カバーは21日、公式YouTubeにて「ホロライブ・オルタナティブ」のフル尺アニメーションPVを公開した。同プロジェクトは、2月17日に実施したhololive IDOL PROJECT 1st Live.「Bloom,」内にて始動を発表した「ホロライブ」内の新プロジェクトだ(関連記事)。
「ホロライブ・オルタナティブ」は、2019年冬のコミックマーケットにて販売した、公式発の独自世界観によるイラスト&ショートストーリーを収録した「ホロアース」オフィシャルガイドブック「HOLOEARTH CHRONICLES」をもとにしたホロライブの世界観を構築していくプロジェクトだ。
キャッチコピーは「ようこそ、もうひとつのセカイへ」。普段の配信活動やアイドル活動とはまた少し違ったパラレルワールドのような異世界を創造していく。
2月17日にも30秒尺のショート版ティザー映像を公開していたが、今回はフルバージョンとして1分48秒へパワーアップしている。ショート版には登場していなかった桐生ココさんと潤羽るしあさんも出演し、合計19名が揃った。
今回のアニメーションPVは、アニメーターの山田有慶さんが昨年のエイプリルフールにて「ホロライブのアニメPV作る」とツイートしたことをきっかけに制作が決まったという。
山田有慶さんといえば、「Fate/Apocrypha」アニメキャクターデザインデザイン、「Fate/strange Fake 告知CM」作画監督など「Fate」シリーズの作画監督を歴任してきた人物だ。監督の榎戸駿さんも「Fate/Apocrypha」アクションディレクター、「Fate/Grand Order」TVCMディレクターなどを担当してきた。
作画に定評のある「Fate」シリーズのスタッフ陣が監督と作画監督を務めていることもあり、今回のアニメPVも紫咲シオンさんがドラゴンへドロップキックするシーンや、白上フブキさん、大神ミオさんが百鬼あやめさんと刀を交えるシーンなど、アクションにかなり力が込められている。こうした外連味のある大胆な表現は2Dアニメーションならではのもので、普段のホロぐらなどではまず見られない映像だ。
また、PVに使用されている楽曲「Dawn Blue」は、ホロライブEnglishに所属するMori Calliopeさんの歌唱であることが明らかにされた。普段、英語と日本語を混ぜたラップオリジナル楽曲などをリリースしているCalliopeさんだが、こうした爽やかな楽曲を、日本語で歌うというのはかなり新鮮だ。さらに、作詞にも関わっている。
まだ、詳細が明らかにされていない「ホロライブ・オルタナティブ」。今後、どういった展開がされていくのか注目して追っていこう。
(TEXT by アシュトン)