バーチャル学会2020運営委員会は2日、12日に開催する「バーチャル学会2020」の講演内容及び参加方法など詳細を発表した。学会は、昨年度実施した「バーチャル学会2019」同様、VR空間において開催。一般公募による10件の口頭発表と32件のポスター発表のほか、東京大学情報学環教授、ソニーコンピュータサイエンス研究所フェロー・副所長の暦本純一氏と、エクシヴィ代表取締役社長のGOROman氏を迎えた基調講演などが行われる(関連記事)。
同学会は、VR空間での学術発表や交流を通じてVR空間での価値創造ををアカデミックの面から促進する取り組み。今年度の学会は、12日13時から23時まで行われ、基調講演及び口頭発表はcluster、ポスター発表はVRChatにて行われる。参加方法の詳細は、後日Webサイトにて紹介される。
バーチャル学会2020の講演タイムテーブルは以下の通り。
●全体のタイムテーブル
学会には、口頭発表にてバーチャル美少女ねむさん、ポスター発表にはスラプロさん、バーチャル理科おねえさんYUKIYAさん、ドコカノうさぎさんなど自身もVTuberとして活動している方も登壇をする。
また、会場は基調講演・口頭発表会場(cluster)とポスター会場(VRChat)で同一のモデルを使用している。VR空間における学会開催に適した会場となるよう会場製作班を中心にバーチャル学会運営委員会が製作したという。ポスター会場にはVRChat上で動作する黒板を配置しており、会場内で持ち込んで利用ができるとのことだ。
(TEXT by Shuto Uchimura)