ヒーロー衣装や着ぐるみを間近で見られる! 本日4/2スタートの「にじさんじフェス展」レポート

LINEで送る
Pocket

本日4月2日(水)から6月29日(日)まで、六本木ミュージアムで、にじさんじ初の展覧会「にじさんじフェス展」が開催中。PANORAでは、初日のオープン直前に会場内の取材を実施。充実の展示内容をレポートする。


「にじフェス」で大人気の着ぐるみも展示

「にじさんじフェス展」は、2月21日(金)〜23日(日)に幕張メッセ国際展示場で開催された「にじさんじフェス2025」を追体験できる展覧会。最初の展示室には大きなモニターが設置され、「にじさんじフェス2025」の様々な場面を映した約2分の動画を上映。続く部屋には、会場や会場周辺で撮影された100枚以上の写真が貼られており、まずは来場者を「にじさんじフェス2025」の思い出に浸らせてくれる。

次の部屋に移動すると、「にじさんじフェス2025」で初開催され大人気だったヒーローショーのスーツが展示。東のヒーロー「Oriens」の4人と西のヒーロー「Dytica」の4人が向かい合うように並んでおり、作り込まれたフルフェイスマスクや衣装を間近でじっくり見ることができる。凛々しい立ち姿は、まるでヒーローたちがそこにいるかのようだ。

続く部屋には、こちらも「にじさんじフェス」で大人気だった着ぐるみを展示。叶さん、花畑チャイカさん、笹木咲さん、葛葉さん、椎名唯華さん、ジョー・力一さん、アンジュ・カトリーナさん、戌亥とこさん、リゼ・ヘルエスタさんの着ぐるみがターンテーブルの上でゆっくりと回っている。会場で動いている姿は可愛いが、立っている姿を至近距離から見ると、意外に大きく迫力もあり、夜、一人でこの部屋にいたら少し怖そうだ。

展示される着ぐるみは月替わりで、5月は、静凛さん、月ノ美兎さん、樋口楓さん、剣持刀也さん、花畑チャイカさん、椎名唯華さん、ジョー・力一さん、加賀美ハヤトさん、不破湊さん、イブラヒムさん、フレン・E・ルスタリオさん、甲斐田晴さんを展示予定。6月のラインナップは、「にじさんじフェス展」公式サイトで後日発表とのことだ。


ライバーのスタンディ、173体が大集合

次の部屋では、加賀美ハヤトさん専用ロボット「ダイカガミ」のフォトスポットが「にじさんじフェス展」仕様となって再現。「にじさんじフェス」のように右の掌に乗って記念撮影することはできないが、少し可愛い加賀美社長が掌に乗っている姿を撮影できる。

さらに進むと広めな部屋に、「にじさんじフェス2025」の「美術室」に展示されていたライバーたちの制作物がまとめて展示。「にじさんじのB級バラエティ(仮)」での大会で激走を繰り広げたミニ四駆や、計97名のライバーによる手描きのオリジナル短歌を集めた「にじさんじ百人一首」書道、写真、イラストなどをもう一度見ることができる。

ただし、ライバーの私物展示は無いようだ。また、「美術室」の展示物ではないが、「にじさんじフェス2025」で大人気だった黒井しばさんのぬいぐるみと犬小屋も豪華になって同じ部屋に展示されていた。

次の部屋には、「にじさんじフェス」名物、ライバーのスタンディが大集合。173体が一つの部屋にずらりと並んでいる光景は壮観だ。同じ部屋には、来場者限定のオリジナルスマホ壁紙をダウンロードできるQRコードも貼られている。QRコードはライバーごとに異なるのだが、ずらりと並ぶ173個のQRコードの中から推しを探すのは、なかなか大変。「にじさんじフェス」のTシャツの色ごとにまとまって並んでいるので、事前に推しライバーのTシャツの色を確認しておくことをオススメする。

最後の展示室にあるのは、ライバーが寄せ書きをしたフラッグ。一つ前の部屋には、タブレットが置かれておりライバーへのメッセージを書き込むと、そのメッセージがフラッグの上に重なって表示されるという面白い仕様だ。

展示室から出ると物販コーナーだが、そこには、不破湊さんの1st LIVEの衣装が展示。

また、「にじさんじフェス2023」で販売されたコラボメニューの一部を味わえるコラボカフェの中にも、さまざまなポスターが展示されている。コラボカフェとフードトラックのメニューも月替わりなので、ラインナップは「にじさんじフェス展」公式サイトで確認しよう。

今回が初めての開催となる「にじさんじフェス展」。実際に会場に入るまでは、いろいろな事情で「にじさんじフェス2025」の会場へ行けなかったファンをメインターゲットにした展覧会かと想像しており、現地取材している筆者は、「また同じ物を見る」ような感覚になると思っていたのだが、それは大間違い。

フェス会場ではじっくり見られなかったものを間近で見られたり、展示形態が変わっていたりすることで、新鮮な気持ちで楽しめる展覧会だった。フェス会場へ行ったかどうかは関係なく、「にじさんじフェス」に興味を抱くくらい「にじさんじ」が好きな人なら誰でも楽しめるだろう。筆者が特に楽しかったのは、着ぐるみの展示室。展示の仕方も、ロボットかサイボーグの開発室のような雰囲気で面白く、細部や背面などを間近でじっくり観察できたのが嬉しかった。

「にじさんじフェス展」の入場券は、「グッズ付き前売入場券(コラボカフェ利用権付き)」「グッズ付き前売入場券」「前売入場券」「当日券(現地販売のみ)」の4種類。4月の前売券は発売中で、5月分は4月6日(日)いっぱいまで先行抽選を受付中。開催期間は2か月とVTuberのイベントとしては長めだが、気になっていたのに油断をしていると、いつの間にか終わってしまうのが展覧会。この記事を読んで少しでも気になった人には、早めのスケジュールチェックをオススメする。


●開催概要
タイトル:にじさんじフェス展
開催期間:2025年4月2日(水)~2025年6月29日(日)
開館時間:平日10時~18時
     土日祝およびGW期間(2025年4月26日(土)~2025年5月6日(火))10時~20時
     ※2025年4月2日(水)~2025年4月4日(金)は10時~20時の開館
会場 :六本木ミュージアム(東京都港区六本木5丁目6-20)
アクセス:東京メトロ六本木駅より徒歩7分 麻布十番駅より徒歩10分
主催:ANYCOLOR株式会社、株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント


(TEXT by Daisuke Marumoto

関連リンク
にじさんじフェス展公式サイト
にじさんじフェス展チケット販売ページ(イープラス)
にじさんじ公式(X)