今回の記事では、cluster内で有料ライブイベントを成功させた「歌STARS」主催と出演メンバーにインタビューを実施。その舞台裏や想いをお届けします。
メタバースイベントコミュニティ「CLUSTARS」は2月21日にclusterで、歌STARS主催のSTORMさん、演者の桜兎フルガさん、ペルキ・ギャンパークさん、奈落ゆいさんに公開インタビューを実施しました。
なお、今回の「歌STARS」のイベントは、バーチャルライブイベントの有料チケット販売による収益化を目指す「Cluster LIVE MUSIC CLUB」の先行体験として実施されました。
Cluster LIVE MUSIC CLUBとはユーザーがワールドの作成や依頼を行うことなく、音楽イベントを有料で開催できる新たなサービスです。
インタビューのアーカイブ
目次
- Q:歌STARSとは、どんなイベントですか?
- Q:有料イベントを実施しようと思ったきっかけはなんですか?
- Q:無料で実施される普段の歌STARSとはどのような違いがありましたか?
- Q:有料ライブをする上で不安だったことや難しかったことがあれば教えて頂けますか?
- Q:有料イベントを振り返って感想をお聞かせ願えますか?
- Q:ステージに出た瞬間の感情、お客様に迎えられた時の感情はどんなものでしたか?
- Q:ファンの方に何を思いながら、ファンサをしていたかお聞かせ願えますか?
- Q:今後、Cluster LIVE MUSIC CLUBを利用して、表現をする方へメッセージを頂けますか?
●回答者紹介
STORMさん
音楽とROCKが大好き。
桜兎フルガさん
ドームを目指す永遠の17歳バーチャルアイドル
奈落ゆいさん
VR・ダンス・エンタメコンテンツインターネットアイドル
ペルキ・ギャンパークさん
作詞作曲、大喜利等もこなせるバーチャルクラウン
Q:歌STARSとは、どんなイベントですか?
STORM 2023年5月に発足した歌STARSは、CLUSTARSから誕生した音楽ライブイベントです。月1回、定期的にイベント開催をしており、毎回ゲストを招き、歌のパフォーマンスを披露して頂いています。また、歌のパフォーマンスに慣れていない場合でも、参加しやすいよう歌の披露の時間は短く設定しています。ですので、演者としてのファーストステップに最適です。まずは、演者さんに関心を持ってもらい、かつ知ってもらうキッカケになればと思い、日々イベントを運営しています。
Q:有料イベントを実施しようと思ったきっかけはなんですか?
STORM 歌STARSを開催していく中で、演者の技量を見ていて、このイベントは有料にする価値が既にあると日頃から思っていました。はたして、集客が成功するのかという不安はありましたが、Cluster LIVE MUSIC CLUBの先行体験では、利用料などが全て無料で、収支がマイナスになる心配がなく、有料イベント開催へ思い切ってチャレンジすることを決めました。
Q:無料で実施される普段の歌STARSとはどのような違いがありましたか?
桜兎フルガ 一番は、来場するお客様の熱量が高かったことです。お客様の食いつきがよすぎることで、演者側のテンションも高まっていくという好循環が生まれていました。
奈落ゆい 普段の歌STARSでは、自分の持ち時間の間、パフォーマンスをやり切ることだけを考えてイベントに臨んでいました。有料版の歌STARSでは、イベントを成功させるためにたくさんの前準備を行ったところが普段の歌STARSと違った部分でした。
ペルキ・ギャンパーク 普段の歌STARSではよくも悪くも気軽に歌のパフォーマンスを行ってこれました。有料版の歌STARSでは、お金を頂いたことに対する責任感、お客様の熱気に応えなければいけない気持ちを強く感じました。
STORM 普段の歌STARSでは、お客様の途中退室が見受けられますが、有料版の歌STARSでは、ほとんどのお客様が最後まで観覧していったことが印象に残っています。また桜兎さんと同じように、言葉で言い表すことが難しいお客様の熱量を感じました。
Q:有料ライブをする上で不安だったことや難しかったことがあれば教えて頂けますか?
桜兎フルガ バーチャルライブならではの一年間の蓄積をしっかりと表現する場にする気持ちで、いろいろな部分に気を配り、指示も行ったところが難しかったところです。また、実際の会場を確認できたのが少し遅い段階だったので、具体的にイメージすることが、ステージを見るまで出来なかったところが不安でした。
奈落ゆい 一番は動員をすることが出来るかが不安でした。普段、無料でライブイベントを観ることが出来る中で、あえてお金を払って観覧してくれることはハードルの高いことだと認識していました。
ペルキ・ギャンパーク どうやっていつもの無料イベントよりも、付加価値つけることが出来るか、特別な体験をして頂けるかを試行錯誤したところが難しかったです。
STORM 一番は集客が出来るかが不安でした。また、プレオープンの先行体験ということで、しっかりとシステムを使いこなした上で、クラスター社へフィードバックする責任もありました。また、しっかりと開催日にイベントを開催しなければならないという責任感も強かったです。
Q:有料イベントを振り返って感想をお聞かせ願えますか?
桜兎フルガ 今回、特に印象的だったのはバーチャル内だけで完結したライブでお金を頂くことが出来たという点です。大きな成功体験を得られただけでなく、生計を立てる可能性があるイベントだと実感し、将来への希望を感じました。
奈落ゆい 私個人の出番の技術面やパフォーマンス面で悔しく感じる場面が多かったです。しかし、そう評価出来るだけ嬉しいことで、真剣に今回のイベントに取り組むことが出来た経験は、とても意義がありよかったです。総括すると、三者三様のとても面白いステージに仕上がったと自負しています。
ペルキ・ギャンパーク 一番は、すごく楽しかった!の一言に尽きますが、演者とお客様の間で、表現の受け取り合いが熱量高く出来ていたことが嬉しくて、楽しかったです。その中で、お客様に来てくれて、ありがとうという気持ちが強く溢れました。
Q:ステージに出た瞬間の感情、お客様に迎えられた時の感情はどんなものでしたか?
桜兎フルガ トリだったので最後に最高のパフォーマンスで締めるぞという気持ちでした。私は三番手だったため、先に二人が会場を温めてくれたこともあり、テンションは最高潮でした。
奈落ゆい 先手のペルキさんがすごく会場を盛り上げた状況での出番でした。その中で、その空気感に少し怯んでしまう時間もありましたが、すぐに一番手に負けてられないという気持ちがその後強くなり、その強い気持ちのままステージに乗り込んでいきました。
ペルキ・ギャンパーク トップバッターを務めた私は、実はガチガチの緊張に包まれていました。しかし、出演前の緊張とは打って変わって、ステージに登場してからは、テンション高いまま走り抜けることができました。
Q:ファンの方に何を思いながら、ファンサをしていたかお聞かせ願えますか?
桜兎フルガ 普段のライブと今回のライブでの違いを出すことはしなかったです。ファンサをする時に、その対象の方の名前をしっかりと認識しながら、個人個人へ君のことだよというメッセージを込めたファンサをしていました。
奈落ゆい ステージに立ってる時は、私を見ろ!の圧力をかけながら、ファンサを一人一人にしていました。
ペルキ・ギャンパーク ステージの一体感を上げることを目標に、ファンサのタイミングを図ったり、エモートを要求していました。
Q:今後、Cluster LIVE MUSIC CLUBを利用して、表現をする方へメッセージを頂けますか?
桜兎フルガ 有料ライブイベントは、出演する側も観覧する側も多くの刺激を貰える素敵な場所です!ぜひ参加できそうであったり、開催を考えていたら踏み切ってみてください。
奈落ゆい Cluster LIVE MUSIC CLUBは、学びがすごくあるイベントになるので、迷っている方はぜひぜひチャレンジして欲しいです。
ペルキ・ギャンパーク 今回のライブは、プレミアな特別な時間にすることが出来ました。答えられる範囲であれば、協力出来るので、頼ってくだされば幸いです。
STORM 歌STARSとしては、まだ今後の予定は決まっていませんが、機会があればまた開催したいと思いますので、その時は、よろしくお願いします。
スタッフクレジット
・主催:CLUSTARS
HP:https//clustars.jp
X(Twitter):https://x.com/clustarsinfo
・協力:PANORA
HP:https://panora.tokyo
X(Twitter):https://x.com/panoravr
・インタビュー回答者
STORM
桜兎フルガ
ペルキ・ギャンパーク
奈落ゆい
・MC:ずんだ
CLUSTARS学園1期生卒業生兼運営。今回のMCを務めた。メタバースでのイベントやコミュニティワールドに関して記事を書くライターの活動をしています。
・ライター:無限想起
本記事のライターを務める無限想起。普段は、作詞などの創作活動をしています。
・カメラマン:つゆあさぎ
・イベントサムネイル:LuAr
・記事校正:Komei Kobayashi
・スタッフ統括:sun