アメリカ時間の7月1〜4日、ロサンゼルスのコンベンションセンターを中心に開催した日本ポップカルチャーの祭典「Anime Expo 2022」(AX)。今年は2019年から3年ぶりとなるリアルでの実施で、内容は大きく新発表などを行うパネルセッションと展示会の2つに大きく分けられる。
イベント開催から時間が経ってしまったが、今回はksonさんと飴宮なずなさんの電撃加入でも話題になったVShojoのブースを取り上げよう。
・【速報】米国発のVTuberグループ・VShojoが日本に本格参入 ksonと新人・飴宮なずなの2人がグループ加入
ざっくりまとめると今回「VShojo Japan」を立ち上げて日本での活動を本格開始するという大きな発表があったのだが、未読の方はぜひこちらのニュース記事で事前知識を仕入れておいてほしい。
バーチャルだけど、会場を歩いちゃいます
VShojoのブースは、ホロライブやTacitlyと同じサウスホールのEXHIBIT HALLのほぼ中央に位置しており、絶えず来場者が訪れていた。
VTuebr自体は日本発祥のネット文化とはいえ、VShojoは英語圏を主体に活動するVTuberエージェンシーで、そのホームはやはり北米だろう。となれば、北米でも指折りとなる日本ポップカルチャーのイベントであるAXに賭ける想いが想像できるわけで、怒涛の新要素を用意してきたのもうなづける。具体的には以下のような感じだ。
・VShojo Japanの発表
・グッドスマイルカンパニーでのフィギュア販売
・グッズのオンライン販売をスタート
・全員の等身大POPを展示
・独自の移動システムでVTuberが会場を回遊
・ブースでの1on1トーク(ミートアンドグリート)
筆者的に興味深かったのは、会場を移動できるシステムだ。テレビ付きの台車を闊歩して動き回る姿はなかなか目立っている。日本で言えば、過去ににじさんじのAbemaTV番組「にじさんじのくじじゅうじ」でスタッフ(通称「虚無おじ」)がVTuberが映るiPadを持って歩き回っていたことや、響木アオちゃんが小型の車で渋谷を徘徊していたことを彷彿とさせる。まさに「力こそパワー」という感じで、個人的には大好きややり方だ。
新たにVTuber Japanに加わったksonさんも、「本人衣装」でブースを訪れて写真を撮っていたようだ。
ほかにもウェストホールの「Entert inmentHall」では、痛車などを手掛けるXPRESS SKINSがVShojoモチーフを出展していた。
(TEXT by Minoru Hirota)
●関連リンク
・VShojo
・Anime Expo