ソニーセミコンダクタソリューションズは15日、AR技術のソフトウェア開発キット(SDK)「ToF(Time of Flight)AR」を一般公開した(公開ページ)。
スマートフォンやタブレットのToF/Lidarセンサーから取得した深度情報と組み合わせることで、画面上の風景の特定位置にCGを重ねるAR表現を実現してくれる。Unityで開発可能で、ARCoreやARKitとも共存できる。
特徴は、手や指の関節を認識してのハンドトラッキングを実現する点。ソニーグループのR&Dセンターと共同開発した独自のAI技術処理を活用し、スムーズな描画を可能にしたという。
用途としては、スマートフォオンやタブレットで動かすVTuberだけでなく、ARを活用したモバイルゲーム、服や靴のバーチャルフィッティング、家具のバーチャルレイアウトなどのアプリを想定している。
ソニー・ミュージックエンタテインメントとbilibiliが共同プロジェクトとして運営している「バーチャルシンデレラプロジェクト」(VCP:Virtual Cinderella Project)」の公式番組などで活用していく予定だ。
●関連リンク
・プレスリリース
・ToF AR配布ページ
・ソニーセミコンダクタソリューションズグループ(公式サイト)
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