Shiftall、SteamVRトラッキング対応コントローラー「GripVR 」など3製品を発表

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Shiftallは7日、SteamVRトラッキング対応コントローラー「GripVR 」(グリップブイアール)、Meta Quest 3向けの拡張アタッチメント「AddCon」(アドコン)、HaritoraX 2の性能を向上させる拡張キット「HaritoraX 2 Add-on “R”」(ハリトラックス ツー アドオン アール)を発表。3製品は、2025年1月7日〜10日にアメリカ・ラスベガスにて開催中のテクノロジーイベント「CES 2025」にて展示している。


GripVR

SteamVRトラッキング(ベースステーション用)のコントローラー。ボタンレイアウトは近年主流のレイアウトを踏襲しているそうで、トリガー・AB/XYボタン・スティックにタッチセンサーを搭載し、VRChatのすべてのハンドサインに対応している。近年VRChatも対応した、サムレスト部のセンサーも搭載。

・価格: 5~6万円程度
・発売時期: 2025年夏
・動作時間: 約8時間
・充電方式: USB Type-C
・対応VRヘッドセット: Valve Index / HTC VIVE / VIVE pro / MeganeX /MeganeX superlight 8K
Meta Questシリーズ等と併用するには、OpenVR Space Calibrator等のソフトウェアと、Base Stationが必要
製品ページ


AddCon

Meta Quest 3/3S/Proのコントローラーに装着し、ホイールとボタンを増設することができる拡張アタッチメント型コントローラー。タッチセンサーによるシフト機能を組み合わせることで14個以上の機能を割り当てることができる。例として、VRChatでアバターにVirtualLens2のような拡張カメラアプリを仕込んだり、OSCを用いたギミックを多数仕込んだ際に、AddConではExpressions Menuを開くことなく、カメラ操作・アバターギミック操作などに使えるOSC命令を14種類(オンオフ12種・アナログ操作2種)を送出することが可能となっている。

AddConの専用アプリケーションはPC版が先行してリリース予定で、スマートフォン版の対応も予定している。PC版のアプリはVR非対応のノートPCでも動作し、OSC命令発信機としてQuestスタンドアロン版VRChatへのOSC命令も可能。

小指が当たる部分にはタッチセンサーを内蔵し、小指がセンサーに触れているかどうかによって、PCのシフトキーのように全ボタン・ホイールの操作を切り替えることができる。この機能によって、送信可能なOSC命令の数を倍増している。

・価格: 9900円 (左手のみ)
・発売時期: 2025年夏
・充電方式: USB Type-C
・通信方法: Bluetooth® LEまたは専用ドングルによる独自通信
・対応コントローラー: Meta Quest 3/3S/Pro 左手用コントローラーのみ
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●HaritoraX 2 Add-on “R”

モーションキャプチャー機器HaritoraX 2に取り付け、同梱の専用カメラと組み合わせることで光学トラッキング方式に対応する後付けアタッチメント。HaritoraX 2が採用しているIMU方式は各関節の回転角度から姿勢を推定しているが、Add-on “R”では絶対位置を取得するため、一度使用開始すると再キャリブレーションの必要がなく、アバター姿勢と利用者姿勢の差異もほとんど発生しない。

また、HaritoraX 2の標準セットは胴体と足に合計6つのセンサーを装着することで光学的な補助が全くない状態でも問題なく姿勢推定ができるため、他社の胴・足に2~3個しかセンサーを取り付けない光学方式と異なり、光学トラッキングが失われた際も姿勢が崩れることがない。

・価格: 3万円前後
・発売時期: 2025年秋
・専用カメラ接続方式: USB
・トラッキング方式: 赤外線
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‍●出展情報
・イベント名称:CES 2025
・会期: 2025年1月7日~10日 (米国現地時間:PST太平洋時間)
・場所: LVCC Central Hall, Booth #14041


●関連サイト
Shiftall
HaritoraX 2