら一部のメンバーが体力や声の限界を訴える。昼公演は、よほどの激戦だったのだろう。自己紹介が終わると、夜の部のメイン司会を務めるアルランディスさんがイベントを進行。ロベルさんがサポートを担当することも発表された。両チームの大将による選手宣誓の後は、オウガさんをお手本に、会場のファンも一緒になって準備体操。

続いてウォーミングアップとして行われた「旗上げゲーム」にもファンが参加。相手チームの代表が出す指示に従い、ステージ上のメンバーと一緒に、入場時に配られたシュシュとフラッグを上げ下げしていくゲームだ。しかし、最初に指示を出した紅組の烏有さんが、白組に対してフラッグもシュシュも一度も上げさせないというボケをした結果、白組席のファンもフラッグとシュシュを一度も上げられない結果に。会場では笑いが起きていたが、紅組の大将みやびさんと、副将アルランディスさんは、客席に向かって土下座。さらに大きな笑いが起きていた。


第一競技、第二競技と大接戦が続く

会場も大きな声を出した「応援合戦」の後、ついに競技が開始。第1競技「走れ!紅白対抗早押しクイズ対決!」では、1対1でのクイズ対決を6問実施。回答する前には、もも上げを10回やらなくてはならないという体力的にもハードな戦いだ。結果は、お互いに3問ずつ正解し、仲良く30点ずつを獲得した。

競技と競技の間の準備時間には、2~3人のホロスターズメンバーがステージに残り、会場のファンとコミュニケーションを取る「ヒーロートーク」を実施。最初のヒーロートークでは、みやびさん、律可さん、烏有さんが「昼夜、両方参加してくれてる方?」などの質問を行い、ファンは歓声とフラッグで返事。リアルイベントならではの交流を楽しんでいた。

第2競技「紅白対抗目隠しホロスタPON!」は、いわゆる「気配斬り」のゲーム。柔らかいバットを持った代表者が目隠しをしたまま10回その場で回転。スタジオ内の好きな場所に立つ相手チームのメンバーを30秒間で何人斬れるかという対決だ。標的になる側は、一度、決めた位置から動くことはできず、代表者のチームメイトは、声でアドバイスを送ることができる。

先行の白組は、オウガさんが代表者。「紅組の頭と胴は、泣き別れだ」と宣言をするほど気合いが入っている。しかも、目隠ししているオウガさんをからかうように周りを動いていたシエンさんと烏有さんは、時間切れでオウガさんのバットの届く範囲から動けないことに。案の定、紅組は次々とバットで叩かれ、アルランディスさん以外の5人が斬られてしまった。

対する白組の代表者はアステルさん。紅組メンバーは、ちゃんとすぐには斬られない場所に立っていたが、仲間のアドバイスが的確だったこともあり、イヅルさん以外の4人を斬った。斬った人数は異なるものの、大将=20点、副将=10点、メンバー=5点というルールにより、獲得した点は、両チームとも40点だった。


最終競技では、会場のファン同士が対決!

アルランディスさん、鳥有さん、イヅルさんによるヒーロートークの後の第3競技は、「体力3本勝負」。最初の「地獄のスクワット対決」では、アルランディスさんとシエンさんの紅組が勝利。「最後に立っているのは俺だ!バランス対決」は、片足で立ち手脚を伸ばす「飛行機」のような姿勢をどれだけ維持できるか競う競技。最後は醜い潰し合いとなったが、白組の律可さんが、紅組のアステルさんと燐央さんを同時にはたき落とし、白組が勝利した。

3本目の「30秒間全力フリフリ!紅白対決」は、紅白の代表2人ずつとファン代表の各チーム3名ずつが参加。30秒間、歩数計を振って合計値を競う対決だ。先行の紅組代表は。みやびさんと鳥有さん。2人とも全身を使って激しく歩数計を振っていたが、みやびさんが126という好記録を叩き出したのに対して、鳥有さんはわずか27。ファン代表も111だっただけに、何かの機械的トラブルだったのかもしれない。対する白組は、封魔さん、ロベルさん、ファン代表が、89、114、95と安定したスコアを記録。勝利して40点を獲得した。

ロベルさん、シエンさん、封魔さんのヒーロートークを挟んだ、第4競技は「声援をチカラに! YAGOO神輿!紅白対決」。チーム全員で、ホロライブプロダクションを運営するカバー株式会社の谷郷元昭CEO(愛称はYAGOO)の人形を乗せた神輿を担ぎ、フィールドを2周。そのタイムを競う競技だ。紅組は、1回、YAGOOを落とし52秒。白組はノーミスでゴールし38秒を記録。50点をゲットした。

アステルさんとオウガさんのヒーロートークの後は、ついに最後の競技「みんなで!紅白対抗大玉転がし!」。最終競技が、ホロスターズのタレントではなく、会場のファンによる対決というのも面白い。紅白の大玉風船を5つずつ最前列から最後尾まで2往復させて、先に5個全部ゴールしたチームが100点。しかし、風船を1個割るとマイナス20点というルールだ。紅組は、風船を一つ割ってしまったものの先にゴールして、総合得点を180点まで一気に伸ばす。しかし、白組の総合得点は190点。わずか10点差で白組が勝利した。

勝利チームの大将である封魔さんが優勝旗を手にした後は、告知のコーナー。まずは、すでに発表されているさまざまな情報が紹介された後、注目の新企画「GANGSTARS」のPVが初公開されると、客席からは特大の黄色い声援が響いた。

最後は、11人全員が順番に感想を語っていく。ラストに「来年もやりたい」と語ったみやびさんが、「みんなも観たいよな?」と問いかけると、客席からは「観たーい」という大きな声が響く。最初から最後まで、タレントとファンの固い絆を常に感じられる熱くて楽しい大運動会だった。


©︎ COVER


(TEXT by Daisuke Marumoto

●関連リンク
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