「にじさんじ」に所属する、女性ライバー同期7人組「Idios」が、11月7日(金)、8日(土)の2日間、初めてのリアルライブ「Idios 1st LIVE “Seize the day”」(以降、「Idios 1st LIVE」)を開催。小清水透さん、獅子堂あかりさん、鏑木ろこさん、五十嵐梨花さん、石神のぞみさん、ソフィア・ヴァレンタインさん、倉持めるとさんが、豊洲PITでの2Daysライブという大舞台に立ちます。
PANORAでは、「Idios 1st LIVE」の開催を記念して、10月31日(金)からIdiosメンバー全員のソロインタビュー連載をスタート。取材の実施順にロングインタビューを公開してきました。第5回目の本日、公開するのは鏑木ろこさん。
デビュー時から独創的な企画やトーク力で注目を集めて来たIdiosの末っ子(18歳)は、思い出の会場で臨む初めてのリアルライブに向けて、どのような思いを抱いているのか? デビュー当時の思いも振り返ってもらいながら、語って頂きました。
初めて行った音楽ライブの会場が豊洲PIT
──取材日の時点で「Idios 1st LIVE」開催まで、あと1か月を切りました。今の率直な心境を教えてください。
鏑木(敬称略・以下同) 「本当にやるの?」っていう、どこか現実味がない気持ちはあります。ただ、練習や事前の準備などがすごく増えてきているので。そういう意味では、少しずつ現実味を増してきてはいます。ちょっと前までは、「本当にやるんですか?」って感じだったのが、「これは本当にやるのかもしれないな」という感じに変わってきた気がします。あと、少ししたらやるんだなって覚悟はできていると思います(笑)
──では、Idiosのファーストライブが、豊洲PIT、しかも2Days公演で開始されると知った時の感想を教えてください。
鏑木 びっくりが「7」、嬉しいが「3」って感じでした。いつかIdiosでライブをやりたいとは思っていたし、(リアル)イベントが開催できたら良いなとも思っていたんですけど、実現できるのは、もっとずっと先のことだと思っていました。それに、リアル会場にお客さんを呼んでやるライブは、Idios単独ではなくて、どこかにお呼ばれする形。例えば、「にじフェス」(「にじさんじフェス」)の中とかで、やらせて頂くのが初めてになるのかなとか勝手に想像していたので。まさか、同期のIdiosだけで、しかも2日間、豊洲と言われたときには、「えー!」って、ビックリしました。
──豊洲PITという名前を聞いた時の反応は、豊洲PITに対する思い入れによっても変わってくると思うのですが、鏑木さんは、豊洲PITに対してどのような印象を持っていましたか?
鏑木 鏑木 は、豊洲PITのデカさを体感として知ってるというか、個人的な話になっちゃうんですけど、 生まれて初めて行った音楽ライブの会場が豊洲PITだったんです。だから、初めて行ったライブと、初めてステージに立つライブが同じ会場ということも、すごく感慨深くて。そういう意味でも、鏑木の中でとても大きな会場でした。
──すごい縁ですね。ところで、8月末に「Idios 1st LIVE」の開催が発表されて以降、コラボ配信などで伝わってくるIdiosメンバーの仲良し度合いが急激にアップしている気がしていて。以前から仲良しだとは思っていたのですが、鏑木さんは、7人の関係性の変化について、どのように感じていますか?
鏑木 最近、ライブに向けて一緒にダンス練習をしたり、その練習の帰りにご飯を食べに行ったりする機会がすごく増えているので、それが大きかったんじゃないかなと。もちろん、オンラインでも仲は深まると思うんですけど、オフで会うことで、よりプライベートな話をする機会が増えたのが理由の一つなのかなと思います。共通の目標もあれば、共通の課題もあるので。「我ら、敵も目標も同じ! 絶対にオタクを泣かせるぞ!」みたいな(笑)。
──Idiosファンを泣かせたいのですね(笑)
鏑木 「この曲をここでこうやったら、絶対にみんな喜ぶぞ」とか、文化祭じゃないですけど、みんなで同じ目標に向けて準備していることが、心理的な距離を近づけたのかなと思います。あと、個人的には、一緒に銭湯へ行ったのがわりと大きかったです。
──スケジュールが合わなかった倉持さん以外の6人で銭湯へ行ったそうですね。たしかに、仲が深まっていることを感じたエピソードの一つでした。
鏑木 それまで、一緒に銭湯へ行ったことのあるライバーは、結構前から付き合いのある海妹四葉だけで、しかも1回行ったくらい。でも、Idiosのメンバーとは、その後、何回か行ってて……。もちろん、全員で行ってるわけではないんですけど。獅子堂あかりと二人で行ったのを合わせたら、4、5回は行ってるはず。そこまでいくと、人間と人間の関係というか……より等身大で話せるようになってきたのかなと思います。
──そういった練習後の時間に話す内容は、練習の内容など活動に関することがメインなのですか? それとも、まったく違う話の方が多いのでしょうか?
鏑木 直近で不安な部分があれば、「ここの演出って、いつまでに決めれば良いんだっけ?」とか、「あれってどうなるんだろうね?」みたいな話になることもありますが、基本的には関係ない話。いわゆる女子トークをしている時間の方が長い気はします。
──練習後の行動といえば、最近の鏑木さんは、頻繁に獅子堂さんの新居にお泊まりしているようですね。
鏑木 はい……(笑)。レッスン場から自宅までが結構遠くて、移動に時間がかかってしまうんです。だから、例えば、レッスンが終わるのが夜9時とか10時で、「次の日も朝11時に集まってレッスンです」ってなった場合、今から家に帰っても何時間、寝られるのかって考えると、「あかぴゃ、泊めて~」ってなっちゃいますね。それこそ、最初の方は、「迷惑じゃないかな?」って遠慮していたんですけど、獅子堂あかりは、困る時は「困る」って言うはずだし……。
──鏑木さんの前は、獅子堂さんのインタビューだったのですが、一人暮らしを始めてホームシックになったけど、同期のみんなが癒してくれたと仰っていました。
鏑木 何度聞いても本当に困っている様子はないし、毎回「ありがたい」とも言ってくれるので、深読みするのを止めてからは、かなり泊めてもらっています(笑)
みなさんの記憶の中に居座れたらいいな
──ちなみに、デビュー当時の鏑木さんは、どんな活動を頑張って、どんなライバーになりたいと考えていたのですか? また、その活動の方向性は、現在までに変化しましたか?
鏑木 デビュー当時から、例えば、(リスナーの)みんながこれからすっごい長生きして、人生を振り返るってなった時、どこかに自分の記憶があって欲しいなと思っていて。「あの時、楽しかったな」とか、「あれ面白かったな、あれ好きだったな」っていう思い出の端っこにでも、自分がいられたらいいなってことをずっと思っていて。それは、今も変わってないですね。
──誰かの心に、良い意味での爪痕が残ればみたいな感覚ですか?
鏑木 残せたらいいなと思って、頑張っています。
──そうすると、配信内容を考える時も、みんなの記憶に長く残るようなものをと考えているのですね。
鏑木 どちらかというと、企画を頑張りたいと思ってはいるんですけれど、やっぱり、直近のこのスケジュールだと、今は無理だなというところもあって。あと、最近はゲームが楽しくて、ついついゲームを遊んじゃうことも多いんですけど(笑)。そういったゲームなどで日常のちょっとした楽しい時間も届けつつ、今回みたいなライブだったり、たまの大きな企画だったりで、殊更鮮やかな印象を残して、みなさんの記憶の中に居座れたらいいなと思ってます。
──元々、ゲームが大好きというタイプではなく、ライバーデビューしてから、ゲームの楽しさを知ったタイプですか?
鏑木 そうですね。本当にゲームは、「マリオ」ぐらいしかやったことはなくて、「ポケモン」もライバーになって初めてやりました。最近だと、「SEKIRO」をやったりしてるのですが、ゲームって本当に楽しいですね。「みんな、こんなに楽しいことをいつの間に知って、やってたんだよ。ずるいぞ!」ってなってます(笑)
──すっかりハマっていますね。あと、鏑木さんは、夜の配信だけではなく、朝配信の「おはろこ」も定期的に行っています。「おはろこ」を始めたきっかけがあれば、教えてください。
鏑木 元々、喋るのが好きなので、雑談配信を常にしたいんですね。でも、夜に雑談配信ばかりやっていると、やりたいゲームができなかったり、企画が進められなかったりするんです。だから、「よし分かった! これはもう、日を決めて雑談欲を発散する時間を作ろう」と思って。
なおかつ、夜の配信の時間を邪魔しないタイミングで定期的にやることによって、自分の喋りたい欲を満たそうとしたのが、始めたきっかけです。忙しくなっちゃうと、お休みを挟んだりすることもあって。この間、2週間お休みしたんですけれど、久しぶりの「おはろこ」は楽しかったですね。やっぱり、何日かに1回は、雑談をして溜まったものを出していかないと駄目だなと思いました(笑)
──では、今、ライブに向けて練習している歌やダンスに関しては、デビュー当時、得意、苦手を含めて、どのようなイメージがありましたか? また、その後、変化してきましたか?
鏑木 まず、歌に関しては、ずっと苦手意識が強いんです。ただ、それはそれとして、音楽を聴くのは大好きですし、ヒトカラにもわりとよく行くくらいに歌うこと自体も好きではあって。せっかく好きなものを形にできる場で活動させて頂いているし、頑張れるだけ頑張ろうという気持ちに今はなっています。実際、自分の歌に対する自己評価が上がっているかと言われれば、あまり変化はないんですけれど。今までとは少し違う解像度で、自分の歌を見られるようにはなってきてるかもしれないなとは思っています。
──ある時期から、歌ってみた動画を公開する頻度が上がった印象があったので、何か意識の変化があったのかなとは思っていました。
鏑木 以前は、自分の中で、絶対的に上手いもの、素晴らしいものじゃないと世に出しちゃいけないみたいな脅迫観念があったんです。でも、1回、歌みたを出した時、ファンのみなさんがすごい喜んでくださって。必ずしも100点じゃないものでも、それを楽しんでくれたり、心待ちにしてくれたりする人は、こんなにもいるんだなってことが実感できて。それは、すごくありがたいことだと思ったんです。
それなのに「上手に歌えないから」という理由で歌わないのは、自分の歌が下手なことに向き合いたくないだけ。せっかく、にじさんじに入って、いろいろなことをやらせてもらえる環境にいるのに、そんな自己憐憫というか、自分可愛さを理由にせっかくの期待からも逃げるのは、もったいないと思って。元々、好きなことでもあるのだから、「出したい!」と思う曲があったら、その気持ちに従って出してみようと、前向きに取り組めるようになってきた感じはあります。
──では、ダンスに関してはどういった意識がありますか?
鏑木 ダンスに関しては、歌と温度感が違って、元々、そんなに苦手意識があったわけではないんです。経験があったわけではないし、もちろん、上手い人と比べたら全然下手っぴなんですけど。身体を動かすのは嫌いじゃないし、覚えるのも、そんなに苦手じゃない。学校の授業とかで「楽しく踊りましょう」と言われたら、特に苦手意識もなく楽しく踊れていたんです。それこそ、3Dお披露目や2周年3Dライブ(「Idios 2nd Anniversary 3DLive」)の時もそうでした。2周年3Dライブの時には、もしかしたら、鏑木はダンスの振りを覚えるのが早いかもしれないってことに気づいて。一個ラッキーポイントを見つけたみたいな感じで、そこからはわりと楽しく踊らせてもらっていますね。
みんなを楽しませ続けるのは、鏑木の活動の「芯」
──本番も近付いた今、「Idios 1st LIVE」で注目して欲しいポイント、鏑木さんが思う見どころを、今、言える範囲で教えてください。
鏑木 もし鏑木がIdiosの オタクだったら、「ここの振り付けはグッとくる」とか、「ここの歌詞割り、グッとくるぞ」って部分がたくさんあって。実際に練習してる段階で、「結構これ良くない?」ってなっているので。7人全員でのフォーメーションとダンスや歌には、特に注目して欲しいかなと思います。
──7人でのフォーメーションは、きっと完成すれば奇麗だと思うのですが、それを覚えるまでが大変そうです。
鏑木 大変ですね。振りに関しては、一回体が覚えちゃえば動くんですけど、位置の移動が難しくて。振りだったら、「ここの歌詞では、こういうこと言っているから、こう動く」みたいに関連付けして覚えたりできるんですけど。位置の移動は、そういった繋がりがそんなに強くはないので。歌いながら、一個一個、覚えていくしかない。
──丸暗記なのですね。
鏑木 はい。完全にそうなんですよ。しかも、位置に関しては、間違えた時、如実にバレるんです(笑)。本番まで残り時間は少ないんですけど、そこだけはきっちり頭に入れておきたいなと思っています。
──逆に、奇麗に決まれば大きな見どころになるわけですね。
鏑木 結構移動をするし、見応えはあると思います。
──「Idios 1st LIVE」では、7人のそれぞれが自分自身に課したチャレンジに挑む「Idios本気チャレンジ」という企画も行われます。鏑木さんは、DAY2で「ガチ視察!?遊園地潜入調査!」の動画を公開するそうですね。鏑木さんのファンの方なら分かることだと思うのですが、なぜ遊園地の潜入調査をすることになったのですか?
鏑木 では、ここでにじさんじのホームページに載っている鏑木ろこの公式プロフィールを読ませて頂きますね。「18歳の大学1年生。大好きな地元の遊園地を自分の手で再オープンさせるため、力を貸してくれる仲間を探している。休日は宣伝を兼ねて近所の商店街できぐるみを着てビラ配りをしているが、効果は今ひとつ」。要は、遊園地を再びオープンさせるために頑張っているわけですよ。なので、今回、せっかく豊洲の大舞台を借りて、アピールできる機会を頂いたので、「これは遊園地に行くっきゃないっしょ!」って思いまして。ここで強く印象づけることで、みなさんからの援助……まあ何とは言わないですけど、集まる可能性もありますし(笑)。このチャレンジを選ばせて頂きました。
──当日は、事前に収録されたロケ動画を公開する形とのことですが、鏑木さんは、初配信でも遊園地で撮影された動画を公開していました。あの動画の進化版的な映像が観られるようなイメージで合っていますか?
鏑木 そうかもしれませんし、そうじゃないかもしれませんね(笑)。楽しみにしていてください。
──「Idios本気チャレンジ」というタイトルに違わないチャレンジになっているのですね?
鏑木 そうですね。文字通りにチャレンジングな企画だなと思って見て頂ければと思います(笑)
──あと、音楽ライブということで、Idiosのオリジナル曲についてもお話を伺いたいのですが。全6曲のオリジナル曲の中で、今の鏑木さんの気持ちに、一番フィットしている曲を選ぶなら、どれですか?
鏑木 一番かあ……2曲でも良いですか?
──もちろんです。
鏑木 この質問を聞いた時、真っ先に浮かんだ曲は、「Iキャラ」(「Iキャラライン」)でした。「大胆に媒体 間違ったまま制したい!」からのサビの歌詞が共感ポイント高いというか。「全部似合いたい! 時代自体をIしたい! 都合良く共有したい! 実際は結果次第」ってところが、バーチャルという世界で好き好きに生きながら、自分がやれることをやって。みんなを笑顔にしたいし、自分もされたいという我々の生き様を表しているというか。それを、すごくおしゃれに言ったら、こんな歌詞になるのかなって思うんです。
──すごく雑に言うと、「わがままに今、好きなことをやりたいけど、みんなにも楽しんでもらいたいと思っているよ」ということですよね(笑)。
鏑木 ですです(笑)。わがままでいながら、それで制しちゃったりしたいよって。すごく都合の良い、一種のわがままをキャッチーに美しくまとめてくださっている歌詞だなと思って。
──そのわがままなところが、フィットするんですね。
鏑木 フィットするって言うと語弊あるかもしれないんですけど(笑)。「表現力が素晴らしいな! 分かる!」と思って大好きなんです。2曲目は、「参戦決定☆メタモリディオス」で、これもサビの歌詞が好きで。同期と会う度に「ここの歌詞、めっちゃ良いよね!」って鏑木が一生言っている部分があって。
──どこの歌詞ですか?
鏑木 「君がそこで 居てくれて 見てくれて 笑ってる それでわたし 世界だって救えちゃうかも?」と「さあどんな星になろう? 何だって なれるだろう」ってところです。さっきの「Iキャラ」の話でもそうだったんですけど。我々って、誰かに観てもらい好きになってもらうことが、そのまま輝きというか、喜びやエネルギーに繋がる存在なので。誰かが自分の配信やコンテンツを観て楽しんでくれるだけで、本当に嬉しいですし。これで誰かが笑ってくれたら良いなっていう気持ちが、歌でも企画でもずっとベースにあるので。「この歌詞、鏑木 のことかも?」って思っちゃうんですよね。
──世界を救うくらい、大きなこともできちゃうぞ、と。
鏑木 そうですよ! だって、みんながいてくれたおかげで、今、豊洲に立つところまで行ったんですよ。じゃあ、そのうち世界だって救えちゃいますよ、と思って。それに、「どんな星になろう」って歌詞は、「スター」とも掛かっているんじゃないかなと鏑木は思っていて。我々バーチャルな存在は、本当に自由自在で、どんな形でも輝ける。毎月出ている(シチュエーション)ボイスのコンセプトを見てもらえれば、「こいつら、何にだってなれるんだな」て理解してもらえると思うんですけど(笑)。いろいろ形なども変えながら、ずっとみんなを楽しませ続けるのは、鏑木の目標というか、活動の「芯」みたいなものでもあるので。それとすごく寄り添ってくれる歌詞だなと思っています。
真っ直ぐにIdiosを観て、心のままに楽しんで
──鏑木さんにとって初めての現地会場があるライブで、特に楽しみにしている事を教えてください。
鏑木 これはもうズバリ二つあって。みなさんの顔が見える、みんなに会えることと、コーレス(コール&レスポンス)もできちゃうことです。それが本当に楽しみで。鏑木はプライベートでライブに行くのが好きなんですよ。音楽ライブとか行くと、合いの手を入れたり、歌詞の一部を歌ったりとかがあるじゃないですか。あれって、やっぱりすごく楽しい体験だと思っているし。現地でやるライブの意義というか、現地開催の大きな醍醐味だと思っているので。それができるのはめちゃくちゃ楽しみですね。
──インタビューも終盤になるのですが、鏑木さんやIdiosに興味はあって、ここまでインタビューを読んでいるけれど、まだ「Idios 1st LIVE」を観るか迷っている人たちもいるとは思うんです。そんな人たちが、思わず配信チケットを購入してしまうような一言をお願いします。
鏑木 鏑木たちが好きにさせるから、あなたは今後さらにIdiosを好きになっていくんですけど。その中で、ある日、来ますよ、「うわ! あの時、配信チケットを買っときゃよかったじゃん!」って思う日が。良いんですか買わなくて? どうですか? 買っといた方が良いんじゃないですか? ここでしか観られないファンサとか、ここでしか観られない鏑木たちがいますよ。どうですか?
──圧が強い(笑)
鏑木 もったいないですよ! こんなに素敵なIdiosを見逃すのはって思います。
──ありがとうございます。次は、「Idios 1st LIVE」を観ることは確定していて、ライブ当日を楽しみにしている人たちに向けて、「Idios 1st LIVE」を最大限楽しむための心構えや準備に関してのアドバイスなどがあれば、教えてください。
鏑木 本当にIdiosが好きな人たちがたくさん集まってIdiosを応援してくれる会です。現地に来て下さるにしろ、配信で観て下さるにしろ、お互いに周囲へのリスペクトを持ちつつ、過度にビビらず、真っ直ぐにIdiosを観て、心のままに楽しんで頂ければと思います。鏑木たちは、みなさんに楽しんで頂くため、いっぱい準備をして、とても素敵なものをお届けしますので、みなさんは、それを100%受け取れる心のお皿を準備しておいて下さい。そうやって、みなさんが自分に合った楽しみ方で楽しんで頂ければ、それだけで嬉しいという気持ちは100%本心なのですが……。
同時に、少しだけ勇気を出して、声を出したり、コメントをしたりした時の楽しさも、鏑木は観る側として知っているので。「そこを一歩だけ進むと、さらに楽しい景色が見られるよ」とだけ言わせてください。今の鏑木の感情、分かりますか? 自分がすでにクリアしたことがあるゲームの指示厨みたいになっていて。「そこの先に行って宝箱を開けとくと、マジで良いんだけどなあ。あ、でも、好きにやるのが一番だよ」みたいな気持ちです(笑)
──指示厨心理の解像度が高いですね(笑)
鏑木 本当に、思うままに楽しんで欲しいのですが、声を出したくなるタイミングも、コメント打ちたくなるタイミングもいっぱいあるはず。我々も勇気を出して歌ったり踊ったりしているので、みなさんも勇気を出して、そこで乗っかってもらえたら、より楽しいんじゃないかなと思っています。全然、怖くないので! でも、できなくたって気にすんなよ! 観てくれるだけで、こっちはハッピーなんだからさ!
──格好いい。これが最後の質問です。鏑木さん自身と観てくれるみなさんにとって、「Idios 1st LIVE」をどんな時間にしたいですか?
鏑木 鏑木たちにとって最高の思い出にしたいですね。「たち」というのは、鏑木たちIdiosと、観てくれている君たちのことだよというのは踏まえた上で、我々みんなの最高の思い出が作れたら良いなと思います。みんなの思い出であり、一つの始まりでもあると思うので、走馬灯に残る1ページを一緒に刻みましょう。
(TEXT by Daisuke Marumoto)
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